表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/797

地球は青かった

===移動===>ドーム1近郊ハイウェイ


「・・・」


「クルルー・・・」


ドームの外は・・・荒涼とした大地が続いていた。砂と岩山、そして目の前にはトラック10台が余裕で並んで走れそうな巨大道路が地平の果てまで続いていた。


おそらくこの道路がそのままドーム2に続いているんだろう。それはいいとして、周りはなぜか()()砂と岩山が延々と続いていて草の一本も生えていない。


そして辺りがやけに暗い。街中でも見たバスケットボールのようなロボットがあちこちにいて街灯のように光を出しているため、真っ暗と言うわけではないのだが、時刻的には昼過ぎにも関わらずやけに暗い。というかそもそも太陽が見当たらない。


極めつけは空だ。()()空には綺麗な星が見えるのだが、それよりも眼に入る青い星とその傍にある白い星だ。


「・・・もしかしてあれは地球か?あの白いのは月なのか?じゃあこの赤い大地はまさか・・・火星か!?」


そんなバカな!?第一、火星から地球や月が見えるなんて距離的にありえない。しかし、空に浮かぶ青い星は間違いなく・・・写真などでしか見たことが無いが・・・地球だ。となると俺がいるのは少なくとも地球とは別の星、もしくはスペースコロニーのような宇宙の人工物か?


・・・さすが【機甲界】。まさかいきなり地球外から始まるとは予想外だったぜ。


「・・・綺麗だなー、地球(仮)。やっぱり地球は青かったんだな。」


「クルルー。」


「おお、アーテル。・・・せっかくだからスクショを撮ろうぜ。」


俺とアーテルは地球をバックにスクショを撮る。後でアテナたちに自慢してやろ。


・・・ところでさっき冒険者ギルドの受付嬢さんがドーム1は【アースヴェルト帝国】とやらから一番遠い場所だと言ってたけど、この場合、どういう意味の一番遠いなんだろうか。今俺がたってる大地の上での話なのか、それともあの眼に見える星も含めて・・・?そういえば帝国の名前にアースって・・・。


うん、深くは考えない事にしよう。どうせこれから分かるだろうし。


それより、ここ、火星(仮)だが普通に大気も重力もある。月みたいに重力が6分の1みたいな事は無いみたいだ。ほぼ地球と変わりないが太陽だけが見えない。道沿いをウロチョロしているロボットのおかげで明かりはあるが、それが無かったら星明り以外何も無い真っ暗状態だったかもしれない。


剣も魔法も問題なく使える。アーテルも同じ。戦闘も問題なさそうだ。・・・良かった、宇宙服着なきゃいけないとかじゃなくて。・・・もしかしたら今後はあるかもしれんが。


「クルッ!クルッ!」


「ん?」


アーテルが騒いでいると思ったら巨大道路の先から何かが迫ってきていた。まあ、プレイヤーか【機械兵】とやらのどっちかだろうが・・・今回は後者のようだ。


【ヘリドロイド Lv.3】

小型化された無人戦闘ヘリ


【タンクドロイド Lv.3】

小型化された無人戦闘戦車


【マネキンドロイド Lv.5】

武器が使用できるよう調整された人型兵器


【看破】で見た説明文どおりの1.5メートル程度の武装したヘリコプターに戦車、あとはマシンガンを持ったマネキンだった。


あれが【機械兵】・・・つまりロボットだ。良いねぇ。SFっぽくなって来たぞ。唯一不満があるとすれば・・・レベルか。


「・・・まあいい。アーテルは空を飛んでる奴を頼む。」


「クルルー!」


【成体化】したアーテルが空を翔る。レベル差を考えてもあっちは心配ないだろう。俺も買ったばかりのエナジーブレードとエナジーマグナムを装備し、【機械兵】たちに突撃していった。


まずはエナジーブレードで攻撃。・・・うーん、実体剣じゃないからか妙な違和感があるな。手ごたえはあるんだが剣自体が軽いし、切れ味も微妙だ。・・・品質の問題かな。あとは・・・慣れるしかないな。


続いてエナジーマグナムを連射。実体のある弾丸ではなく光の弾が飛んでいく。こっちは拳銃と違って反動がほとんど無いな。撃ちやすくはあるんだが・・・あ、弾が出なくなった。EN切れか。ENが一度0%になると100%に自動回復するまで使えなくなるから注意だな。・・・弾丸数じゃなくENの%だから微妙に後何発撃てるか分かりにくいな。これも慣れるしかないな。


まあ、性能は大体分かったし、さっさと片付けようか!


・・・5分後


やはりレベル差によるステータスの開きはなんともしがたく、あっけなく【機械兵】たちを倒す事ができた。確かに銃やらミサイルやらを撃ってくるのは新鮮だったがそれだけだ。ミスリルゴーレムに比べたら防御力も紙みたいなもんだし、最初の街周辺ではこんなもんか。


「クルー♪」


「お、アーテル。そっちも終わったか。こっちも・・・ってまだいたか。」


よくみるとマネキンが一体残っていた。まあ、一体じゃあ大した・・・おや?なんか黒っぽいもやみたいなのが出てきたぞ?赤いコアっぽいものもあるしあれは・・・


「・・・ガティアス?」


そうモンスターに取り憑いてレベルを爆上げする謎のワールドエネミーじゃないですか。何でこんな所に?ってまさか・・・


「あー、やっぱりかー。」


【マネキンドロイド(ガティアス) Lv.45】

???????????????


はい、取り憑いちゃいました。ガティアスさんったらモンスターだけじゃなくて【機械兵】にまで取り憑くんすね。なんなのアイツ。


「なにもこんな時に出なくても・・・おわっ!」


殴りかかってきた。銃を持ってるのに。しかし、さっきより断然速くなってますよ。さすがに相手がLv.45じゃあ今の武器では歯がたたないので大剣に切り替える。


「なめんなよ。【俊天の疾走(アーク・アクセル)】!」


MPを消費し、超スピードで敵を翻弄し、


「【勇天の一撃(アーク・ストラッシュ)】!!」


BPを一気に使って最強の一撃で決める、だが・・・


「・・・チッ!やっぱ一撃じゃ無理か!アーテル、頼む!!」


「クルルー!!」


アーテルが時間を稼いでいる間に、BPポーションで回復し、再度特攻を仕掛けるのであった。


・・・10分後


「・・・ふぅー。やっと終わった。厄介過ぎんだろ、ガティアス。」


二回目の遭遇だが本当に厄介だ。もう2、3体出てたら即撤退してただろう。


「クルッ!」


「おう、お疲れアーテル。クッキーをやろう。」


「クルー♪」


それにしてもヴィオレから貰った戦闘服がいきなり役に立った。何度か攻撃を食らったがHPはそれほど減っていない。素晴らしい防御力だ。ヴィオレに感謝だな。それにガットが作る新装備にも期待できる。それがあればガティアス相手も楽になるだろう。


ちなみにエナジーバリアも試してみたが、あっさりパリーンと一撃で砕け散ってしまった。・・・まあ、レベル差があるからしょうがないんだがな。全方位防御は役に立つと思うんだがもっと性能を上げないと厳しいな。


あとはドロップ品だな。マネキンドロイドのパーツA、パーツB、パーツCみたいなパーツがほとんど。あとはヘリドロイドのコア、タンクドロイドのコア、マネキンドロイドのコアというのが手に入った。モンスターの魔石にあたる物らしく兵器作成に使えるそうだ。


ちなみに魔石を食べる事ができるアーテルだが、コアは食べれないらしい。まあ、機械の部品だから当たり前なんだけどね。食ったら腹壊しそうだ。


【機械兵】との初戦闘に関してはこんな所か。戦闘に関しては特に問題ないだろう。あとは、どこかで強力な兵器が欲しいところだが・・・先に進むしかないか。


「さて、このまま一気にドーム2に向かうか。アーテル、頼む。」


「クルッ!!」


任せろ!と言わんばかりに胸を張るアーテル。頼もしい奴だ。俺はアーテルの背に乗り、一気に巨大道路を駆け抜けていった。


作者のやる気とテンションを上げる為に


是非、評価をポチっとお願いします。


m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ