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【機甲界】へ

===移動===>大転移門


2時間ほど遊んだ所で解散し、いよいよ各自、自由行動となった。


そんな俺は早速【大転移門(ゲート)】に来ていた。目的地は【機甲界】、機械と科学の発展した世界である。色々考えたが今使っている拳銃の新調と新しい武器が欲しいとの結論に到ったためである。


なお、今回は他の連中と目的地が被らなかったため、俺一人で向かうことにした。


「クルッ!」ベシッ!ベシッ!


・・・失礼、俺とアーテルの一人と一体で向かうことにした。


「分かった、分かったって!・・・行くぞ、アーテル。」


「クルルー♪」


アーテルの定位置となってしまった俺の頭の上に乗っけて【大転移門(ゲート)】を潜るのであった。


===移動===>【機甲界】ドーム1


「おおー。」


「クルルー?」


大転移門(ゲート)】を抜けた先、そこは高層ビルが立ち並ぶ都市といった様子だった。しかもドームのように鉄の天井で街全体がすっぽり覆われていて空が見えない。時間的には昼なのだが、あたりを照らしていたのは太陽の明かりではなく、電灯の明かりだった。


近未来的、と言えばよいのか・・・【人間界】でしか見なかったような舗装された道路もあるし、車も走っている。あとはバスケットボールサイズの丸い物体・・・ロボットか?見たいなのがフワーっとそこらを飛び回っている。


あとは道行く人たちだな。俺と同じような格好の人たちはプレイヤーだろう。他にも人型ロボットみたいな人たちとか、手足が機械のサイボーグみたいな人たちまでいる。今までほぼ見たことが無いような人たちが多く中々新鮮である。


あ、なんか空飛ぶバイクみたいなのに乗ってる人がいる!あんなのまであるのか!?


「クルルルルー。」


アーテルも興味深げにあちこち見ているが理解できているのだろうか?・・・あの空飛ぶバイクは眷属じゃないぞ?君の仲間じゃないからね?形は確かに馬みたいだけど。


「とりあえず冒険者ギルドに行くか。後はどんなクラスがあるかだな。」


「クルッ!」


===移動===>冒険者ギルド


「いらっしゃいませ、ご用件はなんでしょうか?」


「おお!」


う、受付嬢が美少女アンドロイド、だと。しかも字面からは分からないだろうが、アンドロイドらしく若干抑揚の無い喋り方・・・このゲームの開発者・・・分かってるな。


「・・・どうなさいました?」


「ああ、いや、なんでもない。【機甲界】には初めて来たんで少し驚いただけだ。そうだな、どんなクエストがあるのかと、この世界で取得できるクラス、あとは武器なんかを教えてくれないか?」


「かしこまりました。まずはクエストについてですが帝国の【機械兵】の駆逐や素材の回収が主な任務となります。」


「帝国?【機械兵】?」


モンスターじゃないのか?


「はい、現在、【アースヴェルト帝国】が【機械兵】を使い、各地への支配と弾圧を繰り広げています。冒険者ギルドを始めとした各ギルドへも恭順を要求しておりますので、ほぼすべてのギルドが帝国と敵対しております。」


【アースヴェルト帝国】に【機械兵】か・・・。あれかな。よく映画なんかである機械に支配された国みたいな?・・・ところで()()すべてって所が気になるのは考えすぎか?


「ここ、ドーム1は【アースヴェルト帝国】から最も離れた場所にある都市です。故に帝国の詳細についてはあまり伝わってきていません。ドーム2以降の都市へ行けばより詳細な情報が分かるでしょう。」


まだ、この世界の入り口では詳しくは分からないってことか。まあ、それは今後のお楽しみってことだろうな。


クエストに関しては、ドーム1を攻撃しようと迫ってくる【機械兵】とやらの迎撃や、素材、この場合はパーツか?を拾ってくるなどがほとんどだ。何でもパーツから武器が作れるとか。


「ふむ、クエストについては分かった。クラスに関しては?」


「はい、こちらが各ギルドとショップの場所になります。詳しい説明に関しては直接伺った方が良いでしょう。」


と言って地図を渡された。若干ぶっきらぼうな気がするが言ってることはもっともだ。というわけで冒険者ギルドを後にし、各ギルドとショップをまわる事にした。


・・・


この街で取得できたクラスは以下の2つだった。


兵士(ソルジャー)

兵器の扱いに長けたクラス


機工士(エンジニア)

兵器開発を行う事ができるクラス


それに合わせてそれぞれ【兵器術 Lv.1】【兵器開発 Lv.1】のスキルを取得した。


あと【育成士(テイマー)ギルド】や【召喚士(サモナー)ギルド】が何故かあった。この世界でもモンスターがいるのかと聞いてみたところ、なんとこの世界のロボットも【眷属】に出来るため、なんだそうだ。


モンスターと違って【幻獣卵符】や【テイム】で眷属にするのではなく、パーツを集めて組み上げる必要があるらしいのだが、・・・うん、夢が広がるね。


そして今現在、俺たちはショップに来て武器を見ている。


「拳銃だけじゃない。マシンガン、ライフル、ショットガン・・・。手榴弾に閃光弾まで・・・」


うん、一種のミリタリーショップだよね。色んな種類の銃器や爆薬が並んでいますよ。しかも・・・


「こ、この剣の柄だけみたいなのは・・・まさかラ○トセー○ーやビー○ソードみたいな・・・」


【鑑定】で見てみると・・・


【エナジーブレード ☆2】

特性:ATK+5 MATK+5 属性:無 EN:100%

光のエネルギーを実体化させた剣


実際に持たせてもらうと確かに半透明の光の刃が柄からビュイーンと出てきた。そして鑑定文に今まで見たことの無い損傷度の変わりにENの文字。聞くところによるとこのENが0%になると刃が出なくなるらしい。ENは使用中はドンドン減っていって0%になると使用不能、使わなければ徐々に自動回復するらしい。まあ、兵器の場合の損傷度、ということかな。


他にもエナジースピア、エナジーマグナム、エナジーライフルなどエネルギー系の武器の数々が・・・ところで一つ疑問が。実弾系の銃とエネルギー系の銃が並んでいるがどっちかで良いのでは?と思うのだが店の人に聞いてみると敵の中には実弾系が効かなかったり、エネルギー系が効かなかったりするんだと。なので出来るだけ両方の武器を用意したほうが良いとのこと。


また、魔法が使えるならエネルギー系の武器の代わりになるとも教えてくれた。なるほどね。魔法系スキルのレベルが低いプレイヤーの救済になるってことかな。・・・おれのことだけど。


あと、防具。腕輪みたいなのがあるから何かと思ったらバリアが出た。全方位を覆う半透明の光の膜がビュインっと出てきた。防御力は鎧とかより低いらしいがエネルギー系の武器や魔法を防ぐには効果大だそうだ。


さらにエネルギー系の武器は自作すれば形を自由に変更できるらしい。エナジーブレードなら刀身を剣、刀、レイピア、ナイフなどなどに、バリアなら壁や盾の形などにできるとのこと。まあ、現状できるやつに心当たりが無いのだが。自分でやる?考えておこう。


さて、ここまで見て十分面白い物だったんだが、【機甲界】の最初の街の店売りなだけあってレアリティも効果も低いんだよなぁ。多分【アイゼンガルド】製の高品質な物ばかり見てきたから余計そう思うんだろうけどね。買うのは良いが戦力アップにはならなそうだ。


・・・まあ、買うだけ買っておこう。アテナたちも興味を示すかもしれないし。


とりあえず、エナジーマグナム、エナジーブレード、エナジーバリアバングルを買っておいた。値段はお手ごろなんだよね。


あと、さっき見た車やら空飛ぶバイクなんかも売っているのかと思ったら、それは次のドーム2で売ってるらしい。また、バスケットボールサイズの丸い物体は監視カメラを兼ねた巡回ロボットであれも買えるんだそうだ。ロボット凄いな。


「と、いうわけで早速ドーム2に行くぞー!」


「クルルー!」


さてはて、【機械兵】とやらはどんなもんかな?


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