今日は休み!
===ログイン===>【アークガルド】クランホーム
おはようこんにちこんばんは。
最初に言っておく!今日は休みだ!!
・・・いや、ゲームの中で何言ってんだって話だけどね?ここのところあっちこっち行きまくってたし、今日はゆっくり休もうってね?まあ、早い話自由行動っす。
「クルルー♪」
というわけでホームの庭でアーテルと遊んでいたりする。
噴水とベンチしかなかった庭も芝を敷き詰め、花壇を置き、さらにアーテルたちの遊び用にボールやらおもちゃやらも買ってしまった。・・・甘やかしすぎか?いや快適な環境は必要だろう、うん。
極めつけは屋敷のベランダに庭から見れるディスプレイモニターを取り付けてしまった。よく街中なんかで見られるようなCMなんかが流れる野外用の大画面モニター。現実ではありえないがゲームの中ではOK!今はリラックス効果の映像とBGMがまったりと流れている。俺たちがいないときはアニメや映画を見てたりするそうだ。・・・アーテルたちが。・・・やっぱり甘やかしすぎか?
まあ、俺たちも見たいもの見てるからいいよな。
「皆さーん!お茶が入りましたですー!」
アーニャがジュースやお菓子をいろいろ持ってきてくれた。アテナとアルマは買い物に出ているがすぐに戻ってくるそうだ。・・・結局一緒にいるじゃないかって?いいんだよ、自由に過ごせば。
「アルクさんは・・・というか【アークガルド】としては明日からどうするのです?」
アーニャが明日の予定を聞いている。真面目だねぇ。
「んん?基本自由だぞ?行きたいところ行けば良いし、暇なら他の奴に付き添ってもいい。ホームでだらけても良い。一日寝てても良い。」
ゲームの中に寝るっていうのは何の意味があるのか不明だが。精神的疲労の回復?
「・・・目標がないと途端に怠惰になってきたのです・・・」
うん、俺もそう思った。でも俺たちのクランのモットーは、やりたいことをやる、だから。・・・今考えたけど。
「アーニャにだってやりたいことがあるだろう?他のドラゴンの眷属を探したり、料理のレシピを増やしたり・・・」
「そうなのです!もっとドラゴンちゃんを増やしておいしい料理を作るのです!」
うんうん、ブレがなくてえらいぞアーニャ。・・・俺とは違って。
余談だがアーニャの料理は我がクランの貴重な収入源の一つになっている。基本、俺たちの収入はモンスターのドロップ品を売って得ているが、肉などのドロップ品はアーニャが料理に変えて売り出している。味も勿論良いのだが、強化効果も高い。なので中々強気な値段にしても直ぐに売り切れる。Lv.30超えのモンスターの素材なんかも良い値段で売れるのだが、アーニャの料理はさらにその上を行く。
まあ、高すぎると売れないし、安すぎると他の料理が売れなくなるので、値段にかんしては【インフォガルド】、というかラングやロゼさんに相談して決めている。報酬はカレー一杯。・・・安いと見るべきかお手軽と見るべきか・・・気持ちは分かると言っておこう。
そうそう、料理は匿名で売っているのだが、ラングの話では一部のプレイヤーが、一体誰が!?と言う感じでアーニャを探そうとしているらしい。無論、匿名なのでばれることは無いのだが、もしばれたら大手クランからの引き抜きがあるかもとのことだ。
アーニャ本人にもその話をしたのだが、本人曰く、「【アークガルド】を離れる気は無いのです!!」だそうだ。もうアーニャに足を向けて寝れないね。・・・寝たこと無いけど。
話が逸れたが、俺の次の行動はどうしようか。候補としては・・・
・【武術界】の第4の街へ向かう
・【武術界】の他の街へ向かう
・武術系のスキルを極める
・武術系のクラスを増やす
・【魔法界】の第4の街へ向かう
・【魔法界】の他の街へ向かう
・魔法系のスキルを極める
・魔法系のクラスを増やす
・【幻獣界】のエリア4へ向かう
・新しい眷属を探す
・素材を集めて新しい武器を作る
・ダンジョンを攻略する
・【機甲界】へ向かう
・【精霊界】へ向かう
・【神仏界】へ向かう
・イベントを消化して回る
・レイドに挑戦する
etc、etc
・・・選択肢多いなぁ、うん。選択肢多い。
このゲーム、基本好き勝手自由に過ごせ、のゲームだから、RPGみたいにこれが終わったら次はあれ、みたいなのがないんだよね。どれをやりたいかと言われれば全部やりたい、になってしまうから単純に順番だけなんだけどね。
ヴィオレとガットの装備が完成するのを待つ、というのもあるが・・・ありえないな。退屈で俺が死ぬ。
「たっだいまー!」「ただいま戻りました。」
おっとアテナとアルマが帰ってきた。
「何してんのー?」
「お茶してる。」
というわけで二人も加わってお茶会(ジュースとお菓子でくっちゃべってるだけ)である。
「二人は明日からの予定は決めてあるのか?」
「私は【魔法界】で魔族側の第4の街へ進みたいと思います。新しい魔法が手に入るかもしれませんしね。」
アルマは新しい魔法を求めて先に進むようだ。・・・現状の【凍結魔法】でも恐ろしいのに更なる魔法を覚えようとは・・・ガクガク(((;゜Д゜)))ブルブル
「私も【魔法界】で人間側の第4の街かなぁ。あ、でも新しい眷属にも興味があるし【幻獣界】にも行こうかな。」
アテナは新しい魔法と眷属を探すそうだ。お前には【爆発魔法】が以下略
なお、今話しにあった第4の街だが、ややこしい話だが【魔法界】の第4の街は二つある。魔族側ではより強力な属性魔法を、人間側では回復や浄化などの神官系の魔法を覚えていくらしい。どちらに進むかは本人次第。まあ、両方行く事も出来るらしいから大した問題じゃないっぽいが。単に時間と手間が掛かると言うだけだ。
「あ、アーニャも【幻獣界】に行くのです!時間があったら一緒に行くのです!」
アーニャはアテナと一緒に行くようだ。アーニャもLv.40超えになった事で【幻獣界】のエリア4に行く事が出来るようになったが、エリア4はラングやガットも手こずっているエリアらしいし、モンスターも強力らしいから、戦力は多いほうが良いだろう。
「アルクは?どうするの?」
「んー?まだ決めかねているな。行きたいところから行くのは決まっているんだが、行きたい所ばっかりだからなぁ。まあ、適当に決めるよ。所で二人は何を買って来たんだ。」
・・・おや、どうしたんですかアテナさんにアルマさん?何でそんなニヤニヤしているんですか?
「・・・そうね。じゃあ、早速、買ってきたものを試してみましょう!」
・・・試す?そう言って連れて来られたのはホームの地下、大浴場がある場所だった。・・・おや?扉が増えている?ここは大浴場と練習場への扉しかなかったはずだが?
「さあ、皆さん、水着に着替えて入りましょう!」
・・・水着?
・・・
・・・なんていうことでしょう。何も無かった地下空間がスパリゾートに変わっているじゃあーりませんか。温水プール、ジャグジー、サウナまで・・・レジャーランドかここは。
「・・・これは?」
「ホームの拡張機能の一つよ。見つけたときから買いたいねー、ってアルマやアーニャと相談してたのよ。」
・・・なんで俺には相談が無いんだ?・・・ああ、俺が大浴場の相談をしたのがラングやガットだからか。なんかすいません。
「ほら、これならアルクだって一緒に遊べるでしょう?」
昨日まで散々海に潜ってたけどな、なんて野暮な事は言わない。素直に女性陣の気遣いに感謝しよう。
この日は一日、スパリゾート施設で遊んで過ごしたのだった。
・・・本当に珍しく平和な一日だった。
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