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アクセサリー職人?

「そういえばお主ら、アクセサリーはどうするんじゃ?」


「アク・・セサリー?」


「うむ、武器や防具も良いがアクセサリーも有用じゃぞ?というよりお主らのレベルでアクセサリー無しなんぞありえんじゃろ。」


そういえば読者の皆さんもすっかり忘れているかもしれないが俺が【勇気のハチガネ】を付けてるくらいで他は誰も付けていないな。


「なるほど、確かにそうですね。ではこのお店で少し見ていきましょうか?」


アクセサリーねぇ。確かに何時かはと思っていたから丁度いいかもしれない。・・・でもここの店高いんだよなぁ。効果があるのは間違いないんだが。


「ふむ。ならうちの職人を呼んでやるとしよう。オーダーメイドも受け付けておるから素材次第では何でも作ってくれるぞい。・・・あやつに気に入られればな。」


・・・ああ、気に入った奴にしか作らないタイプの職人か。まあ、ゲームの中だしそういう奴もいるだろう。・・・ガットはなんで苦虫を噛み潰したような顔しながら【メニュー】を開いてんだ?


ホームの中にいたのか、その人は直ぐに姿を現した。


「あら~ん、ガット!お呼ばれして参上したわよ~ん。」


謎の口調でガットに話しかけるその人は見た目普通の【人間】に見える、見えるのだが・・・。


「あいかわらずうっとおしいのう、ヒューナス。おぬしに客だ。」


ヒューナスと呼ばれたその人は視線を俺たちへと向ける。・・・なんなんだ、この背筋がびくびくする感覚は・・・。


「あらあら~ん!美男美女に可愛らしい子がいるじゃな~い!!アタシ、ヒューナス!アクセサリー職人よ!よろしくね~ん!!」


・・・なんなんだ。この粘着するような奇妙な感覚は。


とりあえず現状をまとめよう。


1.目の前の人物はヒューナスというアクセサリー職人

2.何故かオネェ言葉だが、声が若干低い

3.化粧をしている模様、特に目立つ口紅

4.がっしりした体格で背も高い。

5.どうみても男


そう、その人はどう見ても男、いやオカマだった。


「よろしくなのです!ヒューナスさん!!」


アーニャよ。何でそんな普通に挨拶ができるんだ。


「あら~ん!元気がよくって可愛らしいわね~ん!抱きしめてあげたいくらいよ~ん!!」


・・・ほんとに抱きしめたらぶん殴るぞ。


というか意味がわからない。このゲームではリアルで男性でも女性キャラでプレイできるはずだ。なぜわざわざ男性キャラにした上でオネェキャラなんだ。・・・いや待てよ?リアルが男性とは限らないのか?リアルでは女性で男性キャラにした上で女装・・・わけ分からんな。


駄目だ。深く考えるな。人それぞれ、それでいいじゃないか!!


「ど、どうもヨロシクお願いします、ヒューナスさん。アルクです。」


「あら~、イケメンじゃな~い!是非ヨロシクされたいわ~ん!!」


・・・


「ブヘラッ!!」


「アルク!?」「いきなり殴らなくても!?」


・・・はッ!?俺は今何を!?無意識に殴ってしまったのか!?しかし、どこかスッキリしたのは何故だ!?


「・・・フフフ、強烈ね~ん。ますますタイプだわ~ん。」


・・・


「アルク!?」「剣は!剣は駄目ですよ!?」


・・・はッ!?俺は今何を!?無意識に大剣を取り出していたのか!?しかし、このまま切り捨てようと思ってしまうのは何故だ!?


「・・・まあ、落ち着けアルク。こやつはこういう奴なのじゃ。腕は確かじゃから許してやれ。」


・・・そうか、ガットにとってもクランメンバーなんだよな。仕方が無い。


「・・・分かったよ・・・」


「あら~ん!ガットちゃん優しい!!今日はヴィオレちゃんに変わってアタシが・・・」


「アルク、やっぱコイツ斬って良いぞ。」


・・・嫌だよ、自分でやれ。・・・そしてお前ヴィオレと何してんの?


「あらあら~ん、話が逸れちゃったわね~ん。そっちのお二人は?」


「あ、はい!アルマです。」「アテナよ。」


「ん~!こっちも綺麗!!アタシのアクセサリーがより一層輝きそうだわ~ん!!」


・・・うざいなコイツ。見た目も性格も口調も。見た目?キラキラしたアクセサリーをたーっくさん着けてる男だ。もう一度言う、男だ。格好はキャバ嬢みたいに見えるが・・・男だ。


「ふむふむ、それじゃあ今日はアルクちゃんたちに似合うアクセサリーを見繕えば良いのね~ん!」


おおう、ちゃん付けされるなんて人生初めてだ。なんだろう、この悪寒は・・・


というかコイツに見繕ってもらうって不安しか無いんだが・・・


「そういうことじゃ。じゃ、後は任せたぞい!」


そう言って奥に引っ込んでいくガット。・・・逃げやがったな。


まあ、仕方ないとばかりにヒューナスとやらに任せたのだが、さすが【アイゼンガルド】の職人と言うべきか、確かにアクセサリーについて詳しく、色々説明してくれた。


「アクセサリーは基本的には武器や防具と同じ素材でできるわ~ん。でも逆にアクセサリーだけで使える素材があるのよ~ん。それは【宝石】よ~ん。【宝石】を使ったアクセサリーは通常のアクセサリーより何倍も効果があるのよ~ん。」


【宝石】か。俺たちはまだ入手したことが無い素材だな。どこで手に入るかと聞けば・・・


「基本的にはレイド報酬だったり、イベント報酬だったりするわ~ん。稀に~、マーケットなんかで売られてたりするけど~ん。どんなに高値でも直ぐに売切れてしまうわ~ん。」


逆に言えば一攫千金のチャンスのようにも聞こえるな。まあ、宝石なんだからある意味そうなんだろうけど。


「確かに、店に並んでいる宝石付きのアクセサリーも中々いい値段しますね。普通に高級な武器や防具と同じくらいの値段ですね。」


「そうねぇ~ん。その代わり効果は折り紙付きよ~ん。例えば・・・これなんてどうかしら~ん?」


ヒューナスが見せてきたのは青い宝石のペンダントだった。【鑑定】で見てみる。


【サファイア・ピアス ☆10】

特性:DEF+20 MDEF+20 HP自動回復(小) MP自動回復(小) 属性:氷 損傷度:0%

慈愛と誠実の想いが込められたサファイアのピアス。

製作者:アイゼンガルド:ヒューナス 転売不可


おお、これ一個でも並みの防具よりも数値が高い。しかも自動回復とか・・・確かに有用だな。


「【宝石】は数が少ないからね~ん。もし見つけたら是非売って欲しいわ~ん。オーダーメイドも可能よ~ん。」


ふむ、これは確かにアクセサリーも考えといた方が良いな。・・・高いけど。


せっかくなので一品ずつ(予算の都合で)アクセサリーを購入した。


アルマは先ほどの【サファイア・ピアス】を購入した。蒼い宝石の付いたピアスは確かに蒼い眼と髪のアルマには良く似合うと思うが・・・色で決めたんじゃないよね?


アテナが購入したのはこれ。


【ルビー・ピアス ☆10】

特性:MATK+20 MDEF+20 HP自動回復(小) MP自動回復(小) 属性:炎 損傷度:0%

情熱と魅力の想いが込められたルビーのピアス。

製作者:アイゼンガルド:ヒューナス 転売不可


こっちも紅い宝石のピアスだ。・・・やっぱり色であわせてる?似合うけど。


アーニャはこれ。


【オパール・ネックレス】

特性:HP自動回復(小) MP自動回復(小) LP自動回復(小) 属性:光 損傷度:0%

創造と幸運の想いが込められたオパールのネックレス。

製作者:アイゼンガルド:ヒューナス 転売不可


黒っぽい半透明のオパールのネックレスだ。創造と幸運って料理とドラゴンの眷属のことだろうか?アーニャにぴったりか。


そして俺はこれ。


【クリスタル・ペンダント】

特性:ATK+20 SPD+20 BP自動回復(小) MP自動回復(小) 属性:無 損傷度:0%

自由と運命の想いが込められたクリスタルのペンダント。

製作者:アイゼンガルド:ヒューナス 転売不可


綺麗な透明のクリスタルのペンダントだ。正直効果が俺にドンピシャだと思う。アクセサリーはまだ付けられるから、これからも増やして行きたいね。


「あら~ん!高いやつがこんなに売れたのは久しぶりだわ~ん。また来てね~ん!!」


キャラに問題はあったが意外と真面目に説明してくれたヒューナスに感謝しつつ俺たちはホームに戻った。


さあ、帰ったら素材集め終了記念のパーティだ!!


===ログアウト===>おつかれさまでした。



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