表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/797

【眷属】たちの実力

===ログイン===>【アークガルド】クランホーム


おはようこんにちこんばんは。


「さてこれから素材集めとレベリングを兼ねていくわけだが、その前にアーニャに二つ質問がある。」


「ほえ?質問なのですか?」


「ああ、一つは【武術界】や【魔法界】の街に行ったことはあるか?」


「ないのです!!」


ああ、やっぱり。でも胸張っていうことじゃないからね。


「となるとやはり各世界の第一の街から順に回るのが順当だな。で、もう一つの質問だけどブランの種族レベルの割りにスキルレベルが高くないのは魔石を食べさせたレベリングのせいかな?」


「キュイ?」


当のブランが首を傾げている。


「多分そうなのだと思います。魔石によるレベルアップは種族レベルだけでスキルのレベルは上がらないのです。」


ふむ、やはりそうか。スキルのレベルを上げるには真っ当にそのスキルを使う必要があるわけだ。


「うん、これで方針を決まった。まずは移動をメインにしつつレベリングだ。最初に【武術界】の第一の街から順に第二、第三の街に向かいつつ、道中でレベリングを行う。ついでに各街でのスキルやクラスの取得もな。第三の街までたどり着いたら、今度は【魔法界】の第一から第三の街に向かう。この時点で【眷属】たちのレベルが20~30になっているのが目標かな。なっていないようなら今度は【幻獣界】のエリア1、2を回る。

 

 レベル30にまでなったら素材集め開始だ。【幻獣界】のエリア3でモンスター素材を集めつつまずは服の素材をゲットする。次に【武術界】、【魔法界】で採掘、最後に【人間界】の海底神殿ダンジョンでミスリルの採掘を行う。


 以上、こんな感じで行こうと思うがどうだろう、質問は?」


アテナとアルマが手を挙げた。


「はい、アテナから。」


「それって4人全員で一緒に行動するの?パーティ編成は?」


おっとその説明がまだだった。


「4人全員が行った事が無い街を回るからな。【転移装置(ポータル)】は各個人が行った事のある街にしか使用できないからばらけて行動する意味が無い。服の素材、採掘なんかはばらけて同時並行で進めてもいいけど、それまでは4人一緒でいいだろう。パーティに関しては【眷属】まで含めると6人オーバーだから2パーティで2人と2体、2人と3体に分かれる。編成は現場で決めよう。」


「わかったわ。」


どうやら納得してくれたようだ。


「はい、次アルマ。」


「【眷属】たちのレベルを上げるなら先に【幻獣界】のエリア3を回ったほうが早いのではないのですか?直接は無理でも私達がパーティを組んで倒せば【眷属】たちにも大量の経験値が入るんですよね?」


「うむ、パワーレベリングってやつだな。それは俺も考えたんだが、そこでアーニャに質問した魔石によるレベリングの話が出てくる。」


「あ、スキルレベルですか?」


「そう、パワーレベリングじゃあ種族レベルだけ上がってもスキルのレベルが上がらない。まあ、種族レベルが上がってからスキルのレベルを上げていってもいいんだろうけど現状それをやる意味はあんまりない。どっちかというと種族もスキルも一緒にレベルを上げたほうが効率的だと思う。」


「なるほど、わかりました。」


こっちも納得してくれたようだ。


「そうそう、【眷属】もそうだけど自分達のクラスやスキルのレベリングも忘れずにな。さすがにそこまではいちいち指図しないんで自分で考えるように。ちなみに俺は【育成士(テイマー)】のクラスを剣と銃以外のスキルのレベリングも併せてやる予定だ。おっと、アーニャにはガットの作った盾を渡しておく。」


「あ、ありがとうございますなのです!!ヴィオレさんからも戦闘服をもらったので万全なのです!!」


・・・何時の間に?聞くと今朝のうちに【桃衣の戦闘服】を貰ってきたらしい。というかヴィオレ、一晩で仕上げてきたのか。そういえばアテナやアルマのときもそうだったっけ?徹夜したんだろうか。


そういえばガットの奴が、本気になったアヤツは誰にも止められん、とか言ってたな。お前が止めろよ、と言いたいが・・・無理なんだろうなぁ。


「よし、それじゃあ行こうか。」


冒険のたびに出発だ!!なんてね。


===移動===>【武術界】第一の街ファスト


「江戸の街並みなのです!!」


「キュイー!」「キュアー!」


初めて来る街にアーニャ、とその【眷属】たちがはしゃいでいる。・・・ドラゴンズが目立ってるから騒がしくしないで欲しい。


「じゃあ一時解散して各ギルドに行くか。新しいスキルやクエストがあるかもしれない。アーニャはギルド登録な。」


「はいなのです。」「わかったわ。」「わかりました。」


というわけで俺とアーテルは【剣士(セイバー)ギルド】から順にまわる事にする。


「クールルー♪」


・・・どうでもいいがアーテルは俺の頭に乗っかって、いやへばりついている。どうもそこが気に入ったらしいが出来れば自分で歩くか飛ぶかしてほしい。せめて肩とかに乗ってほしい。


「・・・?」


その時、一人の男とすれ違った。少し歩いた所で振り返る。相手の男も同様に振り返っていた。


真っ白だ。長い髪も肌も服も何もかもが白い。サングラスをかけているがそれまで白い。上から下まで何もかも真っ白だ。そしてサングラスで目線は分からないが明らかに俺を見ている。


(・・・強いな)


ほとんど直感だったが確実に分かった。体捌き、足運び、何気ない動作。わずかな挙動からでも分かる。今の俺では到底太刀打ちできないと。


「クルル?」


どうしたの?と言わんばかりに鳴くアーテル。その声に時間が動き出したように俺は前を向いて歩き出した。相手の男も同様に去っていく。


「・・・やっぱり面白いな、このゲーム。」


「クールー?」


頭の上のアーテルを撫でながら考える。あんな強そうな奴もいるとはな。ますますやる気が溢れてくる。


「もっともっと鍛えないとな。俺もアーテルも。」


「クルル!!」


任せなさい!!と言わんばかりに張り切るアーテルに思わず笑ってしまった。


・・・


===移動===>ファスト近郊 フィールドエリア


ギルドには立ち寄った。クラスもスキルも確認した。アイテムも購入した。第二の街への行き方も聞いておいた。準備にぬかりなし!!出発準備OK!!


「さて第二の街セカッドは西の街道沿いに2時間ほど行ったところにあるらしい。さー皆さん準備は良いですかー?」


「「「はーい!!」」」


「クルルー!!」「がーお!!」「ピュイー!!」「キュイ!!」「キュア!!」


うむ元気があって大変よろしい!!


「はい、しゅっぱーつ!!」


という俺らしくないまるでピクニックに行くようなノリでで歩き始める俺たちなのであった。いやこれは俺のせいではない。アーテルたちがかわいすぎるからいけないんだ。だから散歩するみたいなノリになっているんだ。決してテンションが上がっているわけではない、うん。


ちなみにパーティ編成は俺、アテナ、アーテル、レオーネとアルマ、アーニャ、フィオレ、ブラン、ノワールの2組になった。特に組み合わせに意味はない。今回のメインは【眷属】たちだしな。・・・今気づいたけど前衛専門が【眷属】を除いて俺しかいないな。【眷属】抜きだとバランスの悪いパーティだ。今後の課題かな。


なんて考えながら歩いていると早速・・・


「あ、バケネコなのです!!」


見るといつぞやのバケネコが10匹ほど現れた。・・・いきなり大量だな。パーティを組んでるせいか?なんにせよ丁度良い。


「早速出番だ!アーテル!」「クールルー!!」


「お願いね!レオーネ!」「がお!!」


「気をつけてね!フィオレ!」「ピュイー!!」


「行くのです、ブランちゃん、ノワールちゃん!!」「キュイ!!」「キュア!!」


さてブラン以外は初めての戦闘だ。さてどうな・・・もう終わっちゃったよ。


アーテルはバケネコの一匹を前蹴り一発でKO、そのままもう一匹を後ろ蹴りでKOした。つまりワンパン。


レオーネもバケネコの一匹に突進していきがぶりと噛み付きKO、さらに勢いのまま前足の爪でもう一匹を切り裂いた。


フィオレは上空からの急降下で嘴を一突き。再度上空に上がってもう一突き。それでバケネコ2匹を秒殺した。


ブランはさすがにレベルが違うからだろう。【成体化】せずに小さいままの姿のパンチ2発でバケネコ2匹をやっつけた。


ノワールはその長い体を一直線に伸ばして突撃、頭突きというべきなのかそのまま縦に並んだバケネコ2匹を貫通した。


「「「「・・・・・・」」」」


「クールルー♪」「がーお♪」「ピュイー♪」「キュイー♪」「キュアー♪」


唖然とする俺たちを他所に【眷属】たちは初戦闘の初勝利を喜んでいるようだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 途中までしか読んでないけど、なんで主人公のクランは女ばかりなんだ?きもい
2019/12/22 09:56 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ