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新たな仲間

「やったのです、アルクさん!!すごいのです!!」


「キュイキュイ!!」


おっとアーニャとブランもいたんだった。恥ずかしい所を見せてしまったぜ。


「おう。二人のおかげだ。感謝感謝。」


「そんな事ないのです。ほとんどアルクさんが頑張ってたのです。」


「キュイー。」


いやそんな事は無いと思うんだけどな。


「んー、じゃあみんなの勝利ってことで。」


俺は手を挙げる。


「イエーイ、なのです!!」「キュイイー!!」


二人も手を合わせてハイタッチを決める。さて、そろそろ大分回復したな。


「よっと、さてさて今度こそ念願の卵を手に入れたぞ。」


さっそく魔龍ペガサスの卵を【鑑定】してみる。


【幻獣の卵(???) ☆13】

魔龍の力を取り込んだ天馬の卵、何が産まれるかは未知数


・・・おや?何が産まれるかは未知数?しかも☆13という初めて見るレアリティが出てきたぞ。


「・・・アーニャ、君がさっき手に入れた卵を【鑑定】させてくれないか?」


「?はい、なのです。」


快く卵を差し出してくれたアーニャに失礼して【鑑定】を行う。


【幻獣の卵(黒龍種) ☆10】

魔の呪いから解き放たれた黒龍の卵


こっちはちゃんと出てくるな。何が産まれるかわからない場合もあるのか。いや、逆に考えればさっきの黒い影みたいな魔龍ペガサスがそのまま産まれてくるわけじゃないってことか?まあ、楽しみにしてよう。


「レアリティに差があるんだが・・・」


「気にしなくていいのです。アーニャはドラゴンが欲しかったのであってレアな【眷属】が欲しかったわけではないのです。」


「キュイキュイ!!」


まあ確かに☆13のほうはドラゴンが産まれるとは限らないからな。そう言うことなら遠慮なく貰っておこう。


「・・・わかった。それじゃ戻るか。いい加減疲れたし。」


「賛成なのです。」


「キュイー!」


===移動===>エリア3 ドライフォレストの池


「ふー、やっと地上に戻ってこられたのです!!」


「キュイー!」


ホントだぜ。実際には1時間程度しか経っていないけど、大変な思いをしたせいかもう何時間も地下にいたように感じる。久々・・・な気がする地上の空気に思わず両手を上げて伸びをしてしま・・・う?


「何だあれ?」


丁度目線がいった先になにか見える。


「あれは・・・氷で出来た山?あんなのあったっけ?」


「いえ、このエリアにそんな場所はないのです。あれは・・・岩山がある辺りなのです。」


岩山・・・たしかアルマの行った辺りだよな。


「あの辺りってあんな氷属性の魔法を使うモンスターが出るのか?」


「そんな事はないのです。あの辺りに出るのは火属性のモンスターだったはずなのです。」


ということはあれをやったのはプレイヤー・・・まさかアルマが?・・・見なかったことにしよう。


「いやーそれにしても空気がおいしいなー・・・あ?」


反対側を向いて背を伸ばそうとした俺の眼にまたまた飛び込んでくるものがあった。


「あっちは草原のあるほうなのです。黒い煙がもくもくと立ち込めているのです。」


アーニャのいうとおり遠くのほうで黒い煙が立ち込めているのが見える。・・・草原は確かアテナが行ったんだったな。


「・・・よく分からんものは置いといて【転移装置(ポータル)】まで戻るか。」


「わかりましたなのです。」


「キュイ!」


一応メールでアテナとアルマに、『我、目的を達成せり、【転移装置(ポータル)】に帰還中』とメールを送っておいた。すると二人から『Me too』という返事が返ってきた。どうやら無事に合流できそうだ。・・・しっかしノリの悪い二人である。せっかく軍隊式に連絡したのに。


===移動===>エリア3【転移装置(ポータル)


「どうしてアーニャちゃんが?」


・・・第一声がそれですかアテナさん。せめて無事?とか大丈夫?とかの気遣いはないんですか?


「実はかくかくしかじかなんだ。」


「かくかくしかじかではわかりませんよ・・・」


なんと、察しの悪いアルマである。ラングなら多分これで伝わるぞ。・・・いや、それはアイツの方が異常なのか。


「森の中で遭遇、アーニャがモンスターに攫われる、決死の救出作戦を展開、無事に帰還。アーユーOK?」


「「おーけー、おーけー。」」


・・・なんか二人の俺に扱いが雑になった気がする。気のせいか。え?俺のせい?何のことだ?


「そう、大変だったねアーニャちゃん。ブランちゃんも。」


急に優しそうな声を出してどうしたんだアテナ。母性に目覚めたのか?


「そんな事ないのです。アルクさんのおかげで念願の卵を手に入れたのです。」


「キュイキュイ!!」


アーニャもブランも嬉しそうだ。うんうん、やっぱり人間素直が一番。あ、ブランはドラゴンだった。


「へぇー、良かったですね!アーニャちゃん!それで何のモンスターの卵なんですか?」


「ドラゴンなのです!!」


「「・・・」」


どういうこと?という顔をこちらを見つめてくる。美女二人の視線を独り占め、なのに嬉しくないのは何故だろう?仕方なくこちらであったことを説明してやった。


・・・


「そんな事があったのですね。それはお疲れ様でした。」


うむ、もっとねぎらうが良いぞ。


「それで手に入れたのが☆13の卵なのね。・・・負けたわ。私の手に入れた卵が一番だと思ったのに。」


「ふむ、そういえばお前達の戦果は?」


「勿論手に入れました。これです。」


「私のはこれよ!」


二人が【幻獣の卵】を見せてきたので【鑑定】で確かめる。まずはアルマの卵から。


【幻獣の卵(不死鳥種) ☆10】

険しい岩山の頂に生息する不死鳥の卵


・・・続いてアテナ。


【幻獣の卵(金獅子種) ☆10】

広大な草原を支配する黄金の獅子の卵


・・・色々ツッコミたいが・・・、


「・・・あー、二人とも解説をよろしく。」


「私のほうはいわゆるフェニックスですね。すごい強敵で新しく取得した【氷結魔法】が無ければ負けていました。」


「私のほうはライオンね。すばしっこく中々倒せなかったけど、【爆発魔法】を使って何とか倒せたわ!」


・・・やっぱあの氷と煙はおまえらか!!二人ともべヒーモス戦で手に入れた【スキル獲得券(チケット)】で強力なスキルを手にしたらしい。まあ、俺もだけど。


「お二人とも凄いのです!!どっちもアーニャとブランちゃんでも勝てなかったモンスターなのです!」


そうなのか。まあ、レアリティからいっても黒龍と同等の強さなんだろうな。


余談だが後でラングに聞いたところ、二人が卵にしたモンスターはエリア3の中でもトップ3に入る強さのモンスターだったらしい。さらにちなみにトップ3の残りは森の奥に生息する虫系モンスターなのだそうだ。


「それじゃあ【ホーム】に戻ろうか。アーニャはどうする?」


「はいなのです!念願のドラゴンの卵が手に入ったので次の目標に向かって頑張るのです!!」


「次の目標?」


はて?その卵を孵化させるんじゃないのか?


「はい!【ホーム】を手に入れるのです!!」


・・・ずっこけそうになった。


「・・・はい?」


「アーニャちゃん、【ホーム】を持っていないのに【眷族】を持っているのですか!?」


確か【眷族】はホームが無いと入手できないんじゃあ?確か【眷族】の待機場所が【ホーム】になるとか何とか。


「【眷属】は一体までなら【ホーム】が無くても手に入るのです。でもその場合【ホーム】を手に入れるまでは【幻獣界】からは出られなくなってしまうのです!!」


え?じゃあブランが【眷属】になってからずっと【幻獣界】にいるの?っていうかそれなら先に【ホーム】を手に入れるべきだろ!!


「アーニャの戦闘力はゴミなので一人で資金稼ぎは厳しいのです!!」


威張っていうことか!!


「えーっと、じゃあどこかのクランには?」


「所属していないのです!以前とあるクランに入ろうとしたのですが、弱そうだからって断られたのです。でもブランちゃんが産まれてから、手のひらを返してクランに入るよう誘ってきたのです。頭にきたのでクランにはもう所属したくないのです!!」


・・・おー、それはむかつくな。俺だってそう思うわ。人間不信になりそう。


「アーニャはカッコいいペッ・・・【眷属】とかわいい【眷族】に囲まれて面白おかしく暮らしていければいいのです!!」


「キュイー。」


今ペットって言おうとしたな。そこまで言い切るのはアッパレな気がするがブラン君も呆れ気味だぞ。


「・・・素晴らしい!!素晴らしいです!!アーニャさん!!!」


これこれ、何を興奮しているんですかアルマさん?


「アルクさん!!」


こっち見んな。


「是非アーニャさんに協力してあげましょう!!」


何言ってんのコイツ。


「・・・アーニャをクランに入れろってのか?」


「そうです。元々私達のクランはソロの集まりで3人しかいません!勧誘避けのクランでもあるのですからアーニャさんが入っても問題ないと思います!!」


「本音は?」


「私も夢のペットライフを!!!」


コイツ・・・ペットって言いきりおった。いやでも本人がもうクランは嫌だって・・・。


「アーニャたちが入っても良いのですか?」


「キュイイ?」


・・・そんなウルウルした眼で俺を見ないでくれ。どうやら俺たちはアーニャの信用を得られるぐらいには人望があったようだ。まあ、俺も助けられたしお互い様だけど。


アテナを見てみる。コクリ、と頷いた。


「よかろう!!我らがクラン【アークガルド】は君達を歓迎しよう!!!」


「はい!よろしくお願いしますです!!」


「キュイイー!!」


こうして俺たちに新たな仲間が加わったとさ。めでたし、めでたし。


おまけ 某掲示板より抜粋


164:名無し

なんか今日エリア3のモンスター少なくネ?


165:名無し

あー、多分誰かが狩りまくったんだと思う。

高レベルのプレイヤーが来てたりするとたまにこういうことがある。

すぐ復活するからチョイ待ち。(。・_・。)ノ


166:名無し

レベル30帯のエリアなのに蹂躙できるプレイヤーがいるのか。


167:名無し

蹂躙っていうな(笑)


168:名無し

正確にはパーティだろ?

さすがに一人じゃきび


169:名無し

どした?


170:名無し

すまん、なんかデッカイ爆発があってフリーズしてた。


171:名無し

爆発?


172:名無し

キノコ雲が上がってるぞ。


173:名無し

確認、マジだ。


174:名無し

誰かド派手な魔法使かったんじゃない?

(∩。・o・。)っ....


175:名無し

マジか。あんな魔法もあるのか。


176:名無し

高レベルになるとあるらしいよ?

俺にはまだ雲の上の話だけど(´゜д゜`)


177:名無し

なあ、俺今岩山の辺りにいるんだけど、

あたり一面凍りついてるんだけどこんな演出あったっけ?


178:名無し

岩山は岩山だったはずだけど?


179:名無し

たぶんそれも誰かの魔法。


180:名無し

今日のエリア3はどうなってんだ。

(゜∀゜)



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― 新着の感想 ―
[一言] 全部PSって思えば違和感ない。コレデヨシ。女の子2人には生まれつきVRの適性があったってことで
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