クエストクリア
『カラミティモンスター べヒーモスの討伐に成功しました。』
「「「「「うぉおおおおおおお!!!!」」」」」
アナウンスと共に響き渡る雄叫び。みんながみんな勝利を喜んでいた。と、そこに再びアナウンスが。
『緊急レイドクエストをクリアしました。
参加者全員に100万Gを贈呈します。
初回クリア対象者にSP10を贈呈します。
初回クリア対象者に称号【べヒーモスの討伐者】を贈呈します。
クリア報酬を【収納箱】に転送しました。』
「すげぇ、100万Gだってよ!!」「やった初称号ゲット!」「おい!何が手に入ったか確認だ!」
みんな大興奮だった俺もだけど。
「やったわね!アルク!」「やりましたね!アルクさん!」
アテナとアルマも勝利を喜んでいる。俺もだけど。と、そこに【メニュー】にメールが。
『緊急レイドクエストクリアおめでとうございます。べヒーモス討伐クエストの初めてのトリガーになった【アークガルド】と【ディアボロス】の皆さんには称号【べヒーモスの発見者】とSP10、100万Gを贈与します。
また、ゲーム内で初めて緊急レイドクエストのトリガーとなった【アークガルド】と【ディアボロス】の皆さんには称号【緊急レイドの先駆者】とSP30、300万Gを贈与します。
これからも皆さんの躍進をお祈りしております。 by魔法界総合管理AI【マジニック】』
うわー、なんか俺たちだけ色々貰ってしまったみたいだなぁ。・・・黙ってよ。
「へぇー。どうやら色々貰ったみたいじゃないか?」
「うわぁ!!」
いつの間にかラングのヤツがメールを覗き見していた。黙っておこうと決めたばっかりだったのに。
「心配しなくても言いふらしたりしないさ。その代わりその称号の効果を見せてくれないかな。」
・・・見せないと言いふらす、と言っているように聞こえるのは俺の気のせいか?まあ、見せるだけならいいか。
【べヒーモスの討伐者】
べヒーモスの討伐に成功した者に贈られる称号。
べヒーモスに対してダメージ増加。
【べヒーモスの発見者】
べヒーモスを最初に発見した者に贈られる称号
べヒーモスからのダメージ減少。
【緊急レイドの先駆者】
最初に緊急レイドクエストを発見した者に贈られる称号。
緊急レイドクエストに関する情報が手に入りやすくなる。
「べヒーモス関連の称号から推測するにこのレイドクエストはまた受ける事ができるってことかな?それはいいとして【緊急レイドの先駆者】がよく分からないねぇ。他にも緊急レイドクエストが存在するってことか・・・。」
「称号もそうだが他にも色々貰いすぎな気がするんだが。」
「ん?ああ、それは早い者勝ちの特権だよ。それがあるから攻略を進めようと躍起になる人たちもいるわけだからね。逆にそれぐらい役得が無いと積極的に新しい何かを調べようとする人がいなくなるかもしれないだろ?」
「んー?確かにそうかもな。まあラッキーだったと思ってもらっておくしかないな。もうこんな機会は無いだろうしな。」
(いや、それはどうだろう。)
「ん?何か言ったか?」
「いいや?それよりクリア報酬のほうはどうだい?」
「んん?えーっと、べヒーモスの魔石に牙、爪、皮、肉・・・素材関連だな。あとは・・・何だコレ?【ステータス獲得券】に【スキル獲得券】?」
「ああ、君は初めて手に入れるのか。取り出して【鑑定】してみれば分かるよ。」
言われたとおり【獲得券】を取り出して【鑑定】して見る。
【ステータス獲得券 ☆5】
ステータスをどれか一つ選択し、上昇させる事ができるチケット。
☆5の場合、HP、BP、MP、LPは+25、それ以外は+5上昇する。
【スキル獲得券 ☆5】
好きなスキルを一つ取得する事ができる。
選択できるスキルはレアリティにより異なる。
「レアリティは中ぐらいだけどなかなか使えるものだろう?僕も一枚ずつ貰ったよ。」
・・・俺は3枚ずつなんだが黙ってよう。
「【ステータス獲得券】は無条件にステータスを上げる事が出来る唯一の手段だからかなり貴重だよ?【スキル獲得券】はレアリティに依存はしているけど本来別のクラスで無ければ覚えられないスキルも習得できるからコレも貴重だね。」
「【ステータス獲得券】はともかく、【スキル獲得券】は取得条件を無視して取得できるってことか。よく考えて使わないと駄目だな。」
「そうだね。ちなみにそのレアリティだと千種類くらいの選択肢が出るだろうから頑張って探さないとね。」
「うげーっ。」
レアリティ5でそんなにあるのかよ。
「まあ、確認は後でいいだろう。それはそうとコレから【インフォガルド】のクランホームで祝勝会をやる予定なんだが君達もどうだい?【アイゼンガルド】のメンバー達も来るよ?」
「おー、祝勝会か。」
ちらっとアテナとアルマを見る。
「私、行きたい!」「私もです!」
「二人が参加したいそうだから参加で。」
「了解だ。」
アレ?そういえばベルバアルたちは?
「アルクさん。」
当の本人に話しかけられた。
「よー。これから祝勝会があるらしいぜ。あんた等もどうだ?」
「いえ、僕達は魔王軍関連のクランが集まって祝勝会をやるのでそちらのほうに参加したいと思います。」
どうやらココでお別れらしい。
「そうか。・・・いまさらだけど冒険者と魔王軍が一緒になってクエスト受けるってどうなんだ?」
普通に共闘してたんだが。
「アルク、そこは突っ込んじゃいけないところだよ。アナウンスでも冒険者に、では無くプレイヤーに、クエストの参加を要請していただろ?」
そういえばそうだった。まあ、そんな細かいこと言ってたらクエストに参加したくても参加できなくなってしまうか。
「そういう事ですね。時に敵、時に味方、それでいいと思いますよ?」
「次期魔王が言うセリフじゃないと思うけどなぁ。あとキャラの落差が激しいからどっちかに寄せてくれ。」
「ハハハハ!・・・メンバーからもよく言われます。それじゃあ、また・・・。」
「ああ。・・・そうだ一つ聞いておきたいんだが・・・。」
「なんです?」
「お前以外にも魔王を目指しているヤツっているんだよな?もう魔王になったってヤツいるのか?」
「・・・プレイヤーの中にはまだいませんよ。」
「・・・その言い方だと・・・」
「ええ、魔王自体はいますよ。とびっきりのがね。」
「・・・へぇ、それは楽しみだ。」
「ハハハ、さすがアルクさん。それでは失礼します。【眷属召喚】!来いシャンディ!」
ベルバアルが叫ぶと地面に魔法陣が現れ、そこからデッカイ鳥が現れた。鷲に似たフォルムではあるが、人が3,4人は余裕で乗れそうなほどでかい。現に【ディアボロス】のメンバーが次々にその鳥の背に乗っていっている。
「それでは!」「またお会いしましょう!ですわ!」「次会うときまでもっと強くなってろよー!」
ベルバアル、レシトリー、ライフールがそれぞれ言葉を叫びながらその鳥は空へと羽ばたいていった。
「・・・あれが【眷属】か。あんな風に、人を運ぶ事も出来るのか。」
「そうだね。といってもすべての【眷属】がそうだってわけでもないけどね。戦闘特化、補助特化、運搬特化などなど、種類はいろいろだよ。」
なるほどなぁ。
「・・・次の目的が決まったな。」
俺はアテナとアルマを見る。二人も頷いてくれた。
「・・・でもまずは祝勝会だ!行くか。」
「ええ!」「はい!」
その後、祝勝会で大いに盛り上がった事は言うまでもない。
===ログアウト===>お疲れ様でした。
おまけ 某掲示板より抜粋
675:名無し
クエスト行った奴らどうなったかなー?
チクショー、あと10分早くログインできていれば・・・
676:名無し
似たような理由で参加できなかった人も結構いたらしいね。
677:名無し
最終的には300人近く集まったらしいぞ。
678:名無し
ゲーム全体で考えれば大した人数じゃないのかもしれんが
レイドクエストで考えればとんでもない数だな。
679:名無し
コレまでのレイドクエストだと最大でも36人までだたけ?
680:名無し
そうそう。
それだけにべヒーモスってのがどんなヤツなのかが気になる。
後報酬も。
681:名無し
お!クエストクリアされたみたいだぞ!
アナウンスが流れた。
682:名無し
本当だ!
683:名無し
お前らただいま。
684:名無し
参加してきたよー!
685:名無し
待ってました!
686:名無し
情報プリーズ! щ(゜д゜щ)
687:名無し
まあ、落ち着けお前ら。
動画撮っといたからまずはそれ見。
URL:**********************
688:名無し
おお!サンクス! d(`Д´)b
689:名無し
なんだこりゃ!
こんなでけぇモンスターいるのかよ!
690:名無し
山が動いとる。(*゜ρ゜)
691:名無し
つかプレイヤー皆ボーゼンとしてるんだが。
692:名無し
あ、一人駆け出してった
693:名無し
あれは勇気か、蛮勇か・・・
684:名無し
アレ?あの人勇者さんじゃね?
685:名無し
勇者さん?
686:名無し
⇒URL:*************
ここで話題に挙がってた人。
ここでも前に出るのか。
687:名無し
勇者さんに釣られてみんな動き出したな。
688:名無し
さっすが勇者さん!
689:名無し
あ、モンスターの咆哮でみんな吹っ飛ばされた。
690:名無し
なんか空飛んでる人がいるんですけど(笑)
691:名無し
笑えないから。
いやマジで←体験談
692:名無し
マジかよ。おつ。
693:名無し
あ、攻撃が効き出した。
皆で一斉攻撃!!熱いねぇ。
694:名無し
やった!倒した!
695:名無し
チクショー、俺も参加したかった (´;ω;`)




