【魔法界】へ
===ログイン===>【人間界】カフェ【心の癒し】
翌日、この前のカフェにて待ち合わせをしていた。ちなみに頼んだのはコーラとヤキソバ。・・・カフェでヤキソバ?深く考えないでおこう。美味しければいいんだ。美味しければ。
「ごめーん!待ったー?」「早いですね。アルクさん。」
待ち合わせ10分前にアテナとアルマがやってきた。・・・セリフだけ聞くとデートの待ち合わせみたいだな。まあ、それだとオレは二股ヤローになってしまうんだが。
二人はパフェを頼んだので、食べ終わるのを待って出発した。いざ【魔法界】へ。
===移動===>【魔法界】第一の街アインズ
昨日と同じく【大転移門】を通って【魔法界】へやってきた。
「こっちは中世ヨーロッパ風、と呼べばいいのかしら?」
「ファンタジーの王道な街並みに見えますね。」
そう、【武術界】の江戸の街並みに比べ、こっちは洋風の石造りや木造の建物が並んでいる。こういうのを見ると文化の違いってものが見れてちょっと楽しい。・・・行き交うプレイヤーや住人の服はバラバラなんだけどね。
「さて早速ギルドへ向かいたいんだが・・・案内板を見る限り一つしかないな。」
【魔法士ギルド】
それがこの街にある唯一のギルドだ。武器系のギルドと違ってそんな種類はないのかな。
「まあ、行ってみればわかるでしょ。」「そうですね。行きましょう。」
「そうだな。二人ともクラスは【魔法士】に変更したな?」
「もちろん!」
「魔法系のクラスはコレひとつしかないんですよね。何ででしょう?」
「それもギルドに行ってみればわかるだろ。」
今回は目的地が一緒なので三人一緒に行くことにする。
===移動===>【魔法士ギルド】
目的地にはすぐに着いたのでそのまま入る。パーティ編成は昨日のままなのでシングルエリアに入っても別々の場所に出ることは無い。
「いらっしゃいませ!ご用件はなんでしょうか?」
「ギルド登録をお願いします。」
「ハイッ!それではアバターカードの提出をお願いします。」
カードを提出し、登録を待つ。
「ハイッ!登録完了しました。【魔法士ギルド】について説明をお聞きになりますか?」
武器系のギルドでも聞いたけどこっちはまた違うかもしれないからな。
「お願いします。」
「ハイッ!判りました!【魔法士ギルド】では【無属性魔法】と各属性の魔法スキルの普及・研究・開発を行っています。属性は火、水、風、土、光、闇の基本六属性の魔法を覚える事ができます。既にご存知かと思いますがギルドが出すクエストをクリアしていただければ【技術巻物】をお渡しします。」
ふむ、スキルの取得方法は一緒だな。問題は・・・。
「基本六属性ってことはそれ以外の属性の魔法は【魔法士ギルド】では覚えられないという事ですか?」
「その通りです。詳しくはまだ教えられませんが例えば【赤魔法士】のクラスの取得条件が【魔法士】のクラスレベルが一定以上かつ【火属性魔法】のスキルレベルが一定以上になります。【赤魔法士】のクラスになると【赤魔法士ギルド】で新たな属性の魔法を覚える事ができます。【赤魔法士ギルド】のある街についてはまだお教えできません。」
【赤魔法士】クラスの取得条件が足りないからか。いづれにせよスキルとクラスの両方のレベルを上げないと次に進めないってことか。
「それと種族ごとに魔法属性との相性があり、魔法攻撃力や魔法防御力に影響します。例えば人間のアルク様はすべての属性が一律で他の種族に比べるとやや弱いです。天使であるアテナ様は闇属性の魔法が弱く、その分光属性の魔法が強力になります。魔族であるアルマ様は逆に光属性の魔法が弱く闇属性の魔法が強力になります。」
つまり得意な属性と苦手な属性があるわけか。種族特性なら仕方が無い、のか?ああ、他種族への転生ができるらしいから最悪変更はできるのか。
「質問はよろしいですか?では早速クエストを発注します。」
クラスクエスト【魔法士ギルド入会試験】
フィールドでエレメントを10体討伐する
エレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【無属性魔法】
『クラスクエスト【魔法士ギルド入会試験】を受注しました。』
「エレメント?またはじめて聞くモンスターだな。じゃあ行くか。」
「ええ!」「そうしましょう。」
===移動===>アインズ近郊 フィールドエリア
「あれがエレメントか。・・・なんか人魂みたいだな。」
「ふわふわしてて生き物って感じがしないわね。エイッ!あれ!矢が当たらない。」
「・・・確認しました。エレメント系のモンスターは魔力を込めた攻撃でないと倒せないそうです。」
「魔力を込める?ってどうやるんだ?」
「なんとなく魔力を使うってイメージするだけでいいらしいです。ただ・・・。」
「ただ?」
「私たちは魔力が込められる武器、つまりMATKの上がる武器を持っていません。なので武器で攻撃してもエレメントは倒せません。」
「え?じゃあ私たちはアイツを倒せないってこと?」
「いいえ、一つだけ方法があります。」
そういってアルマはグッと握りこぶしを作る。
「まさか・・・素手?」
「そうです。魔力は体に宿っている物ですから、自分の体を使う分には何の問題もありません。」
「・・・そうですか。」
こうして俺達はエレメントに殴りかかっていくのだった。・・・なんだかなぁ。
===移動===>【魔法士ギルド】
「ハイッ!確認しました。それでは【無属性魔法】の【技術巻物】をお受け取りください。」
『クラスクエスト【魔法士ギルド入会試験】をクリアしました。』
クリアはいいんだがいつもよりドッと疲れた気がする。これが魔力を使った感覚だろうか。
「それでは続いて各属性のクエストを発注します。取得したい物をお選びください。」
クラスクエスト【火魔法取得試験】
フィールドでファイアエレメントを10体討伐する
ファイアエレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【火魔法】
クラスクエスト【水魔法取得試験】
フィールドでウォーターエレメントを10体討伐する
ウォーターエレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【水魔法】
クラスクエスト【風魔法取得試験】
フィールドでウインドエレメントを10体討伐する
ウインドエレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【風魔法】
クラスクエスト【土魔法取得試験】
フィールドでランドエレメントを10体討伐する
ランドエレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【土魔法】
クラスクエスト【光魔法取得試験】
フィールドでライトエレメントを10体討伐する
ライトエレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【光魔法】
クラスクエスト【闇魔法取得試験】
フィールドでダークエレメントを10体討伐する
ダークエレメントの魔石を5個納品する
クリア報酬:【闇魔法】
「急に6個か。まあ、でも全部受けていいよな。」
「そうですね。」「いいわよ!」
『クラスクエスト【火魔法取得試験】を受注しました。』
『クラスクエスト【水魔法取得試験】を受注しました。』
『クラスクエスト【風魔法取得試験】を受注しました。』
『クラスクエスト【土魔法取得試験】を受注しました。』
『クラスクエスト【光魔法取得試験】を受注しました。』
『クラスクエスト【闇魔法取得試験】を受注しました。』
俺達は順調に魔法の取得を済ませていった。
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