ソロの利点、パーティの利点
このままフィールドへ向かおうかと思った所でメールが来ていた。アテナもアルマも同じようにクラスクエストを受けているとのことだ。一旦集まろうかとも思ったがクラスによってはクエストも違うかも知れないし自分のペースで進めたほうがいいだろうと思ったのでやめておいた。・・・この辺のモンスターにやられるようなレベルでもないしな。
と、ここでふと気になった。他のクラスのクエストはどうなんだろうと。幸い、他のギルドとの掛け持ちは問題ないはずなので、試しに【銃士ギルド】へ向かった。
===移動===>【銃士ギルド】
うん、同じ内容だった。
クラスクエスト【銃士ギルド入会試験】
フィールドでバケネコを10体討伐する
バケネコの魔石を5個納品する
クリア報酬:【銃術】
まあ、一番最初だし、この辺のフィールドのモンスターも多くないからなんだろうけど。
これはあれだな。クエストを受けるだけ受けてからフィールドでクラスと武器を切り替えながら進めたほうが効率がいいんではなかろうか。ちょーっと広く浅くになるけど、最初のうちはいいんじゃないだろうか。もしかしたらもっと相性のいいクラスや武器があるかもしれないし。
というわけで早速【槍士】【弓士】【闘士】【斧士】【刀士】【盾士】【杖士】【狩士】をまわってみた。クラス多い。最初のスキルだけは取得してみるけど全部やるのは時間かかるなぁ。優先順位をつけてやるのが吉か。まあいいや、フィールドに行こう。
===移動===>ファスト近郊 フィールドエリア
討伐、討伐、討伐。
===移動===>各ギルド
フ、二時間ぐらい掛けて各ギルドをまわってやったぜ。おかげでコレだけのスキルを取得できた。
【銃術 Lv.1】【槍術 Lv.1】【弓術 Lv.1】【体術 Lv.1】【斧術 Lv.1】【刀術 Lv.1】【盾術 Lv.1】【杖術 Lv.1】【ナイフ術 Lv.1】
うん、取得してみてわかったけどあれもこれもやるのは厳しいな。ぶっちゃけ二時間あったら【剣士】クラスやスキルのレベルアップに使っても良かった気がする。
とにかく疲れた。なので街の中のカフェ、もとい茶屋でアテナやアルマと合流する事に。
===移動===>茶屋【泣き所】
二人は先に来て優雅にお茶をすすっていたが若干顔が疲れていた。あと店の名前がおかしい。
「お疲れー。」「本当に疲れた顔をしていますね、アルクさん。」
「そっちも疲れた顔をしてるぞ。クエストはどうだった?」
「最初のクエストをクリアするのは簡単だったわ。・・・【弓士】のはね。」
「【弓士】のは?・・・アテナも他のギルドと掛け持ちしようとしたのか。」
「その様子ではアルクさんもですか。私もです。」
「アルマもか。そのほうが効率がいいと思ったんだが大変だな。メインの【剣士】は全然レべリングできなかったし。」
「そうなのよねー。ガットさんからもらった武器があるからアレもコレもになっちゃって。スキルは増えたけどレベルが上がらないとねぇ。」
「優先順位を決めてやるしかないんじゃないか?ぶっちゃけ時間を掛けて全部をやるのもありだし、自分のやりたいものだけやるのもありだろ。」
「そうですね。それに忘れてはいけないのが、他の世界にもクラスギルドはある、ってことですよね。」
「「あっ」」
「・・・忘れてたんですか?」
「そうだったー。この後は【魔法界】に行って魔法系のスキルも取得しないと。・・・意外と大変だな。このゲーム。」
「だからこそのやりこみ要素なんでしょうねー。とりあえず私は【弓士】で行くわ。」
「それならオレは【剣士】かな。他のもチョコチョコやるつもりだけど。アルマは?」
「そうですね。【槍士】も悪くないですが、やはり魔法系のクラスをメインにしようかと思います。」
「そうか。オレも魔法には興味があるし、明日は【魔法界】に行ってみるかな。今日は武術系のクラスのレベルリングってことにして。」
「そうね。魔法は私も興味あるしそれでいいんじゃない?・・・ねぇアルク、前は断られたけど、このあとはパーティで行動しない?」
「パーティで?」
「このゲームってパーティの人数によって出てくるモンスターの数が変わるらしいのよ。ソロでも進めやすいように補正がかかるみたい。」
「一人で多数のモンスターと戦うと倒されやすいからな。パーティメンバーがいれば蘇生も期待できるんだよな。討伐系のクエストならパーティを組んだほうが有利か。・・・いいんじゃないか?」
「本当ですか!」
「ああ、こうしてクランを組んだんだ。それもいいだろ。勿論、ソロでやりたくなったら抜けさせてもらうけどな。」
「そうね。私たちもそうするでしょうし、それでいいんじゃないかしら。」
「ハイ、私もそれで構いません。」
「んじゃ、パーティを組もう。パーティ名は・・・クランと同じで良いか。【アークガルド】で。」
「そうね。今は1パーティしか組めないしね。」
「人数が多いところは第一パーティ、第二パーティとかAパーティ、Bパーティとか言っているみたいですね。」
「そこまで人数が増える予定はないんだけどな。よし、編成完了、じゃあ早速行くか。」
「ええ!」「行きましょう!」
===移動===>ファスト近郊 フィールドエリア
「フム、確かにたくさん出てくるな。」
「そうね。経験値も素材もどんどん溜まっていくわ!」
「初級ですし、こんな物でしょう。」
「しかし、あれだな。ルーティンワークっていうのか?同じ敵ばっかりだと飽きてくるな。」
「そうね。バケネコはもう100匹くらい倒したんじゃないかしら。」
「レベルの低いモンスターばかり倒していてもレベルは上がりませんし、クエスト分の討伐が終わったらもっと高いレベルの敵が出る所を目指すのもいいかもしれません。」
「ふむ。こういうときのためにラングからもらった情報データがある。なになに、街から北に行ったところにモンスターの住む山【ファーマウ】がある?出てくるモンスターはおよそLv.20。ここがいいんじゃないか?」
「Lv.20か。私たちの種族レベルより10レベルくらい高いわね。でもその分経験値がおいしそうね!」
「チャレンジする分にはいいんじゃないでしょうか。仮にやられてしまったとしても、このゲームのデスペナルティはステータス低下だけで、装備やお金がなくなったりはしないですから。」
「じゃあ決まりだな。早速向かおう。」
===移動===>モンスターマウンテン ファーマウ
「エリアが切り替わったな。どうやら着いたようだ。おっと早速出てきた。」
「【看破】発動!オオムカデだって。バケネコより大分強いみたいよ。」
「しかも3匹。・・・ちょっと気持ち悪いですね。」
「まずはどこまで通用するかなッ!!っと。」
俺達はその後も戦闘を続けた。Lv.20は確かに強かったが何とか倒せた。そして相応の経験値を取得してレベルアップ。そんな事を繰り返しながら先へと進んでいった。
「ウシオニにカマイタチ、オオガマ。妖怪モチーフのモンスターばっかりだな。」
「そうね。江戸の街並みに合わせたのかしら。」
「虫とか爬虫類は苦手です・・・。」
「頑張れアルマ。しかし、素材がどんどん溜まっていくな。まあ、【アイゼンガルド】に渡すにはまだレアリティが低いんだろうけど。」
「レアリティ4か5の素材ですからね。私たちの使ってる武器程度のレアリティの素材では同程度の武器しかできないでしょう。」
「あ、でっかい鳥。【看破】!えーっとダイカイチョウだって?素早いから厄介だそうよ。エイッ!!・・・なかなか矢が当たらないわね。」
「フム、では銃ならどうだ?・・・当たったけど威力が弱いのか、あんまり効いてないみたいだ。」
「でも動きが鈍ったわ。今なら・・・やった!倒したわ!」
「おお!近くで見ると結構でかいな。」
「うう、遠距離だと役に立てません。」
「ああ、魔法があればな。ま、明日までの辛抱だ。」
「そうよ!そのときは頼りにするから!」
「うう・・・はい。」
「お、頂上だ。あれがボスか。」
「・・・なにあれ?火の付いたでっかい車輪?あ、ホイールの所に石の顔みたいなのがついてる。あれもモンスターなの?」
「【看破】!えーっとカシャだそうです。元ネタは火の車と書いて火車ですね。あ、来ます!」
「まんま突進かよ。スピードもそこそこあるな。・・・一斉攻撃で仕留めるぞ。」
「ええ!」「はいッ!」
こうして俺達はファーマウ山を攻略した。
「あ、種族レベルが20になってる。【剣士】がLv.10、【剣術】もLv.20になってるし。」
「私もだわ!」「私もです。」
順調に進めた俺達はご機嫌で街に戻り、クエストを終わらせて解散となった。
===ログアウト===>お疲れ様でした。
名前:アルク
種族:【人間 Lv.20】
クラス:【剣士 Lv.10】
HP:250/250
BP:120/120 MP:120/120 LP:120/120
STR:50 DEX:40 DEF:25 SPD:50 INT:25 MND:25 CHA:25
武器:【鉄の大剣 ☆5】【鉄の長剣 ☆5】【鉄の拳銃 ☆5】
防具:【勇気のハチガネ ☆3】【鉄の軽鎧 ☆5】
衣装:【黒衣の戦闘服】
スキル:【剣術 Lv.20】【銃術 Lv.20】【体術 Lv.10】
【武装換装 Lv.2】【両手装備 Lv.2】
【鑑定 Lv.1】【気配感知 Lv.5】【挑発 Lv.5】【隠蔽 Lv.1】【看破 Lv.5】
【採掘 Lv.1】【採取 Lv.2】【釣り Lv.1】【精肉 Lv.2】
称号:【天衣無縫】【石破天驚】【意気衝天】【天真爛漫】【破天荒解】
名前:アテナ
種族:【天使 Lv.20】
クラス:【弓士 Lv.10】
HP:110/110
BP:150/150 MP:100/100 LP:150/150
STR:30 DEX:20 DEF:20 SPD:40 INT:45 MND:45 CHA:20
武器:【鉄の弓 ☆5】【鉄の刀 ☆5】
防具:【革鎧 ☆5】
衣装:【紅衣の戦闘服】
スキル:【弓術 Lv.20】【刀術 Lv.10】【体術 Lv.5】
【武装換装 Lv.2】【両手装備 Lv.2】
【鑑定 Lv.1】【気配感知 Lv.5】【挑発 Lv.5】【隠蔽 Lv.1】【看破 Lv.5】
【採掘 Lv.1】【採取 Lv.2】【釣り Lv.1】【精肉 Lv.2】
称号:【天衣無縫】【石破天驚】【意気衝天】【天真爛漫】
名前:アルマ
種族:【魔族 Lv.20】
クラス:【槍士 Lv.10】
HP:100/100
BP:100/100 MP:150/150 LP:150/150
STR:20 DEX:20 DEF:25 SPD:40 INT:50 MND:50 CHA:20
武器:【鉄の槍 ☆5】【鉄の杖 ☆5】
防具:【革鎧 ☆5】
衣装:【蒼衣の戦闘服】
スキル:【槍術 Lv.20】【杖術 Lv.10】【体術 Lv.5】
【武装換装 Lv.2】【両手装備 Lv.2】
【鑑定 Lv.1】【気配感知 Lv.5】【挑発 Lv.5】【隠蔽 Lv.1】【看破 Lv.5】
【採掘 Lv.1】【採取 Lv.2】【釣り Lv.1】【精肉 Lv.2】
称号:【天衣無縫】【石破天驚】【意気衝天】【天真爛漫】
*なお、現状取得していても使用予定の無いLv.1のスキルなどの表示は省いています。長くなりますからね。




