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レイドクエスト開始

===ログイン===>【武術界】忍の里


おはようこんにちこんばんは。


今日はとうとうレイドクエストに挑戦する日だ。と、いうわけで全員完全武装で忍の里に集合している。改めて、パーティ編成は


第1パーティ、俺、アーテル。

第2パーティ、アテナ、レオーネ、アーニャ、ブラン、ノワール。

第3パーティ、アルマ、フィオレ、アヴァン、ラグマリア。

第4パーティ、アークカイザー。

第5パーティ、ラング、ヒュント、ロゼ、ヒューム。

第6パーティ、インフォバルトス。


・・・バランスが悪いのは気にしないでほしい。


では早速行ってみよう。クエストを受注は長からだったな。


「おお、アルク殿!皆様方も。本日はどうなされた?」


あれ?普通の反応。これ普通にレイドクエストを受けたいって言えば良いのか?と、思ったら勝手に【メニュー】が開き、アナウンスが。


『レイドクエスト【神々に封印されし魔物】を開始しますか?』


選択肢が出る。どうやらこれで開始らしい。YESを選択する。


「・・・長!大変です!!」


YESを選択した途端、誰かが部屋の中に飛び込んできた。・・・キキョウだ。


「何事だ、騒々しい!」


「3つの封印の社に亡霊武者の大群が接近しています!!」


「な、なんだと!!」


驚愕の顔を見えるハンゾウ殿。なるほど、こういう感じで始まるのか・・・


「こうしてはおられん!!至急忍たちを集めよ!集まり次第、防衛に向かうのだ!!」


・・・あれ、ハンゾウ殿たちが行くのか?・・・俺たちの出番は?


「アルク殿!申し訳ないが本日はこれで・・・」


申し訳なさそうに謝るハンゾウ殿。しかし、そこに新たに部屋に駆け込んでくる者が・・・あれは門番だな。


「長、大変です!!」


「どうした!!」


「亡霊武者の大群が里に向かっております。さらに大群の中にはこれまで見たことがない巨大な亡霊武者も確認されております!!」


巨大な亡霊武者か。【ガティアス】が憑りついた奴だな。この分じゃ各神社に向かっている亡霊武者の中にも混じってそうだな。


「ほら、アルク。」


ラングの奴が小声で促してくるが・・・ああ、そうか。


「ハンゾウ殿、その巨大な亡霊武者は結界を破る力があります。このままでは里が危険です。」


「なんと!!」


「三つの神社には俺たちが向かいます。長は忍たちと共に里を守ってください。」


ハンゾウ殿は驚いた顔を浮かべると、じっと俺の顔を見ながら考え込む。


「・・・任せてもよろしいか?」


「勿論です!」


「・・・お頼み申します。」


ハンゾウ殿が頭を下げる。キキョウや門番もだ。


『レイドクエスト【神々に封印されし魔物】を受注しました。』


レイドクエスト【神々に封印されし魔物】

第1勝利条件:スサノオ、ツクヨミ、アマテラス神社を防衛せよ

制限時間:180分


クエストを受注した。防衛が勝利条件らしいが・・・第1ってことは続きがあるっぽいが、まずは第1条件をクリアしないとな。


「よし、行くぞ皆!」


全員が頷くのを確認し、里を飛び出した。


===移動===>不死山・樹海上空


「じゃあ、予定通り第2パーティは【アマテラス神社】へ。」


「ええ!」「ハイなのです!」「ガオ!」「キュイ!」「キュア!」


アテナたちが威勢よく返事をすると【アマテラス神社】へ向かう。


「第3パーティは【ツクヨミ神社】へ。」


「はい!」「まかせるのだ!」「ピュイ!」「了解デス!」


アルマたちはクールに【ツクヨミ神社】へ飛び去って行く。


「残りは【スサノオ神社】だ!行くぞ!!」


「クル!」「了解!」


「よし、行こうか!」「はいっ!」「「クワー!」」


===移動===>【スサノオ神社】


「これは・・・」


【スサノオ神社】にたどり着いたが、巨大な亡霊武者がいない神社の姿が見えている。【神気】も感じない。そして神社にまっすぐに向かってくる亡霊武者の大群が・・・その数は百ではきかないだろう。


「結界が解けているね。これじゃあ神社が丸見えだ。・・・あの巨大な亡霊武者の仕業かな。」


よく見ると大群の奥に以前見たガティアスに憑りつかれた巨大武者が3体いた。しかもさらに奥にもう一体。


【亡霊武者大将 (ガティアス) Lv.50】

????????????????????????????


ゾンビのような巨大な馬に乗った巨大亡霊武者だ。ガティアスは【神気】を無効化できるらしいから、とりあえずガティアスに憑りつかれた奴らを全滅させれば結界は復活するのかな。


「どちらにせよ全滅させるしかないよな。」


「そうだね。・・・バルトス、君は後方支援に徹してくれ。くれぐれもやられない様にね。」


「了解デス。」


「お前もだカイザー、お前たちはこっちの切り札だからな。出番が来るまで後ろに下がっていてくれ。」


「了解。」


【メカロイド】形態は時間制限がある。バルトスの方は知らないがカイザーの場合、約30分ほどだ。後が控えている以上、初っ端から使うわけにはいかない。


おかげでバランスの悪い編成になってしまったが・・・アテナたちには頑張ってもらいたい所だ。


っと俺も戦わないとな。


「【グランディスマグナム】バレットモード、と。」


亡霊武者を狙い撃ちしていく。うむ、さすがに一発でとは行かないが20発も撃てば倒せるな。さすがアヴァン、良い出来だ。


「【聖なる十字架(ホーリークロス)】!!」


「【火遁:乱れ花火】!!」


ラングとロゼさんもまずは普通の亡霊武者を駆逐していく。


「クルー!!」「「クワー!!」」


アーテルももちろんだが、ヒュントたちもなかなかやるな。


レベリングが効いているのか雑魚相手は問題ないな。問題は後ろに控えているデカい奴らだな。・・・っと10体ぐらい抜けられた。油断しすぎたか?だが・・・


「【聖なる十字架(ホーリークロス)】!!」


バルトス君が魔法を使って亡霊武者を屠る。ロボットなのになかなか強力な魔法を使うな。どうやら【インフォガルド】の【クランメカロイド】は魔法よりらしい。


「【グランディスガトリングガン】、斉射。」


対してカイザーはアヴァンが作った新兵器、ガトリングガンをひたすら撃ちまくっている。一分間に数百発の弾丸を打ち出すというトンデモ兵器である。まあ一発一発の威力は低い上、スピードはそんなにないんだけどな。大量の敵と戦うにはちょうど良い。


「・・・アルク!あの兵器を是非僕たちに売ってくれ!!」


「そんなこと言ってる場合か!終わってからアヴァンに言え!!」


ラングの奴、目ざとくカイザーの兵器を見てやがった。よそ見してんじゃねぇよ!


「ったく、・・・って危ねえ!!」


いつの間にか巨大武者が目の前に迫っていた。おまけに巨大な刀を振り下ろしてきた。間一髪で避ける俺。


「ハハハハ、油断しすぎよ、アルク!!」


・・・むかつくな。ほぼお前のせいなのに。


「【バスタースラッシュ】!!」


巨大武者の刀を叩き切り、


「【勇天の一撃(アーク・ストラッシュ)】!!」


巨大武者を真っ二つにする。


「・・・やれやれ、まず一匹か。・・・ほかの所は大丈夫なんだろうか?」


他の所は人数が少ないからな。戦力的にも不安だ・・・。なんて思っていると。


ドッゴーーーーーン!!!!!


・・・遠くの方で大爆発が起こったようだ。やばい感じのきのこ雲が舞い上がっているのが見える。・・・あれは【アマテラス神社】の方向だな。ということはあれはアテナの【爆発魔法】か。しかし、ここから【アマテラス神社】まで結構な距離があったはずだが・・・【聖弓レッドセラフ】の力か。


・・・どうやらあっちは問題ないようだ。となると残るはアルマたちだが・・・なんだあれは。


【ツクヨミ神社】の方向に目を向けると巨大な氷山が出来上がっていた。さすがに不死山ほどじゃないが立派なお山だな。アルマの【氷結魔法】か・・・【魔杖ブルーゼブル】のブーストが凄まじいな。



・・・どうやらどっちも問題ないようだ。





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