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恋人はライバル関係  作者: 柴田盟
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僕達の熱い想い

 バントの練習も終えて僕達は新聞配達の出かけた。今日は涼子さんと組むことになりもう一方は奈々子さんと斎藤さんが組むことになった。


 涼子さんは僕の彼女だ。そんな彼女と久しぶりに組むことになるとなぜか緊張してしまった。


「さあ、あっ君、今日はお喋りはなしで仕事に専念しましょう」


 と言われて涼子さんの事を知るチャンスなのにそれすら出来なくしてしまった。涼子さんは僕の彼女だからと言って二人きりになる機会など滅多にない。以前二人きりになったのは密かに二人きりになって映画館に行ったときぐらいだ。そうだ。今度また涼子さんと二人きりで話せるようにまたデートでもしようと僕は考えた。


「ねえ、涼子さん。今度またデートでもしない?」


「そうだね今度また、機会があれば、デートでもしましょう」


 よっしゃ、今度涼子さんとデートが出来る。その時じっくりと涼子さんの話をすれば良いじゃないか、涼子さんはデートの日付はいつとは言っていないが、デートの約束が出来て嬉しかった。


 涼子さんと共にデートが出来ることに僕のテンションは上がり、新聞配達の仕事にも拍車がかかった。新聞配達の仕事を終えて帰ると、斎藤さんと奈々子さんはまだ帰っていなかった。


「涼子さん。今日は僕達の勝ちのようですね」


「まあ、今日はあっ君頑張っていたもんね。私とそんなにデートの約束をして良かったと思っているでしょ。それであんなに力が入ったんじゃないかな?」


 さすがは涼子さん。鋭い。そんな事を思っていると、奈々子さんと斎藤さんが帰ってきた。奈々子さんと斎藤さんは僕達に負けて悔しそうにしていた。


 今度一緒に涼子さんとデートが出来るなんて僕は空を飛ぶほどの嬉しさに翻弄されていた。僕達は青春をしている。それは本物になるために。


 新聞配達の仕事を終えて、僕達は僕と涼子さんの家に戻り、僕達は小説を進めた。小説って気分によって違うときがあるんだよな。このように空を飛ぶほど嬉しいことがあると、小説はサクサクと進み、しかも面白い小説が書けるんだよな。それにみんなの熱を感じながら小説に没頭していると、本当にときめくほどの嬉しさに翻弄されてしまう。


 小説の手が止まらない。それに僕達は今日の課題を終わっている。小説はサクサクと進む。みんなも熱を感じながら小説に没頭している。僕達はライバル同士だ。それに仲間でもある。

 そしてみんなの熱を感じながら小説に没頭していると時間など、すぐに過ぎてしまい。今日は遅くなったのか、光さんと桃子が晩ご飯を作りにやってきた。


「ゴメンね。遅くなっちゃって」


 時計は午後六時を示している。そう言えば小説に没頭しすぎて、光さんと桃子が来ることさえ忘れてしまっていた。光さんと桃子にはいつも世話になりすぎている。本当にそんな光さんと桃子にいつかお礼をしたいと思っている。でも光さんには誕生日にポメラを送ってあげたっけ、でも桃子には何もやれていない。


 桃子の誕生日は五月三日だ。丁度ゴールデンウィークの真っ最中だ。桃子には丁度ゴールデンウィークだから、旅行でもプレゼントをしてあげたいと思っていた。それにディズニーランドでも連れて行ってあげたいな。


 それに桃子も自分の勉強は進んでいるか気になった。


「桃子、学校は楽しいか?」


 と聞いてみると、何の返答もなかった。桃子は進学校に通っている。そんな進学校に通っているんだから楽しいこともたくさんあると僕は思っている。


「桃子?」


「学校は正直楽しくないよ。みんな勉強のために友達でさえ蹴落とす連中ばかりだよ。そんな中で勉強ぐらいは出来るけれど、でも楽しくないよ」


 桃子は泣きそうになりながら僕達にそう言った。そうか、進学校は楽しくないのか、それに桃子は友達が一人もいないと言っている。桃子が悲しいとなぜか僕まで悲しくなってしまう。


 僕達が行こうとしていた両国高校もそんな感じの所なのか?行って見ないと分からないが進学校とはそんな所なのか?


「桃子」


「なあに?お兄ちゃん?」


「ご飯食べ終わったらバンドの練習をしよう」


 すると桃子の泣きそうな瞳から輝きを取り戻して笑ってくれた。やっぱり桃子は笑っている方が良い。


 早速ご飯も食べ終えて図書館のスタジオに向かった。スタジオに行くと早速三人は熱を出し、僕も光さんも桃子もそれに続くように熱を出し合って練習した。


「光さん。コンクールはいつなの?」


「コンクールは五月の十八日だよ」


 日程表を見るとその日は月曜日であった。


「よーし、みんな、その日に向かってやろうよ!」


 僕は拳を振り上げてそう言った。そしてみんな燃えてきた。ちなみに光さんも桃子も出場するみたいだ。ボーカルは桃子で光さんがキーボードで僕がベースで涼子さんがドラムで奈々子さんと斎藤さんはエレキギターであった。


 何かもうとてつもなく胸が熱くなってきて、凄くテンションが上がりそうだった。これだ。これが僕が求めていた物だ。本当に熱くて楽しくて、時が足りないほど楽しい感じだった。この燃えるようなときめき、いつまでも続くだろう。


 早速練習して、僕達はX JAPANの紅を演奏していた。


 凄い、みんな燃えるような情熱を放って演奏していた。


 でもコンクールに出す曲はオリジナルの曲でないといけないみたいだ。でも僕達にはオリジナルの曲は何曲かあるが、まだ何か胸に来るような感じじゃない。X JAPANの紅のように熱い曲ではないのだ。サウンドも歌も良いと思うが、何か胸に来ない。


 それはみんなも思っていたみたいだ。X JAPANの紅のように熱くなれる曲が僕達は必要だと思っていた。桃子もキーの高い紅を歌ったにも関わらずに声は正常なままだ。まだ練習は出来る。後一時間ぐらいだが。するとドラムの涼子さんがドラムを激しくたたき出した。それだけで何かテンションが上がり、僕達はそのリズムに乗って演奏した。


 そうだよ。これだよ僕達が求めていた曲は後は歌詞だ。みんなのハートをがっしりと掴むような素晴らしい歌詞にしたい。


 そう思うと自然と歌詞が浮かんできた。僕はすぐに鞄からノートと鉛筆を取って歌詞を書いた。凄いあっという間に歌詞が描けてしまった。後は曲に合わせて歌詞を乗せるだけだ。その前にみんなの意見も聞いてみたいと思って、みんなに歌詞を見せた。みんな絶賛してくれた。僕は今の気持ちを素直に歌詞にして描いた。この熱い魂が僕をそうさせてくれたのだ。

 これから編曲に行きたいと思ったが、一時間と言うのは凄く短く感じてすぐに過ぎ去ってしまった。編曲は僕がアコースティックギターで作るつもりだ。早速帰ったところ、胸は熱くときめいたままだ。鉄は熱いうちに打てと言っている。僕達四人は僕と涼子さんの家に泊まることになり、また二つしかない布団を一つ二人で共有しなければならない。そんな中僕の胸は熱くて早くアコースティックギターを手に曲を作っていたが、明日も新聞配達なのでそれに近所迷惑だし、みんなもうるさいと言っているので、僕は甘い夢を見ながら眠るしかなかった。


 時計は午後十一時を示している。僕達四人は四時間寝れば大丈夫だと思っている。成長ホルモンは十時から二時に間に起こると言っている。それはどんな人間にも同じ時間帯に来る物だと勉強したことがある。


 まあ、僕達は中学では僕達四人が中間や期末試験など一位から四位まで独占していたからね。それで両国高校に行こうと思ったんだけど、安井達の陰謀によってダメになっちゃったけれども、これはこれで良かったのかもしれない。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  どんな歌詞ができたのかな? 気になりますね。  やりたいことがたくさんあって、燃えているのはわかるけど、もう少し睡眠時間を取らないと心配です。  涼子さんとのデート楽しみですね。  次も…
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