表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
歴女作家 坂本龍馬子の奇妙な犯科録  作者: 横造正史
第七章
33/539

私なりの検証  肆


「……しかし、警察にどう伝えるかが問題ですね」


「恐らく我々は監視されている。身延山に付き添ってくれた松子さんも今にして思えば恐らく監視だったに違いないだろう。穴山老人死亡の際の松子さんの様子も怪しかったしな」


「あっ、そうか、さっきお風呂に入っていた時に感じた視線も監視されていたのかもしれませんね」


「そうかもしれない。僕は覗きになど行っていないしね」


「……そ、そうか…… あれは監視されていたのか……」


 私は納得して数度頷いた。



「清子さんも我々を見張っているようだ。先程の戸の前の出来事を考えると、身延山に行ったときより監視の目は厳しくなっている気がする。今後は、おいそれと外出は許可されないだろう。なので、どう警察に連絡するかが問題になる」


「携帯の電波も山の中では届かないですしね、それに私の携帯充電してないからバッテリー切れてしまってますよ」


「僕の携帯もとっくのとうにバッテリーは切れてしまっているよ…… 此処は一応電気は来てるようだがコンセントみたいなのは全然無いしね……」


 中岡編集は溜息を吐く。


「……まあ、とにかくもう、殆ど埋蔵金が何処にあるのかが解っていて、それを探しに行くという状況でもなければ、この屋敷を出る事も簡単には叶わないのではないかと僕は考える」


 腕を組み目を瞑りながら中岡編集が云った。


「しかし、仮に警察に連絡が出来たとして、警察は本当に動いてくれるのでしょうか? よくストーカー被害を受けている女性が警察に連絡しても動いてくれなくて、殺されてしまったというような話を聞きますが?」


「ああ、殺されそうだから助けてくれでは、あくまでも可能性であって実際に起こった事ではない。警察は事件が起こってからでないと動いてくれないところがあるからな…… だから、そこを上手くクリア出来る方法を考えないとな……」


「上手く警察を動かす方法ですか……」


「ちょっと考えよう。君も案を練ってくれ」


「わ、わかりました」


 私達はそこら辺を踏まえて、どうすれば自分の命が助かるかの計画を立てていった。


 と云うか、もうその事しか考えられなくなっていた……。


 埋蔵金の件はそっちのけで、しばらくお互い思案を続ける。


 しばらくすると、中岡編集が顔を上げて口を開いた。


「一応だか、ある程度練りあがったよ……」


「上手く行きそうですか?」


 私は縋る様に訊いた。


「解らないが、一応説明しよう。大きく三つの項目に分かれた」


 そして、目を瞑り指を立てながら口を開いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ