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五十三話 龍の行く末



 札木の顔面が強く弾かれ、彼の身体は大きく後ろにのけ反ってから倒れた。それを見下ろし、私はフゥと一息つく。


 しかし、札木はすぐに顔を上げた。潰れた左目、残った血走った右の瞳。私は背筋が凍るような感覚を覚え、即座にその場から飛び退いた。


 その瞬間に『人塊』の手が振り下ろされ、私が先程まで立っていた場所……そこに居た札木の身体は『人塊』に押しつぶされた。


「───ッ!?」


 ヒュッと、喉が干上がった。ついさっき感じた背筋が凍るような感覚は無くなっていない。本来ならその身を動かすための力の持ち主を失って動きを止めるはずの『人塊』が、まるで何事もなかったかのように動き出す。


 まさか───


 私の脳裏に、そんなことがあり得るのかと、荒唐無稽な仮説が浮かぶ。


 しかしその仮説を証明するように、『人塊』の胸に札木の顔が浮かび上がる。やりやがった。そう思った。例えば黒花の能力者である黒木深紅が、自分の能力を美南佳奈に渡したように、自分の記憶を黒猫に移したように。


 私達、能力者(アウター)能力(アウト)を使うためにその命を必要としない。


 命、その身体の外へ、能力だけを独り歩きさせる芸当が可能なのだ。


 札木の能力は、おそらく死体の操作。だから自分もそうなったのだ、毒で上手く動かせなくなった体を捨てて、自分自身を能力の対象にした。


「フフフ、肉体が朽ちようとも、次の世界(ネクスト)へ辿り着けるのは……他ならぬ君が、そして私もすでに証明したことだ」


 こうまでなった札木を倒す可能性としては、もはや神楽アツキの炎で焼き尽くすしかないだろう。だが……先程使って間もない炎の能力が再び使用可能になるにはもうしばらく時間が必要だ。

 そして、その時間を待ってくれるとも思えない。


龍血(天尽)


 俺が巨大な『人塊』を見上げ途方に暮れていると、横合いから落ち着いた声が聞こえた。天高く舞い上がる《力》の奔流、鯉が滝を昇り龍になるという有名な伝説が頭に過ぎった。

 空でとぐろを巻いたその《力》は、まるで雨の如く私達のもとへ降り注ぐ。それは破壊をもたらすことはない。


 ただ、『龍血』は世界を()らす。


「ど、どうするつもりだ?」


 私は、彼女の意図が分からなかった。『人塊』に『龍血』を浴びさせたのはその力をより強めるためだろうか……実際に高まりすぎた力の制御がままならないのか、人塊は動きを止めた。しかしそれは……まるで力を蓄えるようなものだ。いつ爆発するかなんて、もはや予想もできない。

 そうなればより強力な能力(アウト)として、先程までよりも強大な力を持って暴れ始めるだけだろう。


「龍血を浴びた能力(アウト)は、強化された自分自身の力に適応できなかった時に自壊する。でも札木の力は死を超越した。死を越えたそこに至るまで、あの能力(アウト)は滅びない」

「……?」


 聞いてもよく分からなかったので首を傾げた。すると■■はどこか微笑ましそうな目で私を見て、続けた。


「一つだけ、思いついた方法がある。私は、龍血により目覚めた能力者(アウター)と僅かに繋がりを持つ」


 私の手を取り■■は───縋るような目で、私を見た。


真守(マモリ)さん。貴方は、貴方の能力(アウト)は……『龍血』を、一度だけ使える。その身に龍血の効果が残っている僅かな間だけど、貴方の力は今まで私が出会った誰もが成せなかったそれを成せる」


「それは───」


 もちろん気付いてはいた。他の再現できる能力とは、少し毛色が違う『龍血』の再景(リフレイン)。使い所が分からないので、使うこともないだろうと漠然と考えていた。


「同じ『龍血』を与えても、札木はこれ以上何も変わらない。だけど───私を、オリジナルの『龍血』を、貴方の『龍血』で強化すればいい」



 言い終わると同時、■■の顔がすぐ目の前にきた。唇に触れる、柔らかい感触。口付けをされた。そう気付いたが、なぜいきなりそうなったのかよく分からずただ困惑する。


 唇を離し、唖然とする私にひどく申し訳なさそうな瞳で、泣きそうな目で彼女は僅かに俯いた。


「ごめんなさい、これは私のわがままだけれど、最低なことだけど……ごめんなさい」


 脳裏に浮かぶのは、■■の記憶。そこにいた、(おれ)とは違う周防真守(スオウマモル)の姿。彼女が見ているのは、(おれ)ではない。

 私に浮かぶのは突然唇を奪われた怒りでもなく、最初にあった戸惑いすらどこかへ行き……今はただ、同情するように……■■の姿を見てなんだか可哀想だと思ってしまった。



 龍血は、体液によって発現する。



 私の唾液を摂取した■■が、私をジッとみる。発動条件は整っている。そして……彼女の真意にそこで気付き、私は口を開こうとして、やめた。


 どのみち、今の状況ではそうするしかないのだ。


「ありがとう、全ては私のせい。これも、自分の都合が良かっただけ」

「……私には、この世界をこのまま生きると選んだ私には、何も言うべきことが思いつかない」


 再景(リフレイン)、龍血。


能力(アウト)を消す能力(アウト)も、因果をも歪めて存在を消す能力(アウト)も、眠りから醒めなくする能力(アウト)も、時を止める能力(アウト)も全て、『龍血』を止めることは出来なかった」


 私が『龍血』を発動した瞬間、目の前の■■の力がさらに強まった。

 死者を操る能力(アウト)能力者(アウター)自身が能力対象になることで、死を越えて動く───能力(アウト)そのものとなった札木の巨大な身体がホロホロと崩れていく。

 強力になりすぎた能力が、いかなる作用を引き起こすのか自壊を始めたのだ。


「……そうか、これが龍か……異なる世界から流れ着いた、力の奔流……そのもの……そうか、能力(アウト)とは……私達の行き着く先は……初めから、辿り着けるはずもなかったのか……」


 札木の最期はあっけない幕切れだった。強化された龍血による能力(アウト)の強化。その先に何を見たのか、ボソボソと何事かを呟いて、その身体は空気に溶けていく。

 巨大な『人塊』を構成していた大量の死体は、塵一つ残さず消えてしまった。


『最良を目指すんだ』


 札木が言った言葉が、ふと思い返される。


 何人の人が、死んでしまったのだろう。何人の人が、家族を失っただろう。


 しかも、札木と共に消えていった人達は死体すら残らなかった。こんな結果になることは想像すら出来なかったが……残された人達は、死体も残らなかった人の死をどう受け止められるだろうか。


 札木の言った何度も時を遡り、より良い結果を目指そうと言う言葉を私は否定した。そしてもう、『その選択肢は選べない』。


 視線を移すと、地面に膝をつき僅かに俯く(アマ)■の姿がある。

 私は近付き、顔を覗き込んだ。虚とした瞳は、しかしまだ生気を伴っている。しかしそれも時間の問題だろう。

 だらんと下がった手を掬い上げてみれば、皮膚に走ったヒビのようなものが大きく広がっていく。


「いかなる能力でも止められなかった龍血は、能力者(アウター)達の力の源である龍の力そのもの……ならば、それを壊せるのは、自分自身でしかなかった」


 天音(アマネ)の独白。私はそれに答える事はなかった。彼女が札木を倒した理由は、何も正義感のような大それたものではない。でも、それを非難できるような立場ではない私だが、彼女の選択に少し思うところはある。



周防真守(スオウマモリ)ィ! 僕は、お前を絶対に許さないからな!」


 その時どこからか、『棘の能力者(アウター)』らしき少年の声が聞こえてきた。声のした方を見ると、何故か空中に立つ彼と……隣には『瞬間移動』がいる。

 私の返事を待つ前に彼らの姿は消え去った。どうやら潔は仕留め損なったらしい。不思議と潔が負けたとは思っていない自分がいたし、その答え合わせとして潔が少し肩を落とした様子で屋上に帰ってきた。


「あの二人は、残ったか……」


 私はボソリとそう呟いて、その声を聞いた天音(アマネ)が私の方を見て口を開く。


「龍血は、自らの力に呑まれようやく滅びる。ごめんなさい、彼らはきっとこの先も───もう私が過去に戻る事はないから、止めることもできない」

「……私がやるよ。札木の誘いを断ったのは私だ」

「……真守(マモリ)さん、私は貴方の選択を尊重する。別にこれは、私がここで自分を終わらせたかったからじゃない。私は、貴方の選択に───」


 一度瞠目して、天音(アマネ)はそのまま口を閉じた。全身にヒビのようなものが広がり、手の先から彼女の身体は崩れていく。


「私の龍血は、ここでようやく終わる。それでもこれまで()れてきた世界は元には戻らない。自分勝手に、世界を振り回し、身勝手に……そうしてようやく『あの人達』の元へ逝ける」

天音(アマネ)!」


 世界を共に遡って、ただ家族の味方であることを選んだ(ヒカリ)が、悲痛な面持ちでこちらを見ていた。取り戻した『名前』を叫び、その声に反応して天音(アマネ)(ヒカリ)の方を見る。


「お兄ちゃん、ごめんね」


 たったそれだけ。

 そこに、いろんな感情が篭っていることが私にも伝わってきた。(ヒカリ)は何も言えなくて、ただジッと妹の最期を見つめる。



「貴方の能力(リフレイン)が龍血を使えるのはきっと、今この瞬間だけだった。結果論だけど、全てを終わらせるのは、これ以上世界が()れるのを止められるのはこの瞬間だけだったと思う」


 天音(アマネ)(ヒカリ)から目を逸らしたあと、もう一度私をジッと見てから真剣な瞳でそう言った。その言葉が真実なのかどうかは───。

 一度首を振り、私は答える。


「私は、貴方の記憶を見た。かつての真守(マモル)と、その……間に、生まれた……貴方の始まりを見た」


 その記憶に同情して、影響を受けた事は否定できない。《ネクスト》を作り、たくさんの罪を犯した彼女をもう憎めないのも、きっとそのせいだ。私は真守(マモル)ではないはずなのに、もう消えてしまった世界の話のはずなのに、もう天音(アマネ)のことを赤の他人だとは思えないのだ。

 だが、だからこそ私は───


「でも、貴方がやってきたことを私は許さない。貴方が、貴方が自分を殺すためだけにあらゆるものを犠牲にしてきたその未勝手さを許さない」


 自身に宿る龍血。死してなお、時を遡り世界を()らしてやり直しさせる、終わらない命。それを絶つ為に、彼女はそれ以外の全てを蔑ろにしてきた。


「どうして、やり直す度に、私を───いや、(マモル)を頼らなかった」

「……二度も、私のせいで殺せるはずがないでしょう? それに、あの真守さんも、『あの子』も……何度世界を遡ろうと、帰ってこない」


 札木に『一つの世界にこだわるのか』と言われたことをふと思い出す。私と、きっと天音(アマネ)にも向けた言葉でもあったのだろう。


 これ以上、話す時間はなさそうだった。天音(アマネ)の全身に走るヒビはもう、彼女の元の肌よりもその領域を増やしている。


「───許さないと言ってくれて、ありがとう。そして、ごめんなさい」


 その言葉を最期に、すべての能力者(アウター)の始まりである『龍血の能力者(アウター)』はこの世界から消え去った。

 もう二度と時を遡ることもなく……己の力と共に、もう還らない。



真守(マモル)……俺は、ごめん。お前のこと、許せそうにないよ」


 ボソリと(ヒカリ)がそう言った。その口調は、『前回』の彼を思わせるものだ。


「私は、真守(マモリ)だよ。そして許さなくてもいい。私も……お前らを、許さない」


 私達は、かつて親友だった。

 二度とそうはなれない。


「俺だって……私だって……天音(アマネ)の望みを叶える為に一緒にいたはずなのにな……でも、家族だったんだ」


 ポロポロと涙を地面に溢す(ヒカリ)を、私は複雑な想いで眺めることしかできない。


真守(マモリ)ちゃん、今のうちに帰ろう。ここは、多分大変なことになる」


 沈黙が支配して数秒、様子を見ていた潔が痺れを切らせてそう言った。

 正弦と美南佳奈が通っていた大学は、《ネクスト》と美南佳奈の暴走、そして私達との衝突で大変なことになっている。


 また、札木の言葉が蘇る。


『最良を目指すんだ』


 人が大勢死んだ。私の選択は正しかったのだろうか。天音(アマネ)の身勝手な……望みを叶える、そのための選択になってしまっていないか。

 もう一度時を遡り、もっとより良い未来を───否定したのは、この世界が『周防真守(スオウマモリ)』の世界だと言ったのは、他でもない私だ。


 でもきっと一生……私は、今日のことを後悔して、忘れられないんだろうと思う。




 *




「うーん、大変だったね真守ちゃん。真守ちゃんも、あの大騒ぎに巻き込まれたんでしょ? 能力者(アウター)……いや、すごい存在がこの世にいたもんだねぇ」


 あれからしばらく経って、未曾有の被害に国は能力者(アウター)の存在を認め、世間に公表した。


 それは世界中の国々も同時に行ったことだった。私達の預かり知らぬ権力者達の世界でどのようなやりとりがあったのかは分からないが……とりあえず身近なところで言うと、正弦の大学で起きた日本でも未曾有の能力者(アウター)犯罪は、その全貌と被害があまりにも未知数であり、掴み難いことから連日ニュースで取り扱われ、テレビや雑誌でも多くの特集が組まれていた。


 そんなまだまだ世間が騒がしい中、私は数日ぶりに学校へ行き、教室で岬花苗に話しかけられた。ニコニコと初めて能力者(アウター)の存在を知りました〜という顔をしている花苗の顔をジッと睨みつけ、自分の右手を彼女の顔の前に持ってきて……指先を針状に変形させた。


 それを見た花苗はギョッとして、出会ってから初めて見たその狼狽えぶりに思わずぷっと吹き出してしまう。


「ずっと……よくも隠していてくれたね。しかも、何回か私に使ってたでしょ」

「ど、ど、どういうこと? え?」


 花苗がここまで取り乱すのは初めてだ。確かに、他人の能力を模倣(コピー)できる能力者(アウター)は自分以外に見たことも『覚えもない』し。

 というわけで私のもつ能力(アウト)を説明すると、花苗はひどくバツの悪そうな顔で指先をモニョモニョと顔の前で弄っている。


「……別に怒ってないよ、それにサトウとの事とか、もっと聞きたいことがあるし」

「う、ご、ごめんね。能力を真守ちゃんに使ったのはさぁ、ほら……そうしないと危ない状況だったからでぇ」

「分かったってば……」


 しばらく、能力の件については彼女との間では尽きない話題となるだろう。能力の発現時期、その後対魔との交流など、本当に色々と聞きたいことがあるのだ。

 ふと、思い出したように花苗が言った。


「これは大事な事なんだけど、潔さんとはどういう話がついてる? てか一回確認させて?」


 ……潔のやつ、花苗にもなんか圧かけてたな? 





 こうして、(マモリ)(マモル)だった頃から続く戦いは一度幕を閉じた。しかし最後の因縁とも言える『棘の能力者(アウター)』はあれ以来しばらく姿を見せる事はなく、そのことに一抹の不安を感じながらも私の日常は過ぎていく。《変革の時》が来なかったため、記憶のような悲惨な世界はやってこない。

 だが、世界から争いがなくなったわけではないし、すでにこの世界から(はず)れた能力者(アウター)の中にはその力を悪用する者も多くいる。


 それでも、真守(わたし)の記憶よりもずっと平和な日常だ。

 この様子なら、花苗が殺された事件も起きないのではないだろうか。そもそも今の、能力者(アウター)となった花苗を簡単に殺せる人間がいるとは思えないが。



 対魔のメンバーは、警察と協力して悪性能力者を捕らえる手伝いをしているらしい。彼らも今はまだ未成年だし学生だから、表立っての行動は控えているらしいが……紅子や大観に巾木さん達を陰で支えているとか。

 警察の方も、能力者(アウター)対策の部署を大きく再建したという話も聞く。私も……手伝える場面があるなら手伝うのだが、どうやら潔が止めているらしい。過保護が過ぎるのだ。


 大吾郎は、警察に就職したわけではないが協力者としてなんだかよく分からない会社を正弦と共に作っていた。対能力者を掲げた民間企業とはいうが、その通りの会社なのだとしたらそれはこの社会で存続を許されるのだろうか……? 正弦が入っている時点で、どう考えても武装組織というか過激派組織のように思えて、なんだか少し不安である。

 あと一人、見笠(ミカサ)さんという能力者も在籍していたが、一度顔を見たことがある程度の付き合いなのでいまいち人となりがわからない。



 数年後、私が高校生になった頃。


 再び《ネクスト》は姿を現した。

 規模も、構成能力者も、目的も、すべてがかつての《ネクスト》とは似て非なるものだ。


 だが、その組織のトップは『棘の能力者(アウター)』だ。例え(イサギ)が私を遠ざけようとしても、彼は私を恨んでいるだろうから逃げる事は叶わないだろうし、そのつもりもない。



 その事にどこか、ホッとしている自分がいる気がした。


 贖罪の機会がきたのだと。



 私を大切に思ってくれている人達が多くいる。私が大切に思う人達がいる。

 そして、多くの助けてこれなかった人達もきっとそうだろう。


 大切に思う人達の命が失われた時の悲しみを、私はよく知っている。



 *




(ヒカリ)、『血棘』がまた動き出したんだ。私は、戦うよ。あいつは……私が殺す」


 とある施設から出ることを許されない(ヒカリ)に、ガラス越しでそういって私は面会を終える為に立ち上がる。


真守(マモリ)、お前はいつまで戦うつもりなんだ? 世界は変わった。《変革》がなかったこの世界には『余裕がある』。お前が表立って動かなくても、いくら『血棘』といえど……」

「私がやりたいんだ」


 今でも頭を過ぎる。

 テレビや雑誌で、あの時の悲劇を思い起こした時。そのほかにも、能力者(アウター)犯罪だと認識されていなかった頃からの犠牲者を思い出して。

 札木に問われた『最良』の未来が選べたのかもしれない、と。



 だから私が戦う。

 私の選択した、『これから』を最良にする為に。





あとがき



これで周防真守のエピソードはひと段落となります。あとはエピローグなんかを投稿する予定ですが、まぁこの話が実質最終回みたいなものかと。


決着や結末は決まっていたものの、中々それを劇的に締めることができず、何やらふわふわっと巻きで終わった感が出てしまいました。うーん、最終編の話区切りをミスったかなぁと思うばかりです。


まぁでも、ずっと強くあろうとした真守ちゃんの心が折れて紅子や松太郎に泣きついた話書けたので、そこは満足してます。


最後の戦いの後、登場していない人物達もこのあと真守が高校生になったあと再び始まった《ネクスト》との戦いで出番はあるんだろうなって感じです。


エピローグで出せたら出すかな?


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