25 『AQUA』
横浜の馬車道で弾いてきた。
弾いた曲は、宇多田ヒカルさんの『花束を君に』と奥華子さんの『変わらないもの』。
馬車道の前に、関内でも弾いた。
関内では、坂本龍一の『AQUA』と、『変わらないもの』。
どの曲を抱き合わせるかは、センスが問われるところだ。
似てる曲をやるより、全然違う曲をやった方が、聴く側は飽きないと思う。
だから、私は抱き合わせはすごく考える。
今回やった中で、一番弾きにくかったのは、『花束を君に』だった。
楽譜が難しいとか、曲が速いとか…そういうのではないのに、なぜか弾きにくかった。
逆に弾きやすかったのは、『変わらないもの』だった。
練習を開始して、2日ほどで弾けるようになった。
『AQUA』は、ゆっくりしたテンポだったけど、絶対に失敗しちゃダメな曲だった。
ゆっくりな分、ミスが目立つ曲だった。
一音外すと途端に不協和音になるから、慎重に弾いた。
ピアノを弾いている時って、不思議なことに暑さを感じない。
むしろ、涼しい風が音の間を通っている気がする。
関内のピアノはよく響いたけど、馬車道のピアノは、自分が弾いているのに音が聴こえにくくて、弾きづらかった。
またもや、たまたま、人が通らず、無観客無聴衆…。
私、ピアノ弾いてる時、誰も近寄れない呪いかかってるのかな……。
『AQUA』は本当にすごく綺麗な曲なので、ぜひ聴いてみてほしい。
でも、なぜ、題名が『AQUA』なのか、I can’t see. Why…???
作曲者も明確な回答は無いっぽい。
なんで、この曲を『水』???という名前にしたんだろう……???




