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覗かれた旦那ちゃん

 忍び寄る影。

 

 嫁ちゃんより先にお風呂に入る至福の時を満喫する旦那ちゃん。

「♪一万年と二千年前から愛してる~♪」

 バンっ!

 風呂場の扉が開く。

 すかさず風呂のヘリを両手で持ち、腰をあげ絶妙な水面でぷかり、テ〇ンコを浮かせる。

「何、歌ってるの?」

 嬉々としてニヤニヤしながら、一物を一瞥する嫁ちゃん。

「別に」

「あっ、そう」

 パタン扉はしまる。

「ったく」

 旦那ちゃんは溜息ひとつ。

「♪真っ赤なバラは~あいつの唇~♪」

 バンっ。

「旦那ちゃん!」

 くいっ。

 ティ〇コ浮かせるはマストだ。

「なんか歌ってたでしょ」

「ル~パ~ン(山田康夫さん風に)だよ~そりゃないぜ、よめちゃあ~ん(不二子ちゃん風に)!」

「・・・似てね」

 パタン扉は閉まった。

「連邦軍のモビルスーツはバケも・・・」

 バンっ。

 〇ィンコ再浮上。

「大声だしたでしょ」

「シャアだよ。赤い彗星の真似していたの」

「知らない」

「だったら来ないで」

「うん」

 パタン扉を閉める。

「まったく・・・」

 旦那ちゃん気を取り直して、

「だってしょうがないじゃないか」

 バタンっ!

 ティン〇、水面にぷかり。

「えなりくん」

「ぶー、えなりくんのモノマネをするホリさん」

「しょーもね」

「だってしょうがないじゃないか」

「・・・・・・今日もぽよよんだね」

「だってしょうがないじゃないか」

 パタン。

 旦那ちゃんはわが息子を見つめて呟いた。

「やっぱり、しょうがないじゃないか」



 ぷかり。

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