真夏の夜の夢
真夏の夜
旦那ちゃんは真夏にあの歌をうたっていた。
「♪てんてれてんてれてんてれてんてて×2、骨までとけるような・・・」
「おっ、冬彦さん」
「違うよ麻利夫さんだよ」
「ずっとあなたが〇きだった?」
「違います。〇にも言えないです」
ことごとく外す嫁ちゃん。
「ぜったいに許さない~許さないぞ~」
嫁ちゃんはエア木馬に乗り、あの名シーンを再現する。
「ああ、冬彦さんが木馬に乗る名シーンね・・・それも前作なんだよな・・・あいこ社長の為に・・・男・・・男なら男なら~・・・すいません高揚していました・・・でしょ」
「何が?」
「だから、真夏の夜の夢のドラマ」
「冬彦さんね」
「ノぅ~!」
「マリオ」
「スーパー」
「YESからのNoっ!」
「ふう・・・でも」
嫁ちゃんは溜息を一つついた。
「何?」
「こんな話題って、知っている人ってだいぶ限られるよね」
「同感」
「年はとりたくないなあ」
「そだね」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「何だよ」
「ふう」
嫁ちゃんはまた溜息をひとつ。
「ホント、ホント・・・ね~」
裸族、旦那ちゃんのアレを見て、嫁ちゃんは憐れみの顔を見せる。
「はぁ(*´Д`)」
「うわ~ん」
やっぱり冬彦さんだな~。




