アデリーの愛情クッキング
本日6話? め?
てれれててって♪
てれれててって♪
てれれてててててててってってって♪
「「 アデリーの愛情クッキングー♪ 」」
「はい。今日も始まりました。
アデリーの……
「「 愛情クッキングー♪ 」」
司会進行はイチの嫁こと私、アデリーと」
「ご主人様の叱責それはご褒美です。エイミーがお送りいたします。」
「さぁ、エイミー。
今日は私達の為に頑張って働いているイチの為にお弁当を作るわよ!」
「はい! ご主人様の為に働けるのは私の喜びです!」
「うんうん。いい子ねお馬ちゃん。
ところで、そのご主人様は誰の事なのかしら? 間違ってもイチだけを指してるわけじゃないわよね? ね?」
「と、ととと、当然でございます! ご主人様はアデリー様の事です。」
「うんうん。よかった。
もうどうしようかと思ったわ。」
「……危なかった(ボソリ)」
「あら? 何か言ったかしら?」
「いいえ。何も。」
「あらそう。
そんないい子にはご褒美をあげないとね。」
「え?
……今からお弁当を作るんですよね?
あ、あれ? ウグゥっ!?」
― しばらく おまちください ―
…………ふぇ………ぁ…………
………ふふ………にし……って………こ…
ひ………! ……ゾ………のぉ!
……ぇぇっ!
…ら? ……た…い……ね? …………縛………げ……う……
よ……い………す……ぁ!? ………
だー…………な子………よ!
……ぁあん…………ひゃあ………っ!
― ししししばらく おまちください ―
「さぁっ! お弁当を作るわよぉ!」
「……ふぁぁい……頑張りましゅう……」
「今日作るのは……サンドイッチ!」
「ふぁぁい……簡単な料理でしゅ…もう料理と呼べないレベルのぉ……」
「使うのは、イチが日本から持ってきてくれたレタス、プチトマト、ハムとプロセスチーズ。あとはケチャップね。簡単!」
「簡単なのに……なぜか嫌な予感がしましゅう……」
「うふふ。さっきから失礼な事を言う口はこの口かしら?」
「きゃあぁんっ!! そ、その口は違いますぅっ!! ふぁっ!」
「さ。お馬ちゃんはもうほっといて、さっさと作っていきましょう!
まずは簡単。パンに切れ目を入れます。」
「しゅ、手刀でそんな綺麗に切れるのは見たことありませぇんっ!」
「はい。パンが切れたら次は野菜を洗います。
まずはお水を……」
「ふぇ? なぜご主人様は……胸の谷間に水を貯めて洗っているんですかぁ?」
「え? だってイチは私の胸大好きだし。当然じゃない?」
「…………」
「……ねぇ?」
「はぁいぃっ!! 当然でございますぅうぅっっ! 流石ですぅっ!」
「はい。洗い終わったら、よぉく水気を切ります。
キッチンペーパーがあれば、それで水気をとっても良いかもしれませんね。
そしてパンに挟みやすいように大きさを整えましょう。」
「また手刀でそんなに綺麗にぃ!」
「レタスは大きくても良いですが、細かく切っておくと食べやすいかもしれませんね。
このあたりの気遣いが、あ・い・じょ・う♪
でもプチトマトは細かく切ると余分な汁が出てきてしまうので、半分に切る程度か、いっそのこと切らないのもいいでしょう。
さて、次はチーズです。 ……ん。」
「ふぇ? ………ご主人様……
今…どこからチーズを出されたのですか?」
「細かいことは気にしちゃダメよ。
さ。挟みます。うふふふふ。」
「ああぁあぁあ……」
「さぁ、次はハムですね。
あら? ここにオークレバーを焼いたものがあるので、ハムの代わりに薄く切ります。」
「ああぁあああ……」
「最後にケチャップをかけましょう。んん。」
「なぜケチャップを口にふくむのですっ!? ああっ、そ、そんな!」
「……んべぇ」
「ああああああ。」
「ふぅ……はい。アデリー特性愛情サンドイッチの出来上がり♪」
「あああああああ。」
「さ。完成したら、すぐに渡しましょう。
鮮度は大事ですよ? いーちーー。」
「あああああああ。」
--*--*--
「このサンドイッチうめぇっ!」
(あああああああ。)




