表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不良少女はゲームでも喧嘩がお好き  作者: 鳩胸 ぽっぽ
要塞都市ヴェルディア
204/241

摩天楼ダンジョン

 私たちは町長の家に来た。

 要塞の中央。そこには摩天楼のようなものがあり、天高くそびえたつ。その隣に町長の家があったのだった。

 私たちは家の中に押し入る。


「それで、古代兵器、ですか」

「ああ。何か知ってるか?」

「知っていますが……攻略できますか?」

「攻略?」


 意味不明なことをいう。

 攻略?


「実は……古代兵器はあの塔の頂上にあるのです。漆黒の摩天楼の頂上にあるという話は代々伝わってはいるのですが……。いかんせん、ダンジョンなので攻略が難しいのですよ」

「あれダンジョンなのかよ……」

「しかも、入れる人数制限があるんです。二人まで、と」

「二人!? すっくな……」


 二人であの摩天楼ダンジョンを攻略しろということか。

 あれ攻略は骨が折れるな……。修学旅行行く日まで終わらねえだろ。だがしかし、あの摩天楼ダンジョンをクリアしなければ古代兵器は手に入らないということか。

 

 私たちは町長の家を後にして、アルテミスたちにそのことを伝える。

 

「なるほど。ではその摩天楼に挑むメンバーを決める必要があるね。ただ……大体は決まっているんじゃないだろうか。私とゼーレ君か、ワグマ君とゼーレ君だろう」

「人数制限があるならそれしかないよな。戦力はゼーレで十分事足りてるし、回復役が必要になるということはそうなるな」

「ワグマ君。どちらが行くかは君に任せるよ。君が行くなら少なくともMPを回復させる薬は持って行ったほうがいいだろう」

「そうですね……。ここは私が行きましょうか。私も気になりますし。いろいろと準備してから行きましょうか」


 ということで、準備することになった。

 私はアルテミスからエリクサーをたくさん受け取る。私がダメージを受けた時に回復するためのものだ。

 主に戦うのは私になるので、私が死ぬ=失敗という形になる。

 摩天楼ダンジョンは長そうなので、死ぬことは避けたい。


「それにしても……あれがダンジョンだったとはねェ。この要塞とは異質の感じがしたが」

「あれ、突如現れたらしいっすよ。数年前に、地面からにょきにょきって。あれが古代兵器かも?って思ったんすけど違うらしいっす」

「要塞の壁とかは石でできてるけど、あのダンジョンは石じゃないよ。ものすごく黒かったし……。硬いけど石とは違ったなぁ」

「なんでもいいよ。それより、ワグマの準備を待とうぜ」


 あの摩天楼ダンジョン攻略に何日かかるだろうか。

 天を貫くようなダンジョン。


「ゼーレ君。最近、君の負担が多いが頑張ってくれたまえ」

「たしかに! がんばってね」

「ああ、ま、戦いは好きだからそんな苦じゃねえよ。それに、私は今入院中だし暇だからやる暇はあるしな」

「アレルギーで倒れたのが功を奏したのかな」

「だけれど、一人で移動したらワグマ君を置いてくことになるからねェ。どちらにせよ、ワグマ君も休まない限り昼はできないだろう」

「そうだな……」

「いや、そうでもないですよ? 私、課金アイテムでこんなの手に入れてますから」


 と、書かれているのはセーブポイントキャンプというもの。

 

「次ログインするとこのキャンプから始動できるんです。つまり、ゼーレがこのキャンプを持ち歩けば私はそこから始められるんですよ」

「なるほど、じゃ、それくれよ」

「はい。もう私はセーブ設定しましたし、一応ゼーレもしておいてくださいね」


 というので、私もキャンプ設定を開き、セーブ機能オンにしておいた。










ちょーっとしばらく書くの休ませてください……。

もう片方投稿したので、しばらくそちらを書こうかな……。と。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


変態、ゲームに立つ!
新作です。VRMMOものです。
読んでもらえると嬉しいです。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ