25-2-22『俺と葛城と白いケモノ』本文感想
皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます! こんなゆー!
いぬがみと聞くとついつい堀江由衣さんの「ヒカリ」を聴きたくなるの、あるあるだと思います!
※ 『いぬかみっ!』やろがい
熱い友情のドラマ with 白い獣の怪異を添えて
少年同士の命がけの友情って、こう、なんでしょうね。なんでこんなに見所があるんでしょうね。私、こういうの好きだったりします(筆者の脳内では葛城くんは勝手に線の細めな美少年にされています)。
一族の悲願というものを生まれながらに背負わされた葛城くん。よく型月世界(というかFate寄りの世界)とかで見かける魔術師の家系に生きるお母さんと、恐らく今井くんたちと出会うまではその生き方に疑問など持たなかったであろう葛城くん。そんな彼が命がけで友達を守ろうとするに至るまでの軌跡を思うと、なんだか涙ぐましいものを感じてしまいます(今、筆者の脳内で葛城くんに某黒聖杯な妹ちゃんが重ねられています)。今井くんの走り高跳びを見かけたりしたのかな……(は?)
白い獣の怪異というと、やはり皆様あれですかね、某ニャンコ先生を思い浮かべますでしょうか。もしくはプライミッツ・マーダーを思い浮かべる方も多そうですよね……もしくはモロの君とか。
恐らくこの怪異、蠱毒に使われたワンちゃんとかの怨念の塊みたいな存在だと思うのでたぶんその口の中はL.C.L.・呪詛版みたいな空間になっていると思われるんですよね。聖杯の泥みたいなものでしょうか。恐らくそこで今井くんは葛城くんと再会すると思うんですよね。
泥の中で自他の境界が曖昧となり、ワンちゃんの痛い、悲しい、どうして……みたいな思念や怨念、そして葛城くんの痛ましい半生の記憶等が自分の意識すら侵食する勢いで流れ込んでくる中で懸命に葛城くんの姿を探す今井くん。やっとのことで見つけたその姿は、もう何匹ものワンちゃん(怨念)に食い千切られ、今にも葛城くんとしての自我がなくなってしまいそうな有り様。こっちへ来いと叫びながら手を伸ばす今井くんに気付いた葛城くんは、一瞬だけ光の戻った瞳で優しく微笑んで…………
みたいなね!(筆者の頭では、Heaven's Feel終盤の場面が再生されています)
前書きに引き続き、遊月です。いやぁ、堀江由衣さん版の「風の辿り着く場所」を聴きながら後書きを書き始めていますが、なんでしょうね、胸が熱くなりますね。
ということで、いやぁこういうの好きだなぁと改めて思いましたね。一族の宿命に囚われたヒロイン(筆者は性別問わずヒロインと呼ぶタイプのオタクです)って、こう、そそりますよね。思春期を闇深ヒロインに捧げた元少年としては、葛城くんみたいな子を見ると涎がじゅるりら……と垂れてしまうわけでございます。なんでしょうね、こういう幸薄くて恐らくそれを受け入れていたけど、主人公との出会いでちょっとだけ欲張りになってしまう系のヒロインって、どうしてこう心の琴線に触れるのでしょうね。たまりません。Aimerさんの「I beg you」聴いてきていいですか? ありがとう、ちょっと聴いてきますね。
……ふぅ、やっぱり最高でしたね(本当に聴いてきました。あのMV凄すぎますね)。
とまぁ、ここまででお伝えしてきた通り、もしかしたら葛城くんが獣の中から掬い出されるところで終わりそうな物語と思わせておいて実はそこからが始まりで、今井くんと葛城くんの、過去(この書き出し時点ではつい先程の出来事だけれど)の凄惨な記憶を抱えた、平穏だけど心はずっと薄闇の中を漂うような共同生活が前半ラスト辺りから描かれ始め、やがてどこかへ去ったと見せかけて葛城くんの中に潜んでいた犬神が何やかんや嫌な方面に作用した結果、そこからが今井くんの語る『別れ』の物語になっていくのではないかなとか──そんな妄想をしちゃいますよねということを思ってしまっているわけなのですが、よくよく読んだらまた出会うお話なのです。そのときにお互い人のカタチを保っていられているかは不明ですが、どのような形であれ、確かな絆を結んだふたりがずっと一緒にいられる未来というのは筆者も望むところ、期待して続きを待ちたいと思います!
一族に縛られたキャラクターというと『ゲゲゲの謎』も思い出して観たくなりますねと言葉を添えて、『俺と葛城と白いケモノ』の感想とさせていただきます。




