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書き出し祭り・感想  作者: 遊月奈喩多
第25回書き出し祭り分
92/103

25-1-9『乙女ゲーム フライヤーズ・ナイツ~転生先が推しをダメにした悪役令嬢で最悪だ!~』 本文感想

 皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます! こんなゆー!


 恋愛ゲームですか、作者が最後にプレイしたのは『ゴア・スクリーミング・ショウ』というオカルティック恋愛アドベンチャーゲームでしたが、今も細々と続いているギャルゲー乙女ゲーエロゲー文化……。

 日本の誇りともいえるこの文化がこの先も残っていってほしいという祈りを込めつつ、読んでいきたいと思います!

 やらかしヒロインですか……いや、なんでしょうね。恥も外聞もなさそうな「ルカ!」から悪意の類いは特にないのが伝わるので、なんとなく『そんなに恨むのも可哀想じゃない?』と思ってしまわなくもないのですが、確かに巻き添えを食らって不幸になるキャラクターがいるとヘイトが向くのも仕方ないというもの。ちょっと可哀想ですけどね。

 というか、たぶん国外追放されたところで描写が止まっているだけで、ひょっとしたらルカ嬢と国外に出たユーゴさんは案外その後幸せになったりするのかも知れないなと思ったり思わなかったり。たぶん、フラナイ主人公が介入しないユーゴさんはけっこうルカ嬢に(ルカ!やルッカルカ~!含めて)首ったけなのではないでしょうかね。

 だってルッカルカ~!を求めて、露子さんが恥ずかしがって(?)淑女仕草をしたらガッカリしてるじゃないですか(ゲーム上の仕様かも知れないけども)。これ、たぶん序盤は“ユーゴさんで”幸せになる物語として進んで、後半辺りから“ユーゴさんと”幸せになる物語になっていくのではないでしょうか。そうすると「ルカ!」や「ルッカルカ~!」にも恥じらいがなくなり、それらを嗤う周囲に対しても『嗤ってるんじゃあね~ぞ!』と内心思うようになっていたり……。そうですね、他の攻略対象や外側の存在(プレイヤー)からは理解されなくともふたりの間には確かにふたりの愛が存在しているんだ──そういうお話になっていくのではないでしょうか。


 攻略されずにフェードアウトしたキャラクターたちのその後という、プレイヤーたちには関与しようもない世界について考えるきっかけにもなるかも知れないお話かと思います。

 前書きに引き続き、遊月です。ふたりにはふたりの幸せがある……ルカ!やルッカルカ~!もふたりの幸せなんじゃないのという感想を抱きました。そういうの尊くて好きなんですよね。


 私も先日某ウマ娘をプレイしているときに、内に秘めたあまりにも激しい闘争本能を自ら恥じて押し込めた結果(?)多重人格のような状態になり、彼女自身、そして彼女をレースで走らせると誓ったトレーナーをも蝕んでいくという、なんだか懐かしい気配のする伝奇エ……ノベルゲームのヒロインみたいなキャラクターを育成したのですが、もはやああいう話だとトレーナーをプレイヤーの分身というよりは小説の主人公みたいな感じで見てしまうわけなんですよね。ほぼ吸血衝動みたいな闘争本能を剥き出しにした人格、そして自分を認めて「怖いくらいに美しい」とまで言ってくれたトレーナーを一途に慕う少女の人格とに分かれた彼女の、否、彼女とトレーナーの物語もまた、「これはふたりにとっては愛の物語だし、ふたりにとっては紛れもなくハッピーエンド」と呼ぶべき結末を迎えることとなるわけです。

 正直、(私個人は紛れもなくハッピーエンドだと思っているものの)人によってはメリーバッドエンドに見えたり、さすがにふたりの他界を仄めかしているならバッドエンドだろうといろいろ意見の分かれるシナリオではあったのですが、大事なのは主人公とヒロインがどう在るか・どう在れたかなのではないかと思っている身としては、そもそも本能を剥き出しにした人格に惹かれてトレーナー契約を結んだ主人公が、その人格が剥離?してただの少女となったヒロインに「想いは変わらずここにある」と告げておよそ現世とは思えない場所で一緒に留まることを決意して、更にその決意を受け止めて幸せそうに微笑むヒロインの「今でも──愛してる」という台詞で締められたあのシナリオが、たとえふたりが世界から忘れ去られてもう戻れないとしても、ハッピーエンドでないわけがないと声を大にしてしまうわけで(話が大幅に脱線しました)、つまり何を言いたいかというと、このお話もたとえ周りから嘲られ、蔑まれ、哀れまれ、およそ外側の存在(プレイヤー)から理解されないとしても、追われたふたりが幸せでないとは限らないよね──みたいな終わりになるのではないかなと思ったというわけなのであります。

 別に『主人公』のヨウコ・タナカ陣営も幸せになっていいと思うのです。けれど恐らく、フラナイ的には報われなかったとしても露子さんたちにもまた別の幸せが……みたいなね。

 そういうみんなが幸せになれる終わりなのかなとか期待しつつ、『乙女ゲーム フライヤーズ・ナイツ~転生先が推しをダメにした悪役令嬢で最悪だ!~』の感想とさせていただきます。

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