24-1-20『タマ姫殿!』本文感想
皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申す者でございます!
先月末の方が暑かったのではないかと思うくらいに涼しさを感じる朝晩の空気は、もしかしたら迫りつつある梅雨の前触れなのかもしれない……そんな今日この頃ですね。
さて、今回のお話は!?
そうそうこういうの!
こういうのが読みたかったんだよね!
このお話を拝読したとき、筆者は思わず会社にいることを忘れてそう口走っておりました。
なんというのでしょうね、タイあらの時点から少しだけ感じていたことではありますが、このお話はあれですね。平成に取り残されたオタクたちの難民キャンプというか、世紀末の香りを色濃く残す21世紀の番外地というか、もしかしたら『それって褒めてなくない?』と思われそうな言葉かも知れませんが、そういう空気感が大好きな筆者は最大級の賛辞としてこの言葉を使わせてもらっています。
ということでこのお話に触れていくのですが、このタイトルはタマちゃんと“姫”さんと“殿”くんの3人を示していたんですね。まずそこで唸った後、やはり“姫”さんと“殿”くんの軽妙なやり取りに目を奪われるわけです。この辺り、本当に特定の時期に放送されていたアニメの日常パート並みのトンチキ会話が続いていくというか、こう勢いで乗り切っていく会話スタイルというか、それでいてふたりの関係性だったり“殿”くんから“姫”さんへの気持ちだったりもきっちり表れているようなところには脱帽しました。ありがとう、いい薬です。
そこからタマちゃんの登場によって事態は一気に急変……するかに思われつつも、序盤の空気感が続いていくわけですね。だからこそ、今後いきなりシリアスになったりしそうだなという期待も高まったりして笑(あの頃の作品って、そういう緩急がえらく強かった気がします。風邪引いちゃうゾ!)
いやぁ……やっぱりこういう傑作と出会えるのも、ネット小説の醍醐味ですよね。
前書きに引き続き、遊月です。
創作物に触れていると、定期的に思わず唸ってしまうようなものと出会うことがありますよね。たとえば某ゴールシーンを観たとき(あの海 どこまでも 青かった)、たとえばとある予言書の歌を聴いたとき(ブラック★ロリコン)、たとえばこのお話を読んだとき。
筆者、思わず唸りました。
実のところ、この書き出し祭りで出会った作品のなかで何が好きかと問われたときの答えってほぼ揺るぎないレベルで決まっていたのですが、これからはこの『タマ姫殿!』と迷うことになるな……と思うなどしております。よいですね、こういう出会いがネットのいいところです。
珍しく横道に逸れることなく、『タマ姫殿!』の感想とさせていただきます。




