22-4-20 紅茶館の女給は探偵のまねごとを 本文感想
皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます!
さぁて、今回のお話は!?
いわゆる「オネエ」が「オネエ」という名称を獲得して世間に認知され始めたのはわりと最近の印象がありますが、それより前の時代からオネエがいたとしても不思議ではないんですよね。手前味噌みたくなりますが、筆者が前々回の書き出し祭りで書いた『さくや奇譚』という話の感想でロリコンについて同じコメントを頂いていたのを思い出しました。
それはそうと、なんと連行?されてしまいましたね!! 確かに、事件の犯人について事細かに推理するなんていう芸当は誰にでもできることではないですからね……語り手が犯人なんていうもの探偵もののひとつのパターンと化している昨今、その辺りを怪しく思うおまわりさんが出るのも不思議ではないかも……?
疑わしきを罰するのは容易。
確かに推定無罪というのが浸透する前の時代だとおまわりさんの権限というか、おまわりさんの「怪しいぞ!」という主観でも強く出られてしまいそうですね。伯爵もといおさわりまん……美月ちゃんを守ってくれますよね、頼みましたよ!?
前書きに引き続き、遊月です。大時代的というのでしょうか(明治かもしれないじゃないか)、このくらいの時代が舞台のお話が纏う雰囲気というのは、いいものですね。
ということで近代日本を舞台にした漫画が頭に浮かぶわけですが、代々「国を守るための役目」を負っている家に生まれた令嬢と、その令嬢の屈託のない笑顔に惹かれてしまった若き使用人の恋、そして令嬢が果たすあまりに淫靡で見ようによっては凄惨な「役目」を描いたお話なんですね。
使用人が見てしまったのは、国の高官たちが欲望のまま令嬢を貪る様と、全て終わったあと令嬢の信じる「役目」を嗤いながら欲望を発散できるいい機会だと語らい、早速次の予定を立てようとする高官たちの姿。
それまでと変わらず無垢に見える姿で接してくる令嬢に、義憤や嫉妬に惑いながらも、彼女たちのしていた行為は想い合う相手とすべきものであると伝える使用人。そしてその言葉がどこか引っ掛かって「役目」に躊躇を見せてしまう令嬢……!
いやぁ、本当にいい漫画でしたよ。
ということで、古き良き時代というのも少し違いますが、この辺りの時代のお話っていいですよねと言葉を添えて、『紅茶館の女給は探偵のまねごとを』の感想とさせていただきます。




