22-4-20 紅茶館の女給は探偵のまねごとを タイあら感想
皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます! 筆者が最初に接した探偵というとあれですね……恋はスリルショックサスペンスな彼でしたっけね……
いわゆる大時代的な情緒の漂うお話ですね。美月さんみたいなタイプの探偵は、いわゆる安楽椅子探偵というのでしたっけね? 恐らく事件の真相のみならず、思いもよらない背景や事件の当事者たちの秘密までもが白日の下に晒されそうな雰囲気を感じております(筆者の好きなやつですね)
この手のシリーズでは、だんだん探偵(このお話では美月さん)の真実や過去も明らかになったり、その因縁も絡んだ事件が起きたりとかいろいろな展開が考えられそうで、個人的には楽しみなお話ですね!
前書きに引き続き、遊月です。いやぁ、思えば現代でも探偵ものの小説って多いですよね。やはり謎に惹かれ、それらが解き明かされる展開に心踊らせてしまうのは年代なんて問わない人間の性なのかも知れません。
謎というと、筆者が作家推ししている成人向け漫画家さんの新作を思い出してしまいました。ある連続児童誘拐事件について、各被害者の証言をもとに当時の状況が『こうだったのではないか?』という風に映し出され、犯人の陰惨な手口やそれらが被害者たちの現在にも大きな影響を及ぼしていることが明らかになっていくという、オムニバス形式で進んでいく話なのですが、最後の最後まで読み進めていくとそれらがひとりの少女の復讐、そしてそのカモフラージュだった……!という驚愕の真実が、犯人たち同士の会話によって読者たちにだけ明らかにされるんですよね。
そういえば作者様は前にも、児童ふたりを監禁して性的暴行を加え続けた男の犯行について描いた物語を書かれていましたが、それは監禁されたうちのひとり──犯人の姪によって唆されたものだったという真実があったりしました。そのとき、善人であるがゆえにひたすら踏みにじられた挙げ句に病気で余命幾ばくもなくなってしまった男の心を弄び、操るような少女の囁きはもう必見というレベルなのですが、やはりこの作者様、少女によって人生を壊される大人という概念を描かれるときの筆致が凄まじいなといつも思っております。
ちなみに今回語っていたお話は、命を断とうとした少女に対して犯人が『復讐してみないか』と囁いたところから始まった話なのですが、この作者様の徹底しているところは既に大人(?)になっているヒロインの濡れ場でも、『精神が子どもの頃のまま掌握されている』という表現をすることであくまでシーンに現れるのが子どもの姿に統一されていたところでしょうか。
たぶん、筆者の知る限りいちばん大人(?)だったのは、後に最凶で無敵の幼女を産み落とすことになる独特の価値観を持った女子高生が、当時目を付けた教師の夫を寝取っている回想シーンではないでしょうか(子どもにそのことを語り聞かせている回想シーンの、たった1コマにチラッと高校生の頃のお母さんが現れます)。
筆者の性癖は我ながらかなり幅広いので、その作者様のように徹底して児童のお話を書いていくことはできませんが、それならばせめて自分の性癖を突き詰めて今後も創作に励みたいですね……!
ちょっと真面目な話をしてしまいましたが、この辺りで『紅茶館の女給は探偵のまねごとを』のタイあら感想とさせていただきます。




