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書き出し祭り・感想  作者: 遊月奈喩多
第21回書き出し祭り分
28/103

21-4-25『貧乏令嬢の花婿探し~なぜか、悪役令嬢に溺愛されるなんて聞いてませんけど!?~』本文感想

 皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます! 今回のお話は……So! 百合ですね……ありがとうございます。

 特定の相手が気になっている状況でも報われないことがわかっているからその気持ちに蓋をして、どうにか学院に入学したら、よもやその想い人(レオン王子)と報われないと思っていた原因である婚約者(イザベラ嬢)の両方から好意を向けられるなんて!

 私たちが読んでいるこれなんて乙女ゲー!?


 そう、この物語はイザベラ嬢曰くゲームの世界のようです。「ゲームと同じ姿に成長して…………。夢みたい」という台詞から感じるねっとりした感情ったらないですね、ありがとうございます。

 あとレオン王子との口論で思わず素というか転生前の人格が出たっぽい口調も……と語るともはやイザベラ嬢についての感想ばかりになってしまいそうなのですが、きっとこのレオン王子の立ち居振舞いやイザベラ嬢とのトリオ漫才的な出だしを見るに、そう重ったらしい話にはならず、心安らかに読めそうな雰囲気がありますね。


 アーシェちゃん、これからどんな未来が待ち受けているのでしょう? そしてこの感じだと別の「攻略対象」も姿を見せてくれそうなので、そちらも楽しみにしておきたいところですね!

 前書きに引き続き、遊月です。百合というかハーレムというか、乙女ゲー世界ということで、きっとこの後も「攻略対象」たちがわんさか押し寄せてきそうな話でしたね(イザベラ嬢は悪役令嬢であって攻略対象ではないので、仮に三角関係ものであっても最低もうひとりの攻略対象の登場は避けられない)。

 筆者(わたし)、気になります!


 恋愛ゲームというと筆者の少年時代にアニメ化・全年齢化されてきた数々の名作ゲームが頭をよぎりますが、懐かしいですね……。枯れない桜のある島のお話とか、中に誰もいなかったお話とか、今では凄く有名になったアニメ映画の監督がアニメーションを手掛けていた伝説的なオープニング映像が今なお語り継がれる名作とか(アニメ版はシャ●ト演出全開でわりとオリジナル展開も挿入された、あちらもあちらでシ●フトの最高傑作だと思っています)、伝説の玄関とか……。懐かしいものです。そういえば本作『貧乏令嬢の花婿探し~なぜか、悪役令嬢に溺愛されるなんて聞いてませんけど!?~』のタイあら感想で触れた古今東西の英雄たちと絆を結んで共闘できるソシャゲも、原作は3人のヒロインのルートを進む恋愛ゲームでしたっけね。まぁ、筆者の推しは初代から変わらず星の光を食べて生きているラスボス系神父なのですが……(きゃっ、言っちゃった///) ソシャゲの方にもあの神父が実装されたときは本気ではしゃぎ回りましたね。もう引退して久しいゲームだったというのに、彼に関連する情報はめちゃくちゃ集めたものでした。

 他人が美しいと思うものを美しいと思えず、他人が尊ぶものを尊べない……これだけなら最近に至るまでよくいる系統の敵キャラなのかも知れませんが、あの神父の魅力はそのことを自身がかなり苦しんでいたことなんですよね。敬虔な神父である父親のもとに生まれ、人並み以上の強い倫理観を持って育った彼にとって、自分の心のありようが本当に苦しいもので、自分の魂の置場所を見つけるために様々な苦行を己に強いていた──そんな半生、もう主人公のそれじゃないですか! あとあれなんですよ、その神父自身は自分には人を愛せないと思っているようでしたが、ゲームの主人公に「女に目の前で死なれるのはこたえるぞ」と言っていたのを思うに、やはり奥さんのこともそれなりに愛していたんじゃないの!?とか、そういう節々でファンの心を掻き乱してくるのがまぁずるい! そして様々な修行のなかで拳法も修めているから、脱ぐとすごい(主人公との最終決戦で法衣から解き放たれたその頑強な肉体美に、きっと多くのプレイヤーや視聴者が目を奪われたことでしょう。誰もが目を奪われてる……ハッ、もしや綺●は完璧で究極の神父(アイドル)!?)

 そういえば某完璧で究極のアイドルソングの歌詞にも「誰かを好きになることなんて わたしわからなくてさ」というものがありましたね。あの麻婆神父もそういうパーソナリティーに苦しんでいた過去がある……そういうことか、嘘か本当か(彼自身すらも)知りえない、そんな言葉にまたひとり堕ちる……また好きにさせられちゃうんですね!! 少年時代の筆者のように!!

 そしてこの神父が若き苦悩から解放されて自身の魂のあり方……人の苦悶に愉悦を覚える性癖について開き直るきっかけとなった前日譚も、10年ほど前にアニメ化しておりましたっけ。こちらは原作の美少女ゲームぶりはどこへいったのかというほど男っけムンムンなキャラクター構成で、当然若かりし頃の筆者も胸をときめかせながら視聴しましたし、もちろん小説の方も読みました……最高でしたね。もちろん最推しは自身の中に芽生えた暗い愉悦に戸惑いながらも人生の先達たちを見ていくうちにそんな自分を受け入れていく若き神父なわけですが、本当に全員いいやつらなんですね……いいですよ、Zero。日頃愉悦愉悦と言われ、愉悦の感情によって悩みを振りきったように見られがちな麻婆神父ですが、もう少し複雑な感情のあれこれがあるので……。そういう過程を見てから本編での長身麻婆愉悦神父している彼の姿を見ていると、なんだか感慨深いものがあるのではないでしょうか……?(あと劇場版での洗礼詠唱がバチク●にかっこいいのです、誰もが信じ崇めちゃう!!)


 ということで、我らが完璧で究極の神父(アイドル)の話をほんの少し添えて、『貧乏令嬢の花婿探し~なぜか、悪役令嬢に溺愛されるなんて聞いてませんけど!?~』の本文感想とさせていただきます。

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