表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書き出し祭り・感想  作者: 遊月奈喩多
第21回書き出し祭り分
24/103

21-3-5『その竜は、人間を知りたいと思った』本文感想

 皆様こんにちはこんばんは、遊月奈喩多と申すものでございます! 今回のお話は……こちら!!

 とにかくこの竜が強いという描写が続いた後、人間の勇者リュートのささやかな願い、そして変身、更に最初の事件?と共に人間になっても改めて強い竜とセシルのやり取り……すごい、これぞファンタジーの序盤、というものを見せていただいたような気がします。

 これ、リュートくん生き返ります? 作中の描写といい辞世の句みたいな雰囲気といい、もうリュートくん死んでしまったような感じがムンムンするのですが……。いや、さすがに竜も「返してやるさ」と言っているので、もしかしたら竜の加護みたいなものでうまいこと傷や命が癒えていくのでしょうか? ここからセシルちゃんがリュートくんでなくこの竜に想いを寄せていき、世界を救った後の別れ(つまりリュートくんの復活を意味するわけですけれども)がだいぶ胸をえぐる愁嘆場になるのではないか!?などと想像してはニヤニヤしております。


 これからも彼らの活躍から目が離せませんね。

 Stay Tuned!!でございます。

 前書きに引き続き、遊月です。圧倒的強者が主役になるお話なので、セシルちゃんの役どころがだいぶお話の手綱を握ることになりそうだなと思うなどしましたね。いやはや、続きが楽しみなのです。


 竜といえば、今の筆者が触れずにいられないのは竜の名前を冠した某名作RPGですね。筆者が人生初めてプレイしたゲームが5なのですが、最近スマートフォン版をプレイしていたら倒したモンスターを仲間にしやすくなる装備品なんてものを見つけたりして、便利な時代になったものだとしみじみ感じておりました。

 さて、5に関しては、恐らくゲームをプレイしていない方でも聞き齧ったりしてご存知なのではないかという要素がありますよね……。そう、結婚相手選びです。5では中盤、ふたり(ニンテンドーDS以降では3人)のヒロインからひとりを選んで結婚するイベントがあります。ちなみに筆者はDS版で追加されたヒロインが大層好きなのですが(高飛車?&ツンツンな台詞のなかにも日頃からちょっとした優しさを見せてくれるし、ラスボス戦の前なんかは作中最大火力のデレでプレイヤーの心にバイキルト・ちからため&吹雪の剣状態の強烈な一撃を食らわせてくれます)、今回スマホ版をプレイするときはこの新ヒロインさんと結婚するつもりで進めていたんですよ。そんなプレイヤーたちの前に現れるのが、幼い頃一緒にお化け退治をして、「絶対また会おうね!」と約束したもののその後主人公が様々な波乱に見舞われた関係で10年以上会えていなかった幼馴染みでした。

 元々この主人公、父親の遺言ともいえる手紙を見つけたことがきっかけで探しているものがあり、このタイミングではそのうちのひとつを所有している富豪の娘と結婚するためにダンジョンの奥底に眠るリングを婚約指輪とするべく冒険をしているところなんですよね。そんな主人公の旅に同行して、リング探しの冒険に付き合ってくれるという幼馴染み。元々はスーパーファミコンで出たゲームだったので、折に触れて差し挟まれるイベント会話以外では特に喋ることもなかったのですが、スマホ版を含めたリメイク版では「仲間会話機能」というものが追加されているので、任意のタイミングで仲間のコメントや感想、時には先に進むヒントを教えてもらえたりするんですね。久しぶりに人語を解する仲間ができたことで嬉々として話しかける主人公(プレイヤー)。リングを手に入れるまでは再会の約束をした半生についてや、何か物言いたげにしながらも言葉を飲み込むような台詞があるのですが、いざ目的のリングを手に入れると、この幼馴染みは洞窟を出るまで何も言わなくなってしまうのです。そんな彼女の台詞を聞けるのは洞窟を出たあと、富豪の娘との婚礼を控えた帰り道です。


『洞くつの帰り道ではだまっちゃってごめんね。これでなゆたが結婚すると思ったら むねがいっぱいになっちゃって。

 なゆたには幸せになってほしいと思ってたから。だって弟……みたいなものだし…………』


 どうですか、この台詞?

 忘れないでいただきたいのですが、このときの筆者は今回別のヒロインと結婚するつもりで冒険を進めていたのです。だからこの辺りの台詞で揺らぐわけにはいかないはずなのですが……いやぁ、『駄目だ、俺にはできない』状態になってしまいました。結局データを3つ作って、初回はこの幼馴染みと結婚してしまいましたね。

 ちなみにこのヒロイン、確か移住先の大工さんから想いを寄せられてなかったっけ?と思い出して、酔っ払って本心を隠すことも忘れた大工さんに話を聞いてから先述の仲間会話を使ってみると、こんなことを言われます。


『本当はあの人の気持ちに気づいてたの。でもどうしてもこたえられなかった……。だって私は……ずっとなゆたが好きだったから』


 ねぇ!!! ねえ!!!!

 これ! 忘れちゃいけないんですが、このゲームはヒロイン3人の中から誰と結婚するのかは任意なんですよ!! 別にこの幼馴染みと結婚するのが正規ルートとかそういうんじゃないんですよ!! なのにどうしてこんな設定を足してくるんでしょうかねぇ!!! そんなことしたら、他のヒロインと結婚したら『他の男からのアプローチを拒み続けるくらいの恋心を胸に抱えたまま、山奥の村で独身を貫く負けヒロインと化した幼馴染み』とかいうオタクご垂涎の属性が爆誕してしまうじゃあないですか!! 謀ったな、エニ●クス!!!(結婚イベントからエンディングまでは作中時間で10年くらい経ちますが、この幼馴染みは独身のままです)

 きっと筆者が普通にゲームをプレイしているだけのゲーム少年だったらここまでやられずに済んだのでしょうが、タイミングがよくなかった……。2000年代初頭の恋愛アニメをあれこれ見て負けヒロインという概念を全身に叩き込まれ、更には永遠を望むアニメ、OVAに情緒をやられているタイミングでこのゲームをやってしまったからでしょうか、もう……たまらなかったですね。

 別にビアンカ派フローラ派、はたまたデボラ派とかそういうのでもなく、筆者はただ普通にこのゲームが好きなだけのプレイヤーだったはずなのですが、負けヒロイン嗜好者としては結婚イベント前後の様々な台詞が刺さって仕方ありませんでしたね。いや、実際結婚できるとはいえ、あの台詞の数々は負けヒロインのそれでしたよ!!

 ビアンカかフローラか、遙ちゃんか水月ちゃんか……これらが永遠の命題だと言われる理由はこういうところにあるのかも知れませんね。


 ということで、実はシリーズのシナリオ担当の方からも『まぁこの子選ぶよね』と目されていたらしいことも明らかにされているものの、リメイク版以降で追加された台詞が古き良き負けヒロインのそれで何だか心を侵食してくる幼馴染みがいるゲームの話を添えて、『その竜は、人間を知りたいと思った』の本文感想とさせていただきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ