408.ばんざい
で、パーティが始まったってわけ。
ゲータ・ニィガの城は、やさい眷属たちのおかげで、綺麗に整備されている。
立食パーティ形式だ。
たくさんのテーブル、そしてその上には、色とりどりの美食が並ぶ。
「すごいわ……こんな料理見たことない!」
「これ……とぉお~~~~~っても、美味しいわ……!」
貴族のみんなは、我々が用意した料理に舌鼓を打っている。
ご好評のようで何よりだ。
「トマト君、キャロちゃんにお礼言っておいてね」
私の肩の上に立っている、野菜眷属リーダー、トマト君に言う。
料理長キャロちゃんが、頑張って作ってくれた異世界料理(私が現実で食べてる料理)。
大好評なのは、キャロちゃんが頑張ってくれたからに他ならない。
「…………」こくんっ。
トマト君は頭を下げると、ぴょいっと私の肩から降りる。
部屋の隅へと移動。そこには、たくさんの野菜眷属達が待っていた。
私からの伝言を聞いた彼らは、わっしょいわっしょい、と万歳三唱していた。うーん、可愛い……。
【おしらせ】
※12/5
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『捨てられ聖女は万能スキル【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる』
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