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404/409

404.しょうがない



 うちのシゴデキ(笑)こと、真理たんが、城でテロが行われることを事前に察知した。

 さすがは、ピンチの時「以外」は役に立たない女だ。


「でも、海理ちゃんがヤバい奴は事前に弾いてるんじゃなかったっけ?」


 魔族の息が掛かっているような、悪巧みをする貴族は、受付の段階で間引いているはずなのだが。


「それでもテロが起きちゃうのって、なんで?」


『どうやら、時間経過で発動する呪いが、事前に仕込まれていたようですね』


 なるほど……って。


「呪いが掛かってるなら、事前にわかるもんじゃないの?」


『海理がやっていたのは、害意や敵意を事前に察知・選別する作業でした。今、呪いが掛かっている連中は、我らに敵意を向けていない一般人ですからね。弾くのは難しいです』


 ……なるほど。そこまで厳密にやろうとすると、何も問題ない一般人まで弾いちゃうことになるもんね。


「どうすっかね……」


『むっふっふ♡ お困りのようですなぁ……!』


 真理たんが、なんかやる気をみなぎらせていた……。

 「早く自分を頼って欲しい!」という欲求が、全身から滲み出ている……。


 まあ、ウザいけど、この子に頼るのが一番だ。


「真理たん」


『しょうがないですねーーーーーーーーーーーーーーーーーー! もーーーーーーーーーーーーーーーーー! しょうがないですねーーーーーーーーーーーーーー!』


 ……なぜ二回も言ったんでしょうね……。


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『捨てられ聖女は万能スキル【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる』

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