403.口は災いの元
さ、お化粧はばっちり。
仲間達も城に集っているし、対策も万全だ。
「どんとこーい、悪い奴ら……!」
『来ない方が正直助かります』
と、天理のツッコみ。
『それに、マスターは余計なことを言わないでほしいです』
「と、いいますと……?」
『マスターが何かを言うだけで、何らかのトラブルが発生しますので』
あーはん?
私が何かを言うだけで、トラブルが起きるぅ~?
なーにを言ってるんだろうか。
「そんなわけ無いでしょうー」
『…………今まで、軽はずみの発言が、いろんな大事を引き起こしたという記憶は、消去されてるんですか?』
……そういえば、いろいろやらかしているか……。いろいろ……。
『天理~。そんなことマスターがおぼえてるわけないじゃーないですかぁ~』
モニター越しに、真理がむかつく顔で言う。
『第一、作者が覚えてないんだから、マスターがやらかしを覚えてるわけないじゃーん?』
誰だよ、作者って……。
『黙れゴミ』
『ふん! なんとでもいいなさいっ。ワタクシはね、今さいっこうに自己肯定感MAXなんですよ!』
へえー……。
『なんでってきいてよぅ、なんでってきいてよぅ』
「はいはい、なーんで?」
『それはね……魔族が城でテロを画策してることが、判明したからです!』
……。
…………。
………………。
「ごめん、天理」
『いえ、おねえちゃんのかっこいいところ見れるんで、大丈夫です』
はぁー……まったく。余計なこと言わなきゃよかったわー。
テロか。テロね。うん……わかったわかった。
【おしらせ】
※11/25
現在、カクヨムで新連載を絶賛公開中です!
ぜひ応援していただけますとうれしいです!
URLを貼っておきます!
よろしくお願いいたします!
ダンジョン深層ソロキャン配信めし ~誰にも邪魔されない場所に来たのに、遭難したNo.1ギャル配信者に絡まれてバズった件~
https://kakuyomu.jp/works/822139840193641910
広告下↓のリンクから飛べます。




