表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

401/409

401.強くなった子フェンリル



 フェルマァ&子フェンリルたちが、なんか人間に成れるようになった。


 改めて……彼らを見る。

 フェルマァは、まあいつも通りだ。あんま変わらない。


 ふぇる太。赤髪、やんちゃそうな顔つき。八重歯が特徴的だ。見た目は小学校中学年くらいかな?

 鼻頭に絆創膏とか似合いそう。


「姉ちゃん姉ちゃん、あそぼあそぼ!」


「これからパーティだから、あとでねあとでね」


「うぉおおん! あそぼーぜー!」


 ……見た目は人間なんだけど、中身はまるきり犬だった。可愛い。


「あおぉおん! おねえちゃんおねえちゃんっ!」


 続いてふぇる子。こっちは、短髪の青髪。外見年齢はやっぱり小学校中学年くらいだろう。

 こっちも八重歯がキラリと輝いてる。活発そうなつり目をしていた。


「見てて見ててっ!」


 ふぇる子が右手を差し出す。

 手のひらに氷が出現する。

 これは……彼女が氷神アイシーバーストフェンリルだからできることだ。


「で、こっち!」


「うぉ! 火も出せるようになったんだ」


「そー! あたし、熱を操ってることに気付いたのっ! 天才だから!」


「なるほど……」


 熱を奪い氷を作り、奪った熱で火を作る。氷と火、二つの力を自在に操れるようになったわけか……。


「って、ふぇる子も髪の毛が赤くなってない?」


「そう。なんかねー、熱を奪うと、髪の毛が赤くなっちゃうの。ふぇる太とかぶるからやなんだけどねー!」


 かぶるのいやなんだ……。


 で、最後はふぇる美。

 こっちも小学校中学年くらいの外見。アメジストのように美しい紫の髪の毛。そして……大人しそうな見た目をしてる。


「ふぇる美はなにかできるようになった?」


「……人の姿に変身できるくらい。あとは、磁力操作ができるようになった」


「磁力……」


 ふぇる太とふぇる子が「「あそぼぉ!」」と私にくっついてくる。

 ふぇる美はそんな二人の肩に触れる。


 ジジジッ、と二人の体に電気が纏う。


 ふぇる美は私から離れた場所に立つ。すると……。


「うぁああああ!」


「ひっぱられるぅうううう!」


 ふぇる太たちが、ふぇる美のほうへと引き寄せられていく。

 バチンッ! と二人がふぇる美にくっついた。なるほど、磁力を二人に付与したんだね。


「みんなどんどん強くなるなぁ……」


【お知らせ】

※11/15 

好評につき、先日の短編の、連載版、投稿しました!


『【連載版】追放聖女はキャンピングカーで気ままに異世界を旅する』


https://book1.adouzi.eu.org/n1017lj


広告下↓のリンクから飛べます。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『捨てられ聖女は万能スキル【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる』

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ