表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

247/286

247話 事件の経緯

 疲れた。

 いきなり切腹騒ぎとか。

 話を聞く前から、一大イベントだった。


「本当に申し訳ありませんででした!」


「いやもう気にしていませんので、そろそろ頭を上げていただけませんでしょうか?」


「ですが!」


 話が前に進まねえ。

 まだ前の態度のほうがやりやすいんだけど。


『ふふん、今頃謝ったって遅いのよ』


 いや、全然遅くないからな。

 といかポピーがなんで偉そうなんだよ。


「シアグラデ・レシア。もうよいだろう、陛下も困っていらしゃるぞ」


「は!? 重ね重ねご迷惑を! 本当に申し訳ありません!」


 いやもうそれはいいから。

 ノーナさん苦笑いしてる場合じゃねえよ。

 話が全くすすまねえ。


「レシアさん、あなたのお気持ちはわかりました。ですがいつまでも謝罪されているだけでは、あなたが訴えていたクジラ討伐のお話が全く進みません」


 お、謝罪が止まった。

 あと一押しか。


「あなたの訴えに協力しようと思っている者としてのお願いです、どうか頭を上げてお話を聞かせてください」


 頭が上がったか。


「やっとこちらを見ていただけましたね。それでは改めましてガンドラル村の村長、サシチ・ヒダリと申します。どうぞよろしくお願いいたします」


「サヒナ村のシアグラデ・レシアだ……です」


 ふう。

 やっと話が聞けるよ。


「それではレシアさん、今回の詳しいお話を聞かせてください」


「わかったよ……わかりました」


「あの無理に言葉をなおされなくても大丈夫ですよ。話しやすい話し方でお願いします」


「いいのかい? じゃなかった。よろしいのですか?」


「無理に言葉を選ばれなくても私は気にしませんので。どうかいつも通りにお願いします」


 別に相手を馬鹿にしてるわけでもなさそうな感じだし。

 いちいち話が止まるのもあれだしな。


「わかったよ。それじゃあ村が襲われたときの話をするよ」


「お願します」


「アタイたちの村は、特に名物もなく海に出て普通に魚を獲って生活している小さな漁村だった」


 海に出ての漁を生業にしている時点で普通じゃないような。

 たしかこの辺の海って結構危険だったよな?

 ってことはそれなりに腕の立つ人たちが多い村だったてことか?


「あの日、いつものように漁の準備をしている時だった。はるか彼方に浮かんでいたはずの奴が、大きな鳴き声とともに村に向かって突進してきやがった」


 またえらく急だな。


「それはなんの前触れもなくですか?」


「ああ」


 とりあえずのところは原因不明ってとこか。


「奴は大きな口を開け村につっこむとそのまま村を一飲みにしやがった!」


 ん?

 一飲みにされた?

 破壊されて壊滅したわけじゃないのか?


「アタイは漁の準備中だったから、何とか逃げることができたが、他の連中はみんな……」


「そのクジラに飲み込まれてしまったと」


「ああ」


「なるほど。それでそのクジラは」


「なんとかみんなを助けようと頑張ったんだが、いかんせん大きさが違いすぎる」


 まあそうだろうな。


「奴の頭に銛を突き刺したまではよかったんだが」


 生身一つでなかなかやるね。


「そのまま腕を持っていかれちまってね」


 は?

 腕?

 どういうことだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ