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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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242話 とある女王と居候 その2

 

「中へどうぞ!!!」


 み、耳が。

 何度言っても治んないな。

 あれ以外は本当に優秀な奴なんだが。


 あれがガンドラルの村長か。


 ……。

 黒髪黒目にあの顔立ち。

 ありゃ、どう見ても日本人だろ。


 ん、なんだ?

 リーシャをみてる?


 おいおいおい。

 女王様、顔色悪すぎるだろ。

 何事だ?


「よ、ようこひょ」


 不味いな。

 どう見ても普通じゃない。

 今はこれ以上は無理だな。


 トップ同士の話に割り込みたくはないんだが。

 非常事態だ。

 大目に見てくれよ、村長さん。


「た、大変申し訳ない。しょ、少々お待ちいただけますか」




 回収完了。

 特に怒っている様子もなかった。

 まずは一段落か。


「リーシャ、大丈夫か?」


「すまないヘイゾウ」


「それよりもなにごとだ?」


「ヘイゾウ。あの人、いや人ではないのか? とにかく不味い」


「ガンドラルの村長か?」


「ああ、あの村長に比べれば竜など可愛いものだ」


「どういうことだ?」


「私の目が随時、視界に入るものに威圧感を与えるのは知っているよな」


「ああ、リーシャが威圧を個別に解除できるのも、相手の方が圧倒的に強い場合には無効だということもな」


「実はもう一つあるんだ。相手の力量を色で量ることができる」


「そんな便利な能力があったのか」


「便利ではないさ、何せ普通の次が竜だぞ。後は神々や女神くらいしかない。今までで色が違ったのは、季節神と昼夜の巫女さま、はるか遠くに見たことのある竜ぐらいだ」


 竜や神がとてつもない強さだってのは誰でも知ってる情報だし、それ以下は全部一緒じゃなぁ。

 あまり役に立つとはいえないな。


「それが今回役に立った。彼の色は竜どころか神も女神さえも超えている」


「は?」


「もちろん、この目の情報が正しいとはいい切れない。何せ前例がないからな」


「だが竜を倒したという情報はある」


「ああ、しかも目撃者は一人や二人ではない」


「となると、少なくとも竜以上の存在である可能性は高いってことか」


「ああ、対応を間違えればこの国の歴史が終わる」


「それは顔色も悪くなるな。よく言葉を噛むだけで耐えたな、流石は一国の主だ」


「からかうな」


「いや、本音だよ。よく耐えたなリーシャ」


「う。へ、ヘイゾ〜ウ」


 緊張の糸が切れたか。

 竜くらいまでは想定内だったが、それをはるかに超えるとなると流石にキツいよな。

 相手の力量がわかるっていうのも、場合によっては考えものだな。


「どうしよう、ヘイゾウ」


「ん、とりあえず今回も俺が話を聞いてみるよ」


「で、でも」


「リーシャが頑張ったんだ。俺も少しは頑張ってみるさ」


 多分、あの村長は話が通じる。

 リーシャにはリーシャの勘があるように、俺にも俺の勘があるんだよ。


 元サラリーマンの勘だけどな。



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