212話
新作を書き始めました。
姫とお嬢と後輩と〜異世界戦場物語〜
https://book1.adouzi.eu.org/n0139fs/
ガンドラル世界の別主人公のお話しです。
よろしくお願いいたします。
転送位置は問題なし。
転送物の大きさの把握も完了。
周囲の障害物もなし。
『それでは、移動させていただきます』
『ウム』
「お、おい、村長」
「今忙しいから、少し待ってくれ」
「さっきもそう言ってただろうが。訳がわからんことだらけだ。頼むから少しは説明してくれ」
「この魔窟を帰らずの森に作った新しい街に移す」
「は? 移す? 本気だったのか? というか新しい街? おい、さらに訳がわからんぞ」
「うるさいな、言われた通り少し説明しただろ」
「余計に疑問が増えたんだよ!」
ここからはホントにサベローに構ってられないな。
「サベロー、ここからはかなり集中する。すまんが本気で無視させてもらうぞ」
「本気でって、今までのは意図的に無視してたのかよ!?」
「言葉の選択間違いだ、気にするな」
「間違ってたのはどこだよ!?」
よし。
行ける!
「……お、おい、何だこりゃ。魔窟が消えて地面に大穴が空いたぞ」
なんとか成功かな?
あとは一度現地に翔んで確認だな。
「村長、これはどういうことなんだ?」
「さっき言っただろ、魔窟を新しく作った街に移動させた」
「……」
「ほら、上手く移動できたか確認にいくぞ」
「……」
とりあえず予定通りの場所だな。
『いかがでしょうか? なにか不都合があれば教えていただきたいのですが』
『フオオオオオオオ』
なんだ!?
『コレガ別ノ土地。見タコトノナイ景色! 聞イタコトノナイ生物ノ声! 嗅イダコトノナイ香リ!』
どうやら喜んでくれてるみたいだな。
というか匂いもわかるのか。
もしかしたら味覚もあるのかね?
今度、食い物でも差し入れしてみるか。
「本当に魔窟を持ってきたんだね、村長さん」
「パンナートさんか? そりゃそうだろ。そのためにこの街を作ったんだ」
「いや、村長さんの言うことだから、本当だって言うのはわかっていたんだけどね。ねえ、アシウェス」
「そうですね。この目で実際に見るとやはり凄まじいですね」
「いつまでも驚いてるなよ。あと魔窟が4、魔塔が2こっちに来るんだ」
とりあえず上手くいくみたいだからな。
サクサク進めていこうかね。
『ウオォォォウオ』
「わかったよ、村長さん。でも本当にいいのかい?」
「なにがだ?」
「僕たちがここの運営をすることさ」
「なにか問題があるのか?」
「いや、ザーバレナのこともそうだけど。こんな外様も外様、つい最近来たような相手にいきなり街一つなんてさ」
『オオオオアゥゥゥオオ』
「出来るやつに出来ることを頼んでるだけだ。クリスやジジに街の運営なんざ出来ると思うか?」
「それは……。忠誠を誓った方の奥様達だし、答えは控えさせてもらうよ」
「だろ。 先とか後とか外様とか、うちにそんな余裕はないんだよ」
「あははは、そうか。うん、そうだね。村長さん後は任せてよ」
だから任せるって言ってるだろうが。
うちはポンコツ揃いだからな。
出来るやつを、遊ばせておく余裕なんてないんだよ!
『フウオオオォオオア』
「ところでさ、村長さん。この音はいつになったら止むのかな?」
「知らねーよ。というかこれから増える一方じゃねーか?」
「あはは……。そうか早く止んでくれるといいかな? 怪音が鳴り響く街なんて、人が寄り付いてくれないよ」
確かにな。
「しばらくしたら飽きるだろ。多分」
「そうなってくれることを願うよ」
さて、他の魔窟や魔塔を迎えに行きますかね。
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