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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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199話 ソシエルの驚き

 

 娘は良い人を選んだと思う。

 あんな台詞を、本気で言ってくれる殿方はなかなかいない。

 そして、あの目は本気でした。


 はあ、グディはどこを見ていたのでしょう。

 本気で、お酒づくりの技術を盗みに来た盗人だと思ったのでしょうか?

 そうではないことを願いたいところですが。


「母様、この先でよろしいのですか?」


「ええ。もう少し進んだ所に、手付かずの酒の木の群生地帯があります」


「サシチ様、大丈夫ですか?」


「問題ない」


 問題ない、ですか。

 サシチさんはとんでもないですね。

 私達、飛天族の本気の飛行に走って着いてくるとは。




 見えてきましたね。

 いつ見ても立派なお酒の木々です。

 まあ、立派すぎて誰も手がだせないのですが。


「ここがお酒の木の群生地帯です」


「なぜ、ここは手付かずなのですか?」


「見ていただいてわかるように、ここの木々は古く立派過ぎるのです」


「要は暴れる力や吸収する力が強すぎて、誰も手出しができないと」


「そういうことです。ここの木々の相手は、私達飛天族でも手に余ってしまうのです」


 この辺の木々の力は、私達を遥かに凌駕しています。

 空に浮いていても、あっという間に魔力を吸い尽くされてしまいますからね。

 対処の仕様がありません。


「ではなぜ私をここに?」


「ここでは成木の他に、苗木を見つけることができるからです」


「力の強い木々に守られて、木々の子孫も多く育っているということでしょうか?」


「その通りですね。まあ、育つのに若干時間がかかりますが、苗木なら持ち運びもかのうでしょう」


「なるほど……」


 ?

 サシチさん、何か考え事でしょうか?


「あの、あそこにある一番大きな酒の木。あれで試してみたいことがあるのですが」


「え?」


「まずいでしょうか?」


「いえ、ただ、あれはお酒の木の王と言われる木」


 そういまだかつて誰も近付けた者がいないとまで言われている。


「過去に多くの者が、あの木の滴を持ち帰ろうとして、誰一人としてなしえなかった、ある意味伝説の木ですよ」


「とりあえず近づくことは、禁止されていないということですね?」


「それはそうですが……」


「母様、サシチ様なら多分大丈夫です」


 大丈夫といわれても……。


「ちょっと行ってきますね」


 あ!


 ……。

 信じられない。

 魔力の吸収をものともしないというの?


「母様、私の予想ですが、サシチ様はお酒の木の魔力吸収を防いでいるんですよ」


 ?

 ふせぐ?

 あり得ない!

 でも、あそこまで平気と言うことは……。


「サシチ様がお酒の木の王にたどり着いたようです」


 セフィ、あなたはとてつもない方を連れてきたようですね。

 いまだかつて誰もなし得なかったことを、あんなにあっさりと。

 サシチさん、一体何をされるつもりですか?


『酒の木よ、もしこの声が聞こえるのならば、是非私の願いを聞いていただけないだろうか?』


 あの言葉は一体?

 サシチさんはなにを?


『ホウ、ワレラノコトバヲ、リカイスルモノカ』


 え???

 酒の木がしゃべった???

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