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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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185話 エチゴラの男三人旅

 

 まさかこんな書面を書くことになるとは。

 30億ラルと戦艦一隻、それに魔窟5、魔塔2箇所の利権ですか。

 素晴らしい利益ですね。


「ああ、エチゴラさん。ここの部分は修正してください。後あわせて追加事項もお願いします」


 はて?

 どこか間違えていましたでしょうか?


「もらうのは魔窟と魔塔の利権ではなく、そのものなので利権という言葉は失くしてください」


「ですが、魔窟と魔塔を貰うと」


「もらいますよ」


「運営の権利を貰うと言うことですよね?」


「いえ、実際に貰うんですよ」


 はて?


「ですから言葉の意味そのものですよ。エチゴラさんが教えてくれたノーゼノン帝国の帝都にある、良質な魔窟5箇所と魔塔2箇所を貰うんですよ」


 まさか!?


「ほ、本当に貰ってくると?」


「ですからそう言っています。なので一ヶ月以内に魔窟と魔塔から全員退去するようにと付け加えてください」


 もしそれが本当なら……。

 いや、ヒダリ様の事ですからね。

 本当に実行されてしまうのでしょう。

 ノーゼノン帝国はとんだ災難ですね。


「そして、もし残っている人間がいた場合一人につき1億ラル請求させていただきますと」


 帝国は魔窟や魔塔の項目の重要性に気づくでしょうか?

 無理ですね、我々の常識の遥か彼方にある理屈で動く人物の言葉の真意など、まず気づかないでしょうね。

 となると、帝国は支払い金額の上乗せも出そうですね。


「わかりました」


 帝国も余計なことをしなければ、無駄な被害を出さずに済んだものを。

 しっかりと情報を集めれば、ガンドラルの恐ろしさを知ることもできたでしょうに。

 新しい兵器を手に入れて浮かれていたのでしょうかね?


「完成しました」


「ありがとうございます。エチゴラさん」


「いえ。それでこれからどうされるのですか?」


「とりあえず一番偉そうな奴を帝国に連れていき、賠償金をもらってきます。あとはまあ、やるべきことの下ごしらえですかね」


「はあ」


「それでは行きましょうか」


「え? 私もですか?」


「商習慣の違いなどがあった場合に、私の知識では対応が難しいので」


 なんとなく嫌な予感はしますが。

 仕方がないのでしょうね。


「わかりました、ヒダリ様にお供します」


「ありがとうございます、助かります」




 あれが帝国の代表ですかね?

 なんというかお召し物が王族のような感じなのですが。

 あれはもしかして皇帝か、それに連なる方なのでは?


「またせたな」


「ふん、さっさとその書面を見せてみろ」


 お、読んでますね。

 ヒダリ様の罠?に気づきますかね?


「わかった。これで構わない」


 サインしてしまいましたか。

 このサインは……。

 この方がノーゼノンの皇帝だったのですね。


「あんたが皇帝だったのか。なら、話は早いな。帝国に向かうぞ」


「は? 貴様何を言って……な、なんだこれは!?」


 ああ、頭部だけにされましたか。

 回りの兵士さん達も状況が理解できていなさそうですね。

 って私もですか!?


「おい、あんた帝国の方向はどっちだ?」


「おい、私の疑問にこたえろ!」


「まあいいや、エチゴラさんわかりますか?」


「おい!」


 ああ、それ多分無駄ですよ。

 こういう時のヒダリ様は話が通じませんから。


「ヒダリ様私がご案内させていただきます」


「エチゴラさん、よろしくおねがいいたします」


「おい、私の話を聞け!」


 はあ、今度は男の三人旅ですか……。

 ヒダリ様、多分無理でしょうがお手柔らかお願いしますよ。


ご講読いただきありがとうごさいます。


多くの方の目に触れていただけるようになるために、お手数でなければランキングタグの方もクリックしていただけるようご協力お願いいたします。


あわせて叱咤激励を含め評価等よろしくお願いいたします。


引き続き楽しんでいただけるよう努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。

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