183話 とある皇帝の困惑
雷号砲の一撃が消えただと???
「どういうことだ!?」
「わ、わかりません。ただ雷号砲の充填魔力は0となっているますので、砲弾自体は発射されているはずです」
どう言うことだ。
何が起こっている?
「雷号砲の到達地点に人影を確認!」
人影だと?
まさかそいつがあの砲撃を消し飛ばしたと?
神でも降臨したというつもりか?
ありえん。
「全機、全艦攻撃を開始しろ!」
「し、しかしそれでは」
「かまわん、今ここで叩かずにいつ叩く!」
「は!」
くそ、脅しだけのつもりが。
とんだ誤算だ。
「あらあら。あちらに伝えた降伏期限はまだだけど、いいのかしら?」
「かまいません。所詮は小さな国の都一つ、大事の前の小事です」
王都ごと破壊することになるか。
国内からも多少の批判は受けることになりそうだが。
この程度、なんとでもなる!
「こ、攻撃が……防がれています!」
「なんだと!?」
「ガウンティ王都への損傷0! 王都、及びその周辺を守るように発生したフィールドによって全ての攻撃が防がれたようです」
そんな馬鹿な!
あれだけ広範囲の攻撃を全て防ぐなどあり得ない。
「前方の人影からの攻撃!」
攻撃だと?
あれは一体なんなんだ!?
「き、旗艦以外の全て部隊が、し、消滅しました!」
な、消滅?
消滅だと?
「何を言っている、どう言うことだ!」
「申し訳ありません。ですが旗艦以外の反応全て消失しております。目視での確認でも我が方の部隊は一切確認できません!」
ば、馬鹿な。
何が何が起こっている?
「あらあら、これはまたとんでもない相手がむこうにもいたようね」
「ベルベーノラ様」
「流石にこれは不味いかしら」
?
「ダチキッシュ。どうやらここまでみたいね」
「ど、どういうことですか?」
「簡単よ、貴方とは終わりってこと」
は?
「あの雷号砲を防ぎ、広範囲の攻撃全てを防ぎきり、一瞬でこの艦以外を消し飛ばす相手なんて、私の手には負えないもの」
この女何を言っている?
「あんなやつ相手になんてしてられないから、退散させてもらうってことよ」
ここまで我らを煽っておきながら、旗色が悪くなったから逃げるだと?
我らを馬鹿にしているのか?
「ここまできて裏切るというのか!」
「どうとってもらってもかまわないわ。兎に角、貴方とはここまで」
「ふざけるな!」
「貴方との日々はなかなかに楽しかったわ。生きていたらまべっ」
!?
「何者! よ、よくも、雷のめがぺ」
ベ、ベルベーノラ様!?
ご講読いただきありがとうごさいます。
多くの方の目に触れていただけるようになるために、お手数でなければランキングタグの方もクリックしていただけるようご協力お願いいたします。
あわせて叱咤激励を含め評価等よろしくお願いいたします。
引き続き楽しんでいただけるよう努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。




