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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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145/286

145話 ナセルリナの困惑

 

「それでは行きましょうか」


 ?

 周囲の景色が変わった?


「ようこそ。ここが私達の村、ガンドラルです」


 え?

 もう着いたの?


 なにこの大きな音?

 鳴き声?

 は? 空一面に竜?


「あの、ヒダリ様これは一体?」


「申し訳ありません。エチゴラさん、ナセルリナさんどうやら問題が発生しているようです」


 問題?

 竜が空一面を飛び回る問題ってなに?


「旦那さま!」


「クリス、何があった?」


「私にもさっぱりです」


「あの中に知り合いは?」


 知り合い?

 竜に知り合いとかあるんですか?


「何頭かは見たことがあるような」


 え?

 見たことがあるんですか!?

 

「ヒダリ様、そちらの女性は?」


 叔父さん、気にするところはそこなの!?

 空一面が竜よ竜。


「おっと失礼。クリスこちらはネルバ商会の会頭、エヴラチゴラ・ネルバさん。エチゴラさん、こっちは私の妻のアスクリス」


「初めまして、ネルバ様」


「初めまして、アスクリス様。失礼ですがアスクリス様はもしかして竜族でいらっしゃいますか?」


「ええ、よくご存じで」


「ジスジャージル様も竜族と伺っていましたので、そのお名前からもしやと」


 竜族、アスクリス……。

 狂竜アスクリス!?


「クリスはやっぱり有名なんだな」


 有名もなにも。

 遥か遠くに見かけただけでも、全力で逃げろ。

 見つかったらほぼ確実に人生が終わると言われている、あの狂竜ですよ。

 その名前を知らない人がいるわけないじゃない!


「人伝ですが、アスクリス様のご活躍は私共もいくつもお伺いしております」


 街を消し炭にしたとか大国を滅ぼしたとか。

 たしかに活躍には事欠かないよね。


「旦那さまに比べれば、それほどのことはしていませんけれどね」


 ヒダリさまは一体なにをしたの?

 狂竜の破壊活動よりも上のことってなに?


「なあ、クリスなんかあの赤い竜になんか乗ってるけど、あれは?」


 ?

 確かに一番大きな赤い竜に人のようなものが乗っていますね。


「なんでしょうね? 私も初めて見ます」


「お、なんか言い出したぞ」


 ?

 竜が咆哮をあげてるだけじゃないの?

 ヒダリさまは竜の言葉がわかるの?


「なあ、クリス」


「申し訳ありません、旦那さま」


「いや、いいんだけどさ。まあ、どこの馬の骨ともわからんやつが、いきなり神代竜の娘をかっさらっていったんだしな。竜族のなかで非難したいやつがいるのはしょうがないだろ」


 は?

 神代竜?

 娘?

 狂竜は神代竜の娘だったんですか!?


「まあ、文句言って帰ってくれるなら、それでいいんだけどな」


「多分それはないかと」


「一応ダルダロシュさんには警告したしな。クリス、申し訳ないがやられたらやり返すからな」


 え?

 やられたらやり返すんですか?

 相手は竜ですよ。


「旦那さまの思うがままに。というか旦那さまに対してのあの無礼な振る舞い万死に値します」


 ひ!

 アスクリス様の殺気が。


「クリス落ち着け」


「兄貴〜」


「ジジ、走り回って大丈夫なのか?」


「おう、あのくらい、ぐっすり寝たから大丈夫だ! なんなら今から続きをやってもいいくらいだぜ!」


「それは良い案ですね、ジジ」


 ?

 アスクリスさんの殺気が失くなった、けどなんか妖しい空気が。


「とりあえずはあいつらが先だろ。なんかジジのことも言い出したぞ」


「うえ、オレあいつ苦手。なんか視線が気持ち悪い」


「んー、なんか言ってることが私情にまみれてきたな」


「うえ、やっぱりあいつ気持ち悪い」


 いったいなにを話してるの?

 というか本当に話してるの?

 吠えてるだけにしか聞こえないんだけど。


「制裁を加えるって、完全にあいつの私利私欲だろ」


 え?

 制裁?

 な、竜達の口から一斉に!?

 もうダメ!


 ……。

 あれ?

 何も起こらない。


「障壁を抜くほどの威力はなしか」


 !

 なにこれ!?

 見えない壁?

 竜達の攻撃が全部止められてる。


「ランガー、リシャル、レーブ行くぞ。ただし消し飛ばすなよ、いい素材になるらしいからな」


「了解した」


「はーい」


「わかった」


「爺さん、ルド回収は任せる」


「まかせろ」


「わかりました」


 え?

 あの数にたったそれだけで?


「旦那さま、皆様、御武運を」


 ……。

 あり得ない。

 竜が、竜が落ちていく。

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