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ガンドラル〜異世界に飲み込まれた世界で最狂(のハーレム)と最凶(の村)を作った最強(無自覚)の男のお話〜  作者: ろろ


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135話 とある統括の儚い希望

 

 外が騒がしいな。

 またどこぞの探索者が暴れているのか?

 魔窟は生み出す利益も大きいが、治安の悪化がな。

 血の気の多い連中が集まっているとはいえ、なんとかならないものか。


「ザーバレナ統括」


 ちょうどいいところに。


「外の騒ぎはなんだ?」


「その件なのですが一人いや、二人なのか」


「何をゴチャゴチャ言っている」


「申し訳ありません、何分初めての状況ですので」


 ただの報告で手間取るとは珍しいな。


「何があった」


「報告します」


「たのむ」


「人の頭部を抱えた男がこちらに向かって来ています」


 は?

 頭部だと?

 それは血の気が多いでは片づけられないな。


「それは相手を殺し、その頭を持っているということか? 警備隊は何をしている」


「警備隊は出ているのですが、その、信じられないかもしれませんが」


「なんだというのだ?」


「どうやらその頭部は生きているようなのです」


 は?


「どういうことだ?」


「頭部を持っている男とその頭部が、普通に会話を交わしているのです」


 何を言っている。

 いや、事実なのか?

 事実だとすれば確かに普通に報告というのもなかなか難しいな。


「それで警備隊は何をしている」


「その男は正門を破壊したようで、その罪で捕縛しようと試みているようです」


「わかった、また動きがあれば報告してくれ。下がっていいぞ」


 一体何者だ?

 捕縛された後、確認してみるか。


「統括!」


「今度はなんだ、騒々しい」


「け、警備隊が壊滅しました」


「何だと!?」


「たった今、捕縛に向かっていると報告を受けたばかりだぞ」


「それが捕縛に向かった部隊は一瞬で殲滅されたようです」


 おかしな外見というだけの男ではないようだな。


「増援の警備隊も一瞬で殲滅されたそうです」


 どういうことだ?

 何がこの街に来ている?


「対魔獣部門も動かせ!」


「既に動いております」


「探索者の連中は?」


「大手の部隊は動いておりません。個別に動いている者はいるようですが」


 流石に無料(ただ)では動かないか。


「失礼します!」


「今度は何事だ」


「対魔獣部門半壊! 所属の魔動機兵、全滅した模様です!」


「馬鹿な!? どういうことだ?」


「わかりません、対象に近づいたものが全て吹きとばされています」


「ならば遠距離から攻めればいいだろう」


「遠距離からの攻撃もすべて防がれ、反撃を受け全て沈黙しています」


 戦闘の音がここにいても、はっきりと聞こえてくる。

 かなり近くまで侵入を許しているのか。


「大手の探索部隊に打診しろ、強制依頼だ。侵入者を止めろ! 相手の状態は特に指定しない」


 このままではまずいな。

 この件で協会の戦士系の評価が大きく下がってしまう。

 今までこちらの武力を警戒していた連中が、何をしてくるか。

 くそ、どこのだれかは知らんが面倒事を増やしてくれる。


「報告! 地上にいる全探索部隊が動きました。それぞれの部隊で戦闘を始めるようです」


「わかった、随時報告をたのむ」


 戦士系はほぼ壊滅。

 さらには探索部隊への支払。

 大損害だな。


 しかし、警備隊に対魔獣部門まで壊滅させられるとはな。

 魔法も使えない男にそこまでの力があるか?

 よほど強力な魔法具でも持っているということか。


 だがさすがに大手探索部隊の連中までは無理だろう。

 認めるのは癪にさわるが、大手ともなればこの街の戦士系よりも遥かに強い奴らもいるからな。


 それに、もうそろそろ夜になるころ。

 月の巫女様が降臨される。

 そうなればこちらのものだ。



「報告します! 全探索部隊敗走!」


 くそ、普段でかい口たたいているくせに。

 いざとなっても使えないとは。


「その後、月の巫女様が降臨」


 どうやら間に合ったようですね。


「侵入してきた男の一撃により、気絶した模様」


 は?

登場人物一覧等は別連載の

『ガンドラル設定資料ぽいもの』(一部ネタバレ含みます)

https://book1.adouzi.eu.org/n8479fi/

を参照ください。


作者ページからも上記連載を確認頂けます。

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