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39話 プレケスの英雄戦 五

殺陣のみです。40話までヴォックスが出てきません。

35~40話まで本日中に2時間間隔でUPされます。

「甘い」


 左足を再び正面へ踏み込み反時計回りで動き身体を戻す。地面から剣を抜いた男が下から上へ斬り込んでくるのを左の剣で受け止め、勢いのまま左側へいなして転がす。右側からの攻撃を右の剣で受けながら再び左側へいなした。その後ろに控えていた者を袈裟斬りにして一人減らす。

 今度は左手から頭部を狙った横からの攻撃を上半身屈んで避けた。右からの縦に振り下ろす攻撃を左に半歩寄せて避け、左からくる追撃を剣を横に構えて受ける。身体を正面に戻し向き直り、受けていた剣を右の剣で払い落とし、顔が俯き気味に体勢を崩したところを右足で蹴りを入れた。

 背後から来る気配を察し、時計回りに向き直るついでに下から振り上げて相手の剣をはじき返す。そのまま左の剣で米神を叩いて地に伏せた。


「っ」


 囲まれてしまうと常に背後から攻撃が来る。再び来る背後からの男の剣を右腕を振るって肩にかけて背中を剣で防御する形をとった。剣同士がぶつかり、振動が直に伝わる。正面からの攻撃を左の剣で受け、追撃が来る前に両腕を大きく振りぬいて両腕で受けている相手の剣を浮かせた。正面の敵は足払いをしてこちら側に倒れさせ、真上から後頭部を叩く。ほぼ同時に左手を外側へ振るってもう一人をみぞおちに食らわせた。

 左から突きがくるのを少し下がって避け、右側からの振り下ろされた剣も捻って避け、振り下ろした敵に向け高く足を上げて顔面を蹴り飛ばした。


「よっと」


 真正面から左から右へ横一線がくるも、狙いが顔だったので首を傾けて避けるだけで問題ない。その後に足を狙った払うような攻撃があり、軽く飛ぶことで避けた。飛んだ瞬間を狙った突きがあるも、左の剣で受け空中で捻りながら右の剣で防具のある部分を突いた。力加減がうまくいかず壁まで吹っ飛んでしまったが巻き添えで男と壁の間にいたもう一人もついでに倒すことが出来たのでまあいいだろう。


「……笑えるな」


 時間をかけても私をどうにかできない焦りからか手練れを投入してきた。大きめの剣を持つ男、先程も見た異国の双刀使いが加わる形で現れる。

 大剣を真上から振り下ろす速さは他の者と明らかに違った。相手の一線を一歩引いて避けると双刀が既に右寄りから振り下ろされている。


「!」


 苦く笑うしかない。

 双刀を両手の剣を交じらせ受け、右に流しながら地面に双刀をめり込ませる。大剣が横から振りかぶる形で迫ってきていた。この大きさのものをこの速さで扱うとは中々の使い手だ。

 再び交じらせた剣で受ける。右に流して体勢を立て直し済んでこちらに向かう双刀使いと衝突させた。さすがに気づいた二人が互いに急所を避けた為、ここで倒れてはくれない。

 背後に回った別の男が低い姿勢で突きをしてくるのを避けてそのまま突っ込んでくる顔面に肘鉄を食らわした。このぐらいの速さだと助かるのに、それ以上が二人もいるなんて困った状況だ。


「ふっ」


 双刀使いが右から向かってくる。右の剣を左側に上半身を捻りながら持ってきて、その捻りを解放する形で左から右へ横一線する。高すぎる剣先を双刀使いは膝をおって避け、その弾みで違う男の腹を叩き一人昏倒した。結果オーライとしよう。

 けど仲間の事など気にもとめない様子はあまり気分のいいものではなかった。

 低い姿勢で地を削りながら足元から狙って双刀使いが突っ込んでくる。右の剣を斜めに地に刺して力がかかりにくいところは足で止めて受けきった。

 左から横に振り回しながら突っ込んでくる男を屈んで避けつつ足をかけて体制を崩させる。その男が膝をついたところに、双刀使いが突っ込んできた。身体を捻りながら進み肉薄し肩を掴んで膝を折った男に投げつけると昏倒したのは向う脛を打たれた男だけだった。そううまくはいかない。


「チッ」


 大剣使いが再び真上から斬りかかってくる。背後を狙う辺り慎重な男だ。翻って避け、向こう脛を蹴るとさすがに膝をついた。

 左側から双刀使いが現れる。速さに舌打ちしか出てこないが、ここまでの手練れをいれてきたのなら先見隊は潮時ということだろう。双刀使いの剣を、右は右、左は左でそれぞれ受けきり、鍔迫りあいの末押し勝ち双刀を浮かせる。脇が甘くなったところで追撃し隙ができた身体に袈裟斬りをいれ、きちんと手応え通り打撃が入り崩れ落ちた。


「!」


 再び大剣が背後より降ってくる。振り向きざま避けつつ胸の防具に一発あてるが、それだけでは倒れなかった。やはり今までとは勝手が違う。大剣二擊目を右の剣で受けとめ、左の剣でみぞおちを叩くも浅いのか倒れない。

 背後から別の男が振り下ろしてくるのを大剣を左に流してから身体を捻って避ける。避けるついでに後頭部を蹴ってやった。やはり一撃で倒れるあたり、大剣使いと双刀使いが規格外なのがよく分かる。(


「いい加減、倒れてくれよ?」


 大剣が完全にあがる前に両手の剣を使って地面に落とし、続けざまに両手の剣を体重をかけて斬り込んだ。脳天にあたったのがよかったのか、そのままずるりと地面に倒れる。

ラストは20時更新!ヴォックス出てきます!

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