我が子には人並みの暮らしをさせてやりたいんだよ。
夢を見た。
いつもの学校の教室。
始業時間ギリギリに到着した俺は無言で教科書を開く。
勉強が好きな訳ではない。
特に話し相手がいないので、勉学に打ち込まざるを得なかったのだ。
その割に成績が良くないのは御愛嬌。
俺は落ち着きなく爪を噛んでいる。
…ああ、そっか。
この日は親父が死ぬ日だ。
朝からかなり親父の体調が悪かったので、病院に行こうと提案したのだが断られた。
理由は…
俺の修学旅行積立費だ。
親父はどうしても俺を修学旅行に行かせたかった。
その為にはカネが必要だった。
『いいよ、修学旅行なんて。
馬鹿らしい。』
「まあまあ。
俺も中学出てすぐに家出しちゃったからさ。
飛呂彦には青春っぽいことして欲しい。
我が子には人並みの暮らしをさせてやりたいんだよ。」
『身体壊してる癖に何言ってんだか。
まずは自分の心配しろよ。
なあ、親父。
病院はちゃんと行くんだな?
流石に今日は仕事は休んでくれよ?』
「大丈夫大丈夫。
ちゃんと行くから。
俺だって保険料払ってるんだ。
たまには恩恵を被らなきゃな。」
例によって嘘だった。
親父は馬鹿正直に薄汚い工場に出勤して死んだ。
階段から転がり落ちて配電盤の隙間に挟まって死んでいた。
死んでから挟まったのか、挟まったから死んだのか未だに分からない。
俺が学校を嫌う理由はシンプル。
級友も学習内容もカネにならないからだ。
親父はカネがないから死んだ。
俺なんかにカネを費やして死んだ。
下らない男の下らない人生だ。
意味のない場面で意味なく死んだ。
『俺、今からでも高校辞めていいかな?』
「…ヒロヒコ!?」
『父さ…』
「ッ!」
ガルドと目が合う。
しばらく双方無言。
『…俺は平気です。
状況をざっくりと教えて下さい。』
「最悪。」
流石は戦士である。
簡潔な報告は極めて好ましい。
どこぞのコンサルとは大違いである。
俺は左手を庇いながら身を起こそうとするが右手の激痛に断念する。
右手の痛みを庇いながら上半身を起こそうとして、右脚が壊れている事を思い出す。
ヤバいな。
このままじゃワープ達磨だぜ。
寝たきりの自分があちこちにシュンシュン飛び回っている絵面を想像して思わず笑ってしまう。
「ヒロヒコ!?」
『大丈夫です。
自分の不様さが可笑しかっただけです。』
「そっか。
…少し分るよ。」
『囲まれてますね。』
「ああ、最悪のタイミングで騎兵隊が駆け付けた。
いや、スタンピードが収まったから来たっぽいけどな。」
芋虫の様に身体をよじって周囲を眺める。
合衆国軍。
州兵が中心だが国軍も動いているな。
そして農具を武器のように構えている地元住民。
遠巻きに俺達を包囲している。
「コボルト達を引き渡せだってさ。」
『親方が守ってくれたんですね。』
「ばーか。
俺はオマエの指示を守っただけだ。
酔狂に付き合ってくれたデサンタ君達に後で礼を言っとけよ。」
ゴブリン66名・コボルト51名が生き残った。
正気を完全に取り戻したのか、突然の状況変化に怯えている。
ロキ爺さんの背後に隠れるように縮こまっているという事は、旗とメモを持って来た甲斐があったのだろう。
「トビタ君。
合衆国軍がゴブリン達の引き渡しを要求している。」
『何の目的で、と聞くのは野暮ですね。』
「ああ、スタンピード鎮圧の証明として死体を街道に晒すつもりらしい。」
まあ、そりゃあそうだろうな。
川向うの集落は3つとも絶滅したと聞く。
軍も手土産なしでは中央に帰れないだろう。
そもそも感情のやり場がない。
『王国軍の仕業だって説明してくれました?』
「ゴメン、それはまだ。」
デサンタが申し訳なさそうに目を伏せる。
そりゃあそうか。
この場面で王国軍が犯人と確定したら、王国軍人丸出しの風貌のデサンタ達が激昂した合衆国人達に殺される可能性が高い。
でも、俺はこの場で王国を告発するよ。
当然だろ。
無論、デサンタチームも守るが。
『トビタです。
どなたか話を出来る方はおられませんか?』
芋虫の様に這いずりながら声を出す。
ゲホゲホ。
喉までイカレてんのかよ畜生。
「トビタ殿!!
私だ!!
クルーガーだ!!
私が代表して話を聞く!!」
トニ・クルーガー中佐。
かつて合同でダンジョン探索プロジェクトに挑んだ事がある。
謹厳で有能な軍人だ。
『まずはこの様な体勢で応対することをお詫びさせて下さい。』
「職業柄負傷兵は見慣れている。
それは名誉の負傷とお見受けした。
どうかお気遣いなきよう。」
クルーガーはゆっくりと近づくと素早く俺の全身を観察する。
「…トビタ殿の要求を聞かせて欲しい。」
『我々の安全な退去。
ゴブリン・コボルト民間人を含む。』
「奇遇だな。
丁度、ゴブリン・コボルトの引き渡しを要求しようと思っていた所だ。」
『…。』
「…。」
『彼らは戦争に巻き込まれた被害者です。
この土地の住民と同様に。』
「私の見解は全くの真逆だ。
後ろの亜人共はスタンピードの中核。
主犯であると認識している。」
『…。』
「…。」
『中佐のお知恵を貸して下さい。』
「知恵比べでトビタ殿に勝つ自信はないな。」
『奇遇ですね。
俺は将校になれるのは一握りの特別な人間だと思ってます。』
「…1つお聞かせ頂きたい。
何故、魔族を庇う?
結託を疑われてもおかしくない状況なのだぞ?」
『疑ってはいないのでしょう?』
「ああ実は誰も疑っていない。
君達の勇戦はこの場の全員が知っている。
むしろスタンピードを鎮圧した大功労者だ。
魔族の助命など言い出さなければ、叙勲を申請していたところだ。
何故庇う?」
『亜人種が理由もなく弾圧されるような風潮になってしまったら、ハーフドワーフである俺の子が不利益を蒙るからです。
少なくともノリで殺されるような前例は少しでも減らしたい。』
「もう少しタテマエで話そうよ。
今時流行りの人道主義とか博愛主義とか。」
『そういう戯言は生理的に苦手なんです。
取引に応じて頂けませんか?』
「…私の上官の上官の上司の雇い主が納得する内容であれば。」
『上官の上官の上司の雇い主?』
「大統領。」
『なるほど。』
「ヒント、彼は選挙直前で焦ってる。
はい、独り言終了。」
『じゃあこれを買って下さい。』
「何コレ?
古文書?」
『王国のスタンピード攻撃部隊から流出した内部資料です。』
「オイオイオイ。
本物であれ偽物であれ、キミを苦境に追い込むぞー。」
『どのみち死に掛けてますし…』
「うん、その出血量はヤバいね。
半々かなー。
手、大丈夫かい?」
『どっちの?』
「じゃあ利き手。」
『古い傷なんですけどね完全に潰れました。
感覚は失われていたのですが痛覚だけは蘇りました。』
「Oh…
じゃあ左手は?」
『指、もげちゃいました。』
「あー、まだ若いのに。
親御さん悲しむだろう。」
『もう死にました。』
「違う、ブラギ管理官のことだよ。」
『悲しんでくれますかね?』
「キミが歳を取れば嫌でも分かるさ。」
与太話をしながらもクルーガー中佐は部下に指示を出し続けている。
やがて、1人の若い尉官が駆け足でやって来る。
「このマーレー少尉は変わり者でね。
大学の専攻が古典学なんだ。
軍人には絶望的に向いていないんだが、軍隊には絶対に必要な存在だと私は認識している。」
「マーレーでアリマス! (敬礼シャキーン)」
オーバーな敬礼。
何となく世間をおちょくってるのが伝わってくる。
或いは軍隊文化を嫌っているのではなかろうか?
「ね?
トビタ殿も一瞬安心したでしょ?
こういう人材をストックしておくのも私の仕事なのだよ。」
『勉強になります。』
「少尉、解読せよ。
古代文字?」
「エルフ文字ですね。
それも王国軍が記したエルフ文字です。
ほら、ここの注釈。」
「ああ、現代の書類なのか…」
「あー、中佐殿。
ここを御覧下さい、現代語の注釈が小さく。」
「…ノースタウン北部を横断する河川。
まさしくここだな。」
俺も体力が限界なので、クルーガーとマーレーの会話は仰向けで聞く。
ガルドがエクスポーションを飲ませてくれるが嘔吐してしまう。
駄目だ、頭では必要と分かっているのだが身体が受け付けてくれない。
「ガルドさん。
人間種はエクスポーションのキャパ低いですよ。」
クルーガーが横目でこちらを観察しながら呟く。
「御教示痛み入る。」
ガルドも一礼だけして下がった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
2時間後。
長老会議の一員であるギンオド書記が派遣されて来る。
例によって馬丁に扮している卑怯者の姿もあり頼もしい。
何やら合衆国・ニヴル間で議論がなされているようだが、意識が朦朧として内容が聞き取れない。
「トビタ社長~。
馬丁で御座いますゥ~♪」
『ども。』
「ひょっとして死に掛けてるゥ〜?」
『お望みどおりにね。』
「えー、今は死なれると困るんで。
2年後くらいにポックリと
自然死してくれないかなー?」
『いやあ、そこまで器用ではないです。』
このジジー勝手なことばっかり抜かしやがって。
いや、確かにこの状況で俺が勝手に死んだら皆が困るんだろうけどさ。
「でかした。
ここで魔族を保護する意味は大きい。」
だが、こっそりと耳元で囁く時の表情は完全に政治家のそれだ。
そりゃあね、権力の椅子に長年しがみついてるだけあって、損得勘定ならこの人が一番でしょ。
トンネルが完成した以上、魔界がニヴルにとっての最大の貿易相手国となる公算は大きい。
なので、本格的な貿易協定が締結される前に借りを作るメリットは多大である。
「問題はどうやって後送するかだけだ。
言っておくが。
トンネルの存在は絶対に伏せろよ。」
そうなのだ。
トンネルを使わずに彼らを魔界にまで送り返すとなると、王国領を縦断する必要がある。
…いや、無理だろ。
確実に殺されるわ。
『軍師に聞いて来るのはアリ?』
「オイオイ。
言わなかったかー?
若い頃のワシは軍師気取りで
老害共に嫌われとったって話。
作戦を考える人になりたかったんだわー。」
『よくそれで出世できましたね。』
「老害共を始末する作戦が成功したからね♪
どう?
ワシも中々のモノでしょ?」
『ねぇ馬丁さん。
俺はニヴルにとって邪魔ですか?』
「んー?
ワシの次に邪魔だろうねえ。」
『ロキ先生は?』
「あの糞先輩は永世筆頭死刑囚だよ。
キミ如き若造が
順番飛ばししちゃあ行けないぜ。」
『ふふふ、そりゃあそうだ。』
「なあ、キミの作戦を聞かせてくれ。
ゴブリンをどうやって魔界に返す?
勿論、トンネルは使わせない。」
『コンサルに考えさせます。』
「えー、あんな奴らは詐欺師だよー。
ちな、若い頃のワシは
コンサルを自称していた。」
…コンサルにロクな奴いねーな。
『エルフなんですよ、ソイツ。』
「ワシ、アイツら嫌ーい。」
『奇遇ですね、俺もです。
なので作戦はエルフコンサルに考えさせましょう。
上手く行けばドワーフの手柄。
失敗すればエルフの責任。
それで行かせて下さい。』
「若い癖に無難な事しか言わん奴だなー。」
『じやあ、後は馬車の中で考えますんで。』
「ワシは何をすればいいのん?」
『馬糞でも片付けておいて下さい。』
「普通の馬糞とロキ馬糞のどっちを片付ければいい?」
『邪魔な方からお願いします。』
「うん、分かったー。
パイセーン!
パイセンパイセン!
ロキパイセン、チワス!」
「おーう。
まーた馬丁ごっこか。
あ!
思い出した!
ワシの申請握り潰したのオマエだろ!」
「えー、生まれてこの方パイセンの邪魔なんて100回くらいしかしてないっすよー(笑)」
ジジー共のじゃれ合いなんぞを見ている暇は無いので、全身全霊を振り絞って馬車の荷台に乗って寝袋に潜る。
『ワープ。』
とうとう便所の屋根に乗り上げてしまった。
参ったなー、ワープしか取り柄が無いのに、それが下手ならどうしろってんだよ。
「あれ?
トビタ君!?」
『軍師ー。
もう一仕事。』
「えっと、君が帰って来ないからレポート書き上げちゃったんだけど。」
聞けば、今回のスタンピードの分析と再発防止策が記されていた。
勿論、魔界トンネル等の存在は秘匿されている。
合衆国寄りのバイアスを掛けたバージョンと王国寄りのそれをオプションとして別添している辺り素晴らしい。
「バイアスと言っても大した事はないよ?
せいぜい選挙前の権力者が喜ぶ程度じゃない?」
『いつか、選挙民が喜ぶレポートを書いて下さい。』
「えー?
そんなの、精々権力者の処刑報告くらいでしょー。」
『お、流石コンサル。
クライアントの好みに合わせるのが上手いですね。』
心からマグダリオンを褒めた後、本題であるゴブリン・コボルト移送の方法を考えさせる。
「魔界ではトンネルの存在は既知のものだし、10年以内に田舎ゴブリンにも波及するでしょ。」
『ニヴルの老害がトンネル使うなって煩いんですよ。』
「のんびり山脈を越えさせたら?
トンネル沿いなら最短ルート行けるでしょ。」
『いやいや、あの高度の山脈を!?』
「魔界の山はもっと高いし、コボルトは高所適性高いよ。
山岳部族もチラホラ居るしね。」
ちなみに若き日のマグダリオン氏は、6000メートル級の峻険に住むコボルト山岳部族に簡易風車の技術を授けた事があるそうだ。
その奇跡は大いに同部族を潤したが、本社の人事評価には加算されず。
そりゃあそうだ、営利企業としての採算が取れる訳がない。
「有意義な日々ではあったんだけどね。
その頃、会社は帝国債の空売りで空前の利益を出していてね。
私は社内でアホ扱いされてたよ。」
『ふふっ。
貴方、コンサル向いてないですよ。』
「えー!
それ、散々上司に言われてるよ。
でも他に職歴ないしツブシ効かないんだよねー。」
あー、惜しい。
なろうの中ならコイツはヒーローになれるのにな。
俺、生き残ったらなろう小説でも書こうかな。
【異世界コンサル 〜エリートの僕がドワーフ詐欺に引っ掛かったくらいで窓際族ですか!? とほほ異種族救済ドサ回りは売上ちっとも上がらないよ。〜】
なーんてね。
勿論、この手では長時間のタイピングは無理だ。
そして、現実社会にヒーローは必要ない。
『ワープ。』
今度は馬車内に戻れた。
よし、俺もまだ捨てた物じゃない。
『馬丁さーん。』
「今、作業中でーす。」
表を覗くと最長老が馬をブラッシングしている。
『そんな仕事させて申し訳ないです。』
「馬丁だからね。」
ニヤリと笑って最長老が振り向く。
『合衆国が喜びそうな資料を持って来ました。
馬丁さんが先に目を通して下さい。』
「オイオイ、ワシらの不利益になるような記述があるんじゃないだろうな?」
『その時は馬にでも食わせればいいんじゃないですか?』
「ほーんとキミって糞サイコパスだよなぁ。
若い頃の誰かさんと同じ言い回しをしやがる。」
嬉しそうに笑いながら最長老はマグダリオンのレポートをめくる。
その手慣れた動作と冷徹な目線に内心戦慄。
眼前の老人は間違いなく本物の政治家なのだ。
『…。』
「いいんじゃない。」
『え?』
「中佐に渡して来て。
多分、合衆国さんは喜ぶわ。」
『あ、はい。』
「無能の政権が続くのは良い事だ。
あんまり隣とピリピリしないからねー。
その証拠に最近のニヴルはおとなしいでしょ。」
それだけ言うと最長老は何事も無かったかのように作業に戻った。
俺はクルーガー中佐にレポートを提出。
『これで矛を納めてけれませんか?
上官の上官の上司の雇い主さんの利益になると思います。』
「うん、それって我が国の国益を著しく損なうから。」
…どうしろと。
「まあ、取り敢えず大統領の秘書官が来てるから、渡してくるよ。」
『早くないですか!?』
「だって選挙前だよ?」
権力というのは恐ろしいもので、そこから3時間くらいで話がついてしまった。
ゴブリンもコボルトもデサンタもニヴルもお咎めなし。
商社としての法人登記も出来たし、荷物も高く買い上げてくれた。
但し、御用新聞に対して大統領の指示が如何に的確だったかをコメントさせられる。
後日、何故かスタンピードに居合わせた大統領が陣頭指揮を取り蒙昧なドワーフ達を従えてモンスターの群れを鎮圧した記事が合衆国全土に流布された。
勿論、即座に大法螺であると発覚し糾弾された事で、支持率を激減させた大統領氏は再選に失敗するのだが、俺達には関係のない話。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「トビタ君、傷は痛むか?」
『痛くは無いのですけど、ボーっと熱い感じですね。』
デサンタが唇を噛む。
あまり良くはない症状なのだろう。
幌の隙間には最長老が用意した馬車の車列が続いている。
ゴブリンとコボルトは囚人ではなく、客人の待遇で馬車に乗っている。
言葉は半分くらいしか通じなかったが、こちらが清潔な医療と食事を提供した事で、大体の意図は理解してくれたらしい。
これから数ヶ月を掛けて、彼らは魔界に戻る。
トンネルは使わせないが、最近発見した小盆地を中継地点としてナビや補給を行う段取りとなった。
さて、合衆国内での登記が完了し、更には灰色鉄鉱山周辺の租借権も確保出来たようだ。
ニヴルにとっては万々歳。
坑道内のムードも明るい。
そりゃあね、土地の権利なんか中々手に入るものでもないしね。
副産物もあった。
コボルトと人間種の間に会話が成立してしまったのだ。
合衆国人にとっては天地がひっくり返るような衝撃だったらしい。
ゴブリンだのコボルトだのは、意思疎通不可能な野蛮生物だとこれまで信じ込んでいた。
*だから何の躊躇いもなくジェノサイドの対象にしてこれた。
だが、会話が普通に成り立ってしまったのだ。
驚愕するのも無理もない。
俺はその時の合衆国人達の表情をずっと観察していた。
彼らのあの葛藤。
やり方次第では、ハーフドワーフに生存の芽も生まれるのではないだろうか。
ただそれだけ。
単に我が子可愛さ。
それが今回、傷を負ってでもスタンピードに立ち向かった理由。
別に今日死んだって良かった。
我が子には人並みの暮らしをさせてやりたいんだよ。
この話が面白いと思った方は★★★★★を押していただけると幸いです。
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