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【500万PV】織田勘十郎異伝〜自重しなかった結果、別家を立てて生き残ります。〜  作者: 八凪 柳一
第三章 三河の現状と東進準備

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第七話 元服式と懸案

いつもお読みいただき、誠にありがとうございます。

楽しんでいただけると幸いです。


また、いつも誤字報告をしてくださる皆様、とても助かっております。自身でも確認はしておりますが、また間違うこともあるかと思います。その時はよろしくお願い致します。(ただし、誤字報告だけで、お願いします。)


なお、送り仮名は、どちらでも良い場合は、分かりやすくする為、多めになっている事がありますが、誤字では無い事もあります。誤字の場合は修正し、誤字じゃない場合は、ルビで対応しようと思います。

 私は今、那古野城にいる。織田弾正忠家の主城は今、那古野城なのだ。尾張を統一し、三河を見据える必要がなくなったので、古渡から那古野に戻った。今古渡は吉法師と四家老が回している。私も尾張に行く時は、特に用事が無ければ、古渡に行くので那古野には久しぶりに来た。


 今年も庶兄らの元服式が行われる。今年元服するのは、傳六郎兄上。林美作守通具が養子としたあのの孤児(四番目)だ。今のところ、美作守にはむすめしか生まれていない為、娘婿になる予定だ。


 昨年までに元服した庶兄は、次郎介兄者を除けば、稲熊助三衛門秀親、織田安房守信時、佐久間大学少允秀盛。見事に年子だ。これでいて、別にむすめもいるのだから、父親たねうまは凄いと思う。まぁ、祖父も姉も史実では似たようなものだったから、おそらく私も。


 なお、虎姫は助三衛門兄上と同時期に裳着を行い、安祥城内の庭園にある池に作った高嶋に住んでいる。まだ、数え年で十四歳だし、こちとら精通もしていないので、手は出してない。元服までのあと二三にさん年はお預けだ。


 元服までを二三年としたのは、吉法師兄上の元服を来年に、私の元服を再来年にしようという話が進んでいる為だ。史実では信長が天文十五年、信勝が天文十七年が元服なのだが、父の預かりとなった吉法師の正式な官位と私の正式な官位もある。さらに、父信秀は弾正少忠を受領した。官位があって元服していないというのは、基本公家であれば許されるというのが通念になっており、公家大名の北畠家や冷泉家などがそれにあたる。


 織田弾正忠家は系図をどういじくり返しても公家にはならないし、生活様式が公家のそれではない。つまりは官位をはやく渡したいからはやく元服させたい父が主導となって、二人の元服が前倒しになりそうだという事だ。


 まぁ、それは良い。それは良いのだが、最近になって吉法師兄上がもう後継は私で良いではないかと言ってきた事が問題だ。『史記』や『十八史略』における荘公の逸話にそのようなものはなかった。という事は、擬態ではなく本音ではないかという事だ。自由に生きたいというのなら考えなくもないが、女性として生きたいという場合は、ちょっと気になる。き、気になる男でも出来たのかな?とか。


 とまぁ、冗談はこれくらいにして、そうなると天下の行く末が分からなくなる。父らとも話したが、私は誰でも絶対に勝てる状況にならないと戦はしたくない。だから、兵力を蓄えた。だから、謀略によって敵味方中立をはっきりしていない現状では動いていない。先の三河侵攻では中立と言いながら動いた者たちは、敵味方問わず族滅となっている。


 三河以東・以北の切り取り次第はもうもらっている。第二次河東一乱の武田が動く頃を見計らって動くつもりだ。後北条氏との同盟を強化して、武田と今川は滅ぼす。そう戦略を立てている。私は数年間は内政に勤しむ。同盟の内容次第だが、少なくとも五年間は後北条とは戦わないだろう。そうなると扇谷上杉と北条の河越合戦はどうなるのだろうか。まぁ、起こらないようなら謀略で起きるように促すしかあるまい。


 話はそれたが、吉法師兄上の考えを式の後聞く事になっている。私としては初めて会った時の約束を守りたい。吉法師が西を私が東を日ノ本全てに織田弾正忠家の旗を立てる。その約束を。

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