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冬のうた  作者: ひなた
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ぼくはゆきだるま

 冬の間しか生きれらない ぼくはゆきだるま

 きみから貰ったこの命 いろんなことを知りたい

「お外で寒そうだね。お家に入れてあげられないの、ごめんね」

 そう言ってきみは ぼくにマフラーを巻いてくれた

 本当は苦しいし暑くては溶けてしまう そうなんだけど

 きみの優しさがうれしくて きみからの贈りものってだけで大切で

 もっと声をかけてほしい もっときみのとなりにいたい

 どんなに願っても叶わないのが 少しだけ悲しかった


 冬の間しか生きられない ぼくはゆきだるま

 きみから貰ったこの命 もっといろんなものに触れたい

「たくさんお話したいのに。あなたを守れないの、ごめんね」

 そう言ってきみは 僕をぎゅっと抱き締めてくれた

 本当は苦しいし溶けてしまうほど きみは温かいし

 だけどきみの優しさで溶けるなら それもいいかなって

 胸がじんわり温かくなると 涙が溢れてきた

 溶け始めているだけのこと でもそれがぼくの嬉し悲し涙


 春の風 暖かさと優しさ 花が咲き 小鳥は囀り

 動物たちが目を覚ます 穏やかで和やかな空間

 夏の風 暑さと涼しさ 明るい太陽 飛び交う虫

 だれも元気に駆け回る 熱く楽しく燃え盛る空間

 秋の風 趣と風流 月影の元 声を奏でる虫

 木々も色付く 美しく儚げな どこか淋しげな空間

 度の風も感じることができない どの空間にも生きられない

 冷たい冬の風 だれもいない冬の空間 そこで生きるぼくはゆきだるま


 きみから貰ったこの命 大切にするよ ぼくはゆきだるま

 冬の間しか生きられない この事実は変わらない

 だれもいない冬は寂しいけど きみがいるから大丈夫

 たった数日 数週間程度の命だけれど きみがいるから大丈夫

 冬の間しか生きられない ぼくはゆきだるま

 きみのとなりでこの命 燃やすよ ぼくはゆきだるま

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