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第二章の主な登場人物


 ◇◇◇


ナナシ (前世の名前不明)


・血の繋がった人間の顔を見たことがないまま、気が付けば中学校卒業まで施設で暮らしていた元日本人男性。


・前世の幼いころはスベスベした綺麗な石とかビー玉とかおはじきとかを口に入れては、一日中コロコロと舐め回して過ごしていた。


・美味しいご飯を作ったり食べたりする欲求と美しい物を口の中で転がして味わう欲求は別物なのだが、どちらも舌で味わうという点で他人からは混同されやすい。


・恋愛観、結婚観については、朝は自分が作った味噌汁を飲んで美味しいと言ってくれて、昼は自分が作ったお弁当を残さず食べてくれて、晩は一緒に作ったご飯を一緒に食べてくれて、夜はお足を舐めさせてくれる女性と一生を過ごしたいと思っていた。


・なお現在は、信仰と忠義と本能に殉じる決意を固めている。




 ◇◇◇


ハローチェお嬢様 (アイリスハローチェ・トゥ・グロリアス)


・ハローチェの母親は一つ下の弟、二つ下の妹を産んだことで体調を崩し、ハローチェが四歳になる前に夭逝している。


・母親は、最後に側室入りしたこともあり父親である国王からはとても愛されていたが、母親の死後ハローチェは、義母にあたる者たち(兄や姉の母親である)から冷遇されることとなり、あまり王宮内で良い思い出がない。


・歳の離れた兄たちや口うるさい義母たちへの反骨心から努力と鍛錬を重ねてきたこともあり、怠惰や卑劣を嫌っている。気高さと誇り高さは母親譲り。


・恋愛観、結婚観については、王族としての教育を受けていることや自身を客観的に観る目があることもあり、自分自身の野望や目的のためなら自らを駒として扱うことも平気である。結婚とは愛故のものではなく、打算とお互いの敬意によって成り立つものだと思っている。




 ◇◇◇


女商人ジェニカ(ジェンニースカ・シゥ・セリポス)


・実は、ペルセウス共和国建国時に元となった七つの国の一つ、セリポス国(現セリポス領)の王族の血をそれなりに引いている才媛。


・とはいえ父親も母親もほぼ一般人に近い地位と感性の持ち主であり、ジェニカ自身も特段気にしたことがないため、実態は元王家の血を引いているだけの一般人である。


・たまたますごく強力な先天スキルを習得したことで商人になることを決め、そのために必要なスキルを取りまくりスキル容量(メモリ)を埋め切ってしまうという思い切りの良さもある。


・恋愛観、結婚観としては、積み重ねた時間ではなく、これから先も積み重ねていきたいと思えるかどうかが大事、だと思っている。いつまでも互いに支え合い、求め合える関係に憧れを持っている。




 ◇◇◇


女騎士ナル (秀郷ノ(ヒデサトノ・)神成言姫(カミナリコトヒメ)


・ワーフー諸島連合国のヒデサト家のお姫様として産まれたが、幼いころから暴れん坊で、花や唄より武芸を好んでいた。


・家の跡取りである兄はナルのことを一人の人間として対等に扱ってくれるが、当主である父や近隣諸家の者たちは政略の道具としか見てくれないため、疎ましく思っている。


・このたび、とある家の跡取り息子のところに輿入れをする運びとなったが、迎えに来た跡取り息子たちともども船で大嵐に巻き込まれ、ただ一人生き延びることができた。


・恋愛観、結婚観としては、気兼ねすることなく自分らしく、取り繕わずいられる相手を好ましく思っており、家柄や歴史よりも個人の才覚を尊重する。婚姻という形式は重視しておらず、ただ最期まで隣にいてくれればそれでいい。



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