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ドラゴンになってものんびり過ごしたい~動物達と気ままにスローライフ~  作者: かいものトカゲ
三章 ビジネスショッピング
68/357

68.作ったカレーをみんなで食べてみました

 さて、料理をすると決めたのは良いものの、何から始めれば良いのやら。

 ……とりあえずは道具を揃える必要がありそうだな。

 道具がない現状じゃ料理をしようにも何も出来ないしさ。


 という訳でいつものようにショッピングっと。



@@@@@@@@


 以下の物を購入しました。

 残り所持金 1290826B


 鍋     2000B

 フライパン 2000B

 おたま    300B

 さいばし   200B

 包丁    2000B

 まな板   1900B

 ボウル    100B


@@@@@@@@



 こんなもんかな。

 さて、後は具材っと。



@@@@@@@@


 以下の物を購入しました。

 残り所持金 1290326B


 カレー具材セット 500B


@@@@@@@@



 俺が作ろうと思っているのはカレーだ。

 人間の頃はよく食べていた定番の食べ物だな。

 一つ一つ材料を買っていっても良かったのだが、カレー具材セットというものがあったのでそれを買う事に。

 実際にそれを購入してみると、カレー粉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもなど大体の具材が揃った。

 値段も手頃で結構良い買い物だったな。


 さて、これで道具は揃った。

 後は設備が問題か。


 火をかけるための設備が必要だろうな、きっと。



@@@@@@@@


 以下の物を購入しました。

 残り所持金 1270326B


 火起こしセット 20000B


@@@@@@@@



 ちょっと高かったが、火起こしセットというものを買うと、かまどと薪が出てきたので、火に関してはこれで大丈夫そうだ。

 後は水が必要だろう。

 そういえばファイアで火を起こせるのなら、水も魔法で作れたりしないだろうか?

 という事で一回買って試してみようかな。



@@@@@@@@ 


 以下の物を購入しました。

 残り所持金 1268326B


 スプラッシュ 2000B


@@@@@@@@



 購入するとやはり魔法の使い方のイメージが湧いてくる。

 では、早速使ってみよう。

 目の前に容器を置いてっと。



「スプラッシュ」



 そうつぶやく俺。

 そして魔法のイメージも、とても弱いものにしておく。

 すると俺の手先からポタポタと水の滴が落ちてくる。

 どうやら威力のない水を出すことには成功したようだ。

 たださすがにこのまま水が貯まるまで待っていると日が暮れてしまう。

 もう少しペースを早めなければ。


 俺はほんの少しだけスプラッシュの威力を強めようとする。

 すると……



 ビシャーン!!!



 俺の手から溢れんばかりの水が発射され、勢い余って近くにいたイチガに水がかかってしまった!



「す、すまない、イチガ……」

「いいんですよ。エンラさんだってたまにはいたずらしたくなる時もあるでしょうし」



 いや、そんな気は更々なかったんだけどな……

 とにかく近くに誰かがいる所で練習するのは危ないので、住処から少し離れて練習することに。



「スプラッシュ」



 俺はそれから人気のない所でスプラッシュの練習を続けた。

 スプラッシュの威力の加減は非常に難しく、威力が弱すぎたり強すぎたりの繰り返しだった。

 だが試行錯誤すること数十分。

 ようやく自分の望み通りのスピードで水を出すことができるようになった!


 これで水の確保もだいぶ楽にできるだろう。

 良かった良かった。


 魔法の調整が上手くいった俺は満足気にそのまま住処の方へと戻ることに。

 そして住処の方に戻ると俺の事をジッと見てくる目があった。



「エンラ、まだ作らないのか?」

「ああ、キュビカさんか。もうすぐ作るからちょっと待っててな」



 キュビカさんに急かされながらも俺は自分のペースで料理を始めた。

 まず俺は小さな木の机を購入し、その上にまな板や野菜などをのせる。

 地面に少しお椀状に穴を掘り、そこを水洗い場所として活用することに。


 じゃがいもなど土のついている野菜を手に持ち、スプラッシュの魔法で野菜を洗い始めると―――



「エンラ、お主は何をやっておるのじゃ!?」

「えっ? 何って、水で野菜を洗っているだけだけど?」

「いや、そんな事は分かっておる。問題はその洗い方じゃ!」



 まあ確かに魔法の水で野菜を洗うなんて普通しないわな。

 ツッコミを入れたくなるキュビカの気持ちも分かる。



「あ、ああ。魔法の水で野菜を洗うなんて普通しないという事だよな?」

「分かっておるのか。なのになんで魔法の水を直接野菜に当てているのじゃ? そんな事をしたら加減を間違えたら野菜が無駄になってしまうじゃろうが!」

「そ、そんな事は分かってるって。その為に事前に何度も練習したんだからさ」

「そうかもしれぬが……でも野菜に直接水を当てるのではなく、どこかに貯めておいた水を使った方が安全ではないのか?」



 あっ……

 言われてみれば確かにそうだな。

 ボウルにでも貯めておいた水を使えば、もし万が一水が暴発しても安心か。

 ボウルに暴発した水が当たっても早々壊れる事はないだろうしさ。

 それによくよく考えれば魔法の水ってそのまま飲める水なんだろうか?

 念の為、ろ過とかしておいた方が安全な気もしてきた。

 手遅れにならないうちに気付けてよかったな……

 ありがと、キュビカさん。



 キュビカの助言を受け、俺は大きめなボウルをいくつか購入し、一つのボウルに水を貯め始めた。

 そして簡易ろ過装置を購入し、ボウルに貯めた水をそこに注ぎ込み、そこから出てきた水をもう一つのボウルで受け止める。

 こうしてきれいな水が手に入ったのだった。


 ただこれの欠点はきれいな水が手に入るまでに時間がかかるということ。

 だがそこはコクリ、ユニ、キュビカ、鷹達が手伝ってくれたので、新たなきれいな水の確保はみんなに任せる事にした。


 とりあえず手に入ったきれいな水を使って俺は調理を始める。

 きれいな水を少し鍋に貯めておいて、残った水で野菜を洗っていく。

 野菜を洗った後は野菜を切って……という感じで後はいつものカレー作りの手順通りに作っていった。


 そして数十分後―――



「うん、そろそろいいかな?」



 俺はそう言いながら鍋の蓋を開けた。

 すると、懐かしい美味しそうなカレーの匂いが辺りに広がっていく!



「おおっ、なんじゃこの匂いは!? 嗅いだ事のない匂いじゃぞ!?」

「でもなんだか食欲をそそる香りね。きっと美味しいんでしょうね、この食べ物は」

「オイラ、こんな食べ物見た事ないんだな……」



 みんな出来上がったカレーを見て思い思いの事を口に出していく。

 やはりみんなカレーを見たのは初めてのようだ。

 異世界の料理だし、そもそも人間が作る物なんだから見た事あるはずもないんだけどさ。


 キュビカだけでなくみんな早く食べたいような表情をしていたので、俺は早めにみんなにカレーをよそってあげることにした。

 ちなみにご飯は直接女神ショッピングで買っちゃいました。

 かまどで作っても良かったんだが、ご飯はあまり出来上がり前と料金があまり変わらなかったんだよな。

 だから食べられる状態で買った方が楽だと思ってさ。

 ちなみにカレー用の皿もみんな分購入しておきました。

 今までの皿だと底があまりないから入りきらないんだよな。


 という感じでみんな分のカレーをよそってから、俺たちはカレーをゆっくりと味わって楽しむ事にした。



「か、辛いぞ、これっ!? でもこれがクセになるの!」

「強烈な香りね……味はどうかしら? ……か、辛いっ!? でも美味しいわね!」



 みんな最初は戸惑っていたけれど、結局は完食していたし、気に入ってくれたようだった。

 俺も久しぶりの味を楽しめて満足だ。



********

四十四日目:残金1260326B

収入:なし

支出:鍋2000B、フライパン2000B、おたま300B、さいばし200B、包丁2000B、まな板1900B、ボウル800B、カレー具材セット500B、火起こしセット20000B、スプラッシュ2000B、小さな木の机3000B、簡易ろ過装置300B、カレー皿2000B

収支;ー39000B

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