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男なら一国一城の主を目指さなきゃね  作者: 三度笠
第二部 冒険者時代 -少年期~青年期-

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設定資料2

また設定資料から適当に抜粋です。

読まなくても別に困りませんが、地図くらいご覧いただくとわかり易くなるかと思います。

なお、本資料はいずれ一章の資料に統合するつもりではありますが、一章をご覧になっていない方には多分にネタバレの要素を含みますのでこのままの位置に置いておくかも知れません。どうするかは私の気持ち次第です。これについてご意見を頂いたとしてもその通りには出来ません。たぶん。

■オーラッド大陸全図

挿絵(By みてみん)


同縮尺程度の日本を対比で載せています。

大体の広さなどを掴んて頂ければ問題ありません。

なお、小説本編では全部の国は登場しない予定です。あまりにも広すぎますので。


■オーラッド大陸西部

挿絵(By みてみん)


ロンベルト王国とその周辺国

大体の位置関係を見ていただければOKです。


■ロンベルト王国

挿絵(By みてみん)


オレンジ色の円は転生者が転生してきた範囲です。

黒い実線は国境を示していますが、暫定的なもので明確ではありません。

国境線はこのあたり、だと思ってください。


 また、ピンク色の線は貴族の自治領の境です。この線を跨ぐと法律が微妙に変わったりもします。ロンベルト王国では貴族領の境界を直線で構成しています。過去に領土の境界をめぐって国内の貴族間で内紛が発生し、その際に明確な境界線を定めたことが由来とされていますが、実は初代国王であるロンベルト一世が定め始めたことが原因です。


 なお、南部と北部に小さな領土が多くありますが、これは国王の直轄領を少しづつ下賜したことによるものです。流石に古くからある公爵家や侯爵家は大きな領土を持っていることが多いですが中にはこの小さな領土に飛び地を持っている上級貴族もいます。自治領を構えられるのは子爵以上の上級貴族で、男爵以下の下級貴族は上級貴族の領内に更に小さな自治領を持つことになります。


 これは、男爵以下の下級貴族には代官を持つことが許されていないためです。つまり、男爵以下の下級貴族は大きくても街一つとその周辺地域しか領有できません。そのため、街や村の傍に別の集落は出来にくいです。


 ロンベルト王国北部の国境線をご覧いただければご理解も早いですが、自治領ごと別の国に寝返ることもたま~にあります。一個ロンベルトから隣の国(グラナン皇国という国です)に寝返っているような領土があります。尤もあの辺りは隣の小さな下賜領と合わせてそもそも隣の国からロンベルトに寝返った感じが、その後更に隣の国に戻ったという設定です。どうでもいいですね。


 また、人口ですがロンベルト王国全土で300万人くらいを想定しています。人口一万人以上の都市は多くはありません。また、人口が20万人以上の巨大都市はこの地図中だとロンベルト王国の首都ロンベルティアだけです。首都の右下の方にくっつくようにしてある人口一万人以上の都市のマークがバルドゥックです。


■ロンベルト王国地勢図

挿絵(By みてみん)


 白い部分は陸地です。海抜0メートルから100メートルまで。

 茶色は100メートル以上の山地で色が濃くなるほど高くなっています。

 黄緑色の部分は平地です。この範囲内の高低差は10メートル以内であり、耕作に適しています。但し森林の場合もありますので場合によっては開墾の必要もあります。海抜は関係ないので高地や台地状であったりする場合もあるでしょう。なお、地勢図下部のロンベルト王国とデーバス王国の間に大きく広がる平野は面積だと四国ちょっとの広さがある、ダート平原です。


なお、ついでですが、水源は別マップにて設定がありますが気が向いたら上げます。


■アルの銃剣

挿絵(By みてみん)


 アルの銃剣ですが、本当の木材だけで作成した初代の銃剣の木銃は載せていません。初代は弾倉及びグリップはついておらず、本物の銃剣道に使う木銃を寸づまりにしたような外見です。調べれば画像は見れるし、つまんないので描きませんでした。初期型から本体には木材だけでなく、エボナイトを使用しています。現在使用している最下部に描かれている二代目はストック部分だけが木材で、あとはエボナイトで製造しています。フォアグリップもエボナイトで一体成型になっているとお考え下さい。


 なお、最初はbmpで保存していたのですが、いつの間にかjpgになっちゃたので滲んでいるところもありますがご勘弁を。高級なグラフィックツールなんか使ったことないのでイラストや地図なんかも全部Windows付属のペイントで描いてます。フリーソフトもダウンロードしてみましたが、マニュアル読むのに糞時間がかかりそうなので諦めました。


■能力値


第一章の設定資料だと簡単にしか記載していない能力値についてちょっとだけ解説します。


・HP 生命力です。HPが満タンの時に肉体的には最高のパフォーマンスを発揮します。減ると走る速さなども落ちると思ってください。これがゼロになると昏倒して行動不能になります。マイナスの値も存在し、耐久値分のマイナスで死に至ります。なお、HPは1でも残っていれば行動自体は可能ですが、怪我や傷の種類によっては行動どころではありません。例えば腕を切り落とされた場合や、胴に剣を突き入れられた場合、仮にHPが半分以上残っていても行動どころではありません。意識はある場合が多いので主人公であれば魔法の行使は可能、くらいにお考え下さい。回復方法や上限の上がる法則などについては一章の「第九話 レベルアップ2」に記載があります。


・MP 魔力/精神力です。こちらもある程度は一章の「第九話 レベルアップ2」に記載してあります。意志力と言い換えても良いかもしれませんがちょっと異なります。意志力に関わりがあるのは間違いないですが。


・筋力 力の強さを表します。どちらかというと瞬発力に近いです。剣などの直接攻撃のダメージや、命中率(武器を的に当てる、というわけではなく有効打を与えられる、という意味です)にも関連します。なお、以下の能力値にも共通しますが、普段はこの数値の三分の一から半分くらいまでしか使っていません。全部使うには火事場の馬鹿力を発揮するような場合です。


・俊敏 体全体を使った運動など、俊敏さや身のこなしを表します。戦闘では回避関連に補正がかかり役立つことが多いです。


・器用 手先の器用さも表しますが、道具を上手く使いこなせるかなどや正確な動作が可能かなどに関連します。戦闘では武器の命中率(こちらは狙ったところに当てられるか、などになります。例えば剣で相手の首筋を狙う、などです)の補正に関連します。


・耐久 肉体の耐久/持久力を表します。きつい運動を長時間に亘って行えるか、何か(苦痛など)に対してどれだけ音を上げずに耐えることが出来るかなどに関連します。


○種族や男女の違いなど


第一章の設定資料だと普人族の男性の能力値表を記載していますが、あれは、栄養状態も良く、農作業など適度な運動を日常的に行っていると仮定してのものです。栄養状態が悪かったり、運動を殆どしていないような場合、同じ普人族の男性でもその度合いに応じていくつかの能力であの表には及ばないことになります。


また、主人公のように適度な運動を超えた「体を鍛えることだけを主眼に置いた」トレーニングを日常的に行った場合、あの表を超える人もいると思ってください。そんな人はまずいませんが。


種族ごとにいくつか設定もあります。例えばズールーのような獅人族ライオスであれば筋力、俊敏、耐久は普人族より優れていますが、器用さは劣ります。


なお、いずれの種族でも男性より女性の方が筋力で劣ります。少年期くらいまでは一緒でも青年期などで男性の方に置いていかれます。その分何かが優れているということはありません。


本当は耐久では女性の方が優れている、という設定も考えましたが、戦闘においてはあまり関係なさそうなのでオミットしています。出産時の苦痛に耐えられたり、脂肪を蓄えやすいので体力消費で死ににくいなど、広義の耐久性では現実は女性の方が男性を上回っているらしいのですが、能力値では考慮しませんでした。


この部分は能力値とは別だと私は考えました。


また、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、普通の健康な大人の倍の筋力を得るのは大変なことです。例えば長剣で切りつけたダメージを倍にするために(レベルアップなども駆使して)筋力を鍛えてもそう簡単には倍にはなりません。全部の能力値を倍にするには転生者でも15~16レベルくらいは必要ですし、この世界の人なら30レベル以上というとんでもないレベルが必要になります。ついでに言うと能力値の最高は30才位を想定していますが、その年齢まで1レベルの人なんかまずいないので倍にするにはもっと高いレベルが必要になります。


なお、25レベルを超えるような人は伝説の超英雄並です。このレベルでも一般の人の倍も能力値はありません。単純な肉体的な強さよりも戦闘などで得た実戦の経験や、稽古で鍛えた腕の方がものを言います。尤も転生者がこのレベルにまでなれば多少の経験などひっくり返せるフィジカルを得ている可能性は充分にありますが。


このあたりは一章の設定資料のレベルアップ経験値表(鑑定の技能MAXでも見れる)をご覧いただければある程度ご納得いただけるかと思います。現時点(二章二十七話)で登場している最もレベルの高い人物はバルドゥックのトップクラス冒険者でレベルは19ですが、その人の今まで稼いできた経験を倍にしてもレベル25にはなれません。


■固有技能


アルの仲間(?)の固有技能設定の公開です。

幕間の登場人物や、まだ登場していない人物の固有技能も殆ど設定がありますが、ストーリー進行と共に公開するでしょう。固有技能に気づかないままで死んでいった不幸な幕間の人には固有技能は考えてません。レベル9の追加能力は本人が使ったあとでないと鑑定できない設定です。また、固有技能で受動使用のものはレベルゼロのうちは鑑定できません。


なお、固有技能の使用時ですが、魔法などの特殊技能と異なり、現在のレベル以下の効果を使用することはできません。例えば鑑定ですが、現在主人公は鑑定のレベルはMAXの9です。しかし、レベル2相当の鑑定として使用するのは不可能です。その代わり、全てのレベルにおいて特記事項がない限り使用するMPは1に固定されています。


天稟の才(受動使用)

スキルレベルあり

端数切捨てのため、最初は5以上の経験値を得なければ固有技能は発動しない。レベル1まで上がれば2.5以上で発動するし、レベル2なら1.67以上の経験値獲得で発動する。つまり、天稟の才による追加で獲得できる経験値が1以上の時でないと発動しない。従って、最高レベルの9であれば0.5以上の経験値獲得でも発動する。MPに注意が必要。

 0 経験値獲得20%アップ

 1 経験値獲得40%アップ

 2 経験値獲得60%アップ

 3 経験値獲得80%アップ

 4 経験値獲得100%アップ

 5 経験値獲得120%アップ

 6 経験値獲得140%アップ

 7 経験値獲得160%アップ

 8 経験値獲得180%アップ

 9 経験値獲得200%アップ(特殊技能経験値もアップ・魔法だけか?)


鑑定(能動使用)

スキルレベルあり

1レベル上昇で更に詳細に(名前なら家名の解説、種族なら簡単な説明などサブウインドウを二階層まで開ける)

 0  名前

 1  性別・種族(無生物なら材料・組成)

 2  状態(病気や麻痺・毒など)

 3  年齢(無生物なら作成・加工日)

 4  レベル(無生物ならおおよその価値・相場)

 5  HP/MP(最大値も)(無生物なら耐久値)

 6  能力値(無生物なら性能)

 7  技能(無生物なら効果)

 8  経験値

 9  (次のレベルまでの必要経験値)(表形式での経験値表閲覧)


誘惑(能動使用)

スキルレベルあり

基本的には性愛的な好意を得ることができる。

 0 同種族の異性を誘惑1日間

 1 同種族の異性を誘惑1日間

 2 同種族の異性を誘惑4日間

 3 同種族の異性を誘惑9日間

 4 同種族の異性を誘惑16日間

 5 同種族の異性を誘惑25日間

 6 同種族の異性を誘惑36日間

 7 同種族の異性を誘惑49日間

 8 同種族の異性を誘惑64日間

 9 異性を誘惑81日間(試さないと解らないだろうね)


耐性(毒)(能動使用)

スキルレベルあり

自己が認識する毒物への耐性

 0 毒効果軽減55%

 1 毒効果軽減60%

 2 毒効果軽減65%

 3 毒効果軽減70%

 4 毒効果軽減75%

 5 毒効果軽減80%

 6 毒効果軽減85%

 7 毒効果軽減90%

 8 毒効果軽減95%

 9 毒効果軽減100%(受動使用・但し以前に経験したもののみ?)


空間把握(能動使用)

スキルレベルあり

範囲内の侵入物検知及び方角などの正確な把握

 0 空間把握周囲5m

 1 空間把握周囲10m

 2 空間把握周囲15m

 3 空間把握周囲20m

 4 空間把握周囲25m

 5 空間把握周囲30m

 6 空間把握周囲35m

 7 空間把握周囲40m

 8 空間把握周囲45m

 9 空間把握周囲50m(全ての異物感知・情報量多すぎて頭こんがらがるかも?取捨選択の修行が必要か?)


射撃感覚(能動使用)

スキルレベルあり

使用者の射撃能力の補正

 0 射撃能力5%アップ

 1 射撃能力10%アップ

 2 射撃能力15%アップ

 3 射撃能力20%アップ

 4 射撃能力25%アップ

 5 射撃能力30%アップ

 6 射撃能力35%アップ

 7 射撃能力40%アップ

 8 射撃能力45%アップ

 9 射撃能力50%アップ(MPを1余計に消費して100%アップ)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] これ一般人の倍以上のステータスになれずに戦闘センスと武器だけでドラゴンといった脅威的な化け物にどうやって勝つんだろうか。 昔の人は勝っているのだろうが30代で伝説の25レベルでも、そ…
[良い点] 転生者は世界中にバラけてるのかと思いきや思いの外近くにまとめられてるんだな 合流しろって言ってるようなもんだな
[一言] だんだん疲れてきますね。作者自身が冗長だと仰っている 通りすべてにおいて過剰な説明が入ります。作者は理科系 脳なのか思考系が突き詰めて考えずにはおれないのでしょう。話の筋は面白い。けれどもあ…
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