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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第6章
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拠点探しとお買い物

「よし、決めた。では、君達の名前は一番上のお兄ちゃんが『フェン』二番目のお兄ちゃんが『ヨル』末っ子ちゃんが『ヘル』にします。で、私はカオリ。こっちがヴェールでこっちがヴィータ。よろしくね。」


3人に名前をつけると例の如く糸状の光が現れ、胸元へと消えていった。

3人は嬉しそうに自分の名前を連呼しながら、はしゃいで駆け回っていた。

早速どっかに行っちゃいそうだ。

これは早いとこ拠点となる場所を探さないと、目を離した隙に魔獣にやられてるなんてことになりかねない。

それだけは避けなきゃ。

とはいえ、ここはまだミロットに程近い森の中。

後々の事を考えれば、ミロットよりも首都に近い方が都合がいい。


色々と悩んで、今日のところは一旦ミロットに引き返すことにした。

私達だけなら強行もできてしまうが

子ども達の食事の心配があるとそうはいかない。

見た目からしか月齢が判断できないけど、何となく子ども達が食べられそうな物を考えテイクアウト。

さすがに旅人が多いこの町で3人の子連れで店に入るのは目立つ。

宿も大部屋を取る。空いててよかった。

食事やお風呂を済ませ子ども達を寝かしつけたら、拠点作りの作戦会議だ。


「まずは場所の確保だけど、程よく首都と街道から近い所がいい」

「よし、んじゃぁ俺が探してくる。カオリはアイツらの側にいなきゃだし、スピードならヴェールより俺の方が上だからな」

「そうね。その間に私達は生活用品を買い揃えましょ」

「うん、そうしよう。・・・宿場町に生活用品ってあるのかな?」

「無いことはないでしょ。まぁ品数は首都の方が多いでしょうけど」

「そりゃそうか。この町で商売して生活してる人達がいるんだもんね。とりあえず必要最低限を揃えたら、追々首都で買い足せばいいか」

「決まりだな。じゃあ俺は行くぞ」

「え!?今から?夜が明けてからでもいいんじゃない?」

「なるべく早い方がいいんだろ?…コイツらのためにもな」


言うが早いかヴィータは窓から飛び出して

あっという間に森の中へ消えてしまった。

そういえば2人の全力って見たこと無いな。

今思えば、2人が戦ってる所を見たのって最初のうちだけな気がする。

魔獣との戦闘はほぼ私が請け負ってるし

数が多い時にたまに手伝ってもらう程度だ。

それにしたって、全力とは程遠いだろう。

全力出したらどれくらい強いのかな。

見たい気もするが、できればこの先2人が本気で戦わなければならない事態など起こらないでほしい。

そんな事を思いながら、スヤスヤと眠る子ども達を眺めていた。


翌朝目覚めた子ども達と朝食を摂り、みんなでお買い物だ!

私とフェンが手を繋ぎ、ヴェールがヨルと手を繋ぐ。

まだヨチヨチのヘルは私が抱っこ。

これが普通の感覚なら上の子と手を繋ぎ下の子を片腕で抱いて買い物なんて、腕と足腰がパンパンになるところだろう。

神様補正にマジ感謝である。


店に入って物色するが、ヴェールも言っていた通り品数はあまりない。

というか、取り扱ってる店がそもそも少ない。

とりあえず必要最低限を揃えるため1つの店で大量購入し、宿に届けてもらうようにお願いした。

子ども達で両手がいっぱいなもんで、これ以上持てんのよ。

子連れでお買い物をしていると、あっという間にお昼になる。

この町で子ども達が食べられそうな物を探すのは

なかなかに骨の折れる作業であった。

あぁ、早く拠点を作って移りたい。

拠点内にキッチンを作れば、離乳食だって作れるのだ。


頑張ってくれているヴィータには悪いが5人でランチタイム。

致し方なく食堂に入ったが、ここでもやはり

子ども達が食べられる物は限られてくる。

・・・あれ?

そういえば何も気にせず可能なものを食べさせていたけど狼ってイヌ科だよな?

やっぱりネギとかチョコレートとか食べさせちゃマズいのだろうか?

ここまでお読み頂きありがとうございました。


次回更新は24日、土曜日を予定しております。

よろしくお願いします。m(_ _)m

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