表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の神はインモラル  作者: アリス
第6章
69/319

平和が一番

選挙権は18歳ですが、お酒とタバコは20歳を過ぎてから(*´ω`*)

凶悪犯罪だと20歳未満でも名前が公表される。

最近未成年の定義がややこしや。

「よぉーキレ−な姉ちゃん、こんな変な奴等とじゃなくて俺と飲もうぜ!」


こ、これは!酒場テンプレ「酔っ払いに絡まれる」だ!

赤ら顔の男はニヤニヤと笑いながらヴェールに言い寄ってきた。

私はあまりにお約束な展開に必死に笑いを堪えていた。


「ちょっとカオリ、なんでそんなに楽しそうなのよ?」

「変な奴等って主にお前のことだからな。自覚ないのか?」


2人は呆れたように言った。

え、変なヤツって私なの?・・・あ、そっか。この仮面が届いてからというもの、常に着用しているのを忘れていた。

つけ心地がいいので、最早顔の一部になりつつあるのだ。


そんな私達のやり取りに、無視をされたと思ったであろう酔っ払いは

ヴェールの肩を掴んで声を上げた。


「おい!聞こえてんだろ!シカトすんじゃねぇ!」


おっと、いけない。

店の奥から今まさに私達の注文した品を運んで来ようとしていた看板娘ちゃんが

オロオロしている。

他人に迷惑をかけるわけにはいかないね。

しかし大抵の場合、この手のやつに言葉は意味を持たない。

だからといって暴力で解決するなんて論外だ。

店の中で暴れるなんてそれこそ迷惑だし、外でやったところで注目されてしまう。

せっかく目立たないようにと被っている仮面が、逆に印象に残ってしまうだろう。

ここは、非暴力一択。平和的解決が一番である。

と、いうことで・・・


「?カオリ?」「何してんだ?」


私は破壊の力を使って、酔っ払いの体内に巡っていたアルコールを消してやった。

すると途端に男は素面(しらふ)に戻り慌て始めた。


「ア、アレ?・・・うぉっ!?す、すまねぇ!悪かった、気にしねぇでくれ!」


男はヴェールの肩から手を離すと、首を捻りながら自分の席に戻っていった。


「「なるほど〜」」


キレーにハモったね。


「こんな力の使い方は初めて見たわ」

「あぁ。今までああいうのは大抵捻り潰してたからな」


オイ、待てお前。その言い方は前科があるな。


「あの…ありがとうございました。騒ぎを起こさず収めてくださって」


看板娘ちゃんが注文した物を持ってきてくれた。・・・のだが


「いえいえ、とんでもない。・・・あの、これは?」


明らかに量が多い。

注文したのはジョッキのエールとグラスのワインだったはず。

だが出てきたのはピッチャーとデキャンタだった。

おつまみもスモークやらピクルスやらいろいろ追加されている。


「もちろんサービスです!あのまま店内で暴れられてたら大損害でしたから」


小声で囁く看板娘ちゃん。なんと気遣いのできる子!

それから心ゆくまで酒とつまみを堪能し、そのザルっぷりに驚きつつも飲み過ぎだと思う程の量をついつい飲んでしまったのはここだけの秘密だ。

もちろんお会計はサービス分以外はきっちりお支払いしましたよ。


その後数日間ミロットの町に滞在し、昼の街ブラ食べ歩き&夜の街ブラ飲み歩きを楽しんだ私達は、ベルマーノの首都へ向かうべく3つある出口のうちの東口へと向かい、この宿場町を後にするのであった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


次回更新は13日火曜日を予定しております。

よろしくお願いします。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ