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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第6章
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お試し

本日から新章に入ります。


ブクマ登録ありがとうございます!( ;∀;)

今後の更新は週3回、火・木・土を予定しております。

「そういえば、検証実験してなかったね」

「「?」」


唐突に思い出した。

私は初仕事、2人は食べ歩きで忙しかった上に、マスクの到着ではしゃいでいたから忘れてていたが、離れていても会話ができるというヴェールとヴィータにとっても前代未聞の事態に、検証実験を必要としていたはずだ。


「あぁ、そういやそうだったな。でも今更離れるっつってもな」

「そうねぇ・・・あ、でも国境を越える時はまた私達引っ込むから、その時でいいんじゃない?」

「その状態って離れてる時と同じなの?」

「全く同じってわけじゃねぇが、まぁ似たようなもんだ。今まで契約者の身の内にいた時に、会話できたことがねぇってのも確かだからな」

「そっか。どっちにしても検証が必要ってことだね。んじゃ早速」

「えー、まだいいわよ。せめて王都を抜けるまではこのままでいさせてよ」

「もう少し街ブラさせてくれよ」

「お、おぅ」


街ブラなんて言葉どこで覚えた。

その後2人は「街ブラに乗合馬車など邪道」という、これまたどこで覚えたか分からん理論を展開し、宣言通りあっちへフラフラこっちへフラフラと街ブラを謳歌し、王都を抜ける頃には丸2日が経過していた。


そうしてようやくたどり着いた王都出口付近。

人目を避けて2人は中に引っ込んだ。やっと検証開始だ。

まずは以前2人と会話ができた時のように、意識を向けて話しかけてみる。


「おーい、聞こえるー?」

『えぇ、聞こえてるわよ。そっちはどう?』

『俺達の声は聞こえてるか?』

「うん、バッチリ!」


こんな具合に色々試していき、分かったのはこんな感じ。


・こちらが意識を向けていれば相手が意識が向けていなくても声が聞こえる

・呼びかければ互いに意識を向けていなくても聞こえる

・意識を向けられているかどうかは本人には分からない

・会話をする時は声に出さなくてもできる


つまり離れた所や身の内に2人がいる時、会話をしようと思ったらまず呼びかけて意識を向け合う所から始まる。

繋ぎっぱなしの電話のような状態であることが分かった。

念話だね。有用性は高そうだ。

2人が外にいなくてもおしゃべりできると分かったので、例え見た目は1人でも道中は楽しくなった。


そして到着した国境の渓谷。

それを越え神聖国ベルマーノに入るための巨大な橋。

ウィムニスからベルマーノに入れるルートは、防衛上この橋だけなのだそうだ。

転移魔法を使える高位の魔術師でもなければ、大抵の人間はこの橋を渡ることになる。


「よし!行くぞ!」


気合を入れ橋を渡り、到着したのは神聖国ベルマーノの入国管理場。

例に倣い列に並び、手続きを済ませる。

仮面を被った私を見て係員はギョッとしてたけど、身分証と魔力の提示そして通行料を支払えば、入国は難なくできた。

フッフッフッ。今回はちゃんと身分証があるからね。

前回と違い通行料は200Gで済んでいるのさ。


そうしてたどり着いたのは神聖国の玄関口、宿場町ミロット。

旅人が一時羽を休めるこの町は、出口が3つに別れている。

北部へ向かう北口、首都へ向かう東口、そして南部へ向かう南口となっている。


別に疑ってたわけじゃないけど、やっぱりミロットの町を見てもいたって平和だ。

早いとこ2人を出してあげよう。きっとここでも街ブラをしたいはずだ。


ここまでお読み頂きありがとうございました。


次回更新は8日木曜日を予定しております。

よろしくお願いします。m(_ _)m

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