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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第5章
66/319

届いた!

延長3話目!

ようやく一区切りです(^o^)



そして翌日、待ちわびた物が届いた。

「目立たないように」という私の注文はそれを収めた箱にも反映されていた。

パッと見はシンプルな木箱だが、開けば中にはベロア生地が張られていて、蓋側にはシルクの糸でウィムニス王家の紋章が刺繍されており、箱の中には美しいフォルムのベネチアンマスクが鎮座していた。


「おおぉ!遂に来たね!」

「へぇー、思ってたより頑丈そうだな」

「ホント、意外と厚みがあるわね」


3人で箱の中を覗き込みながら、早速手に取ってみる。

厚みがあるのは内側がフカフカ仕様になっているからだ。

長時間着けっぱなしでも顔が痛くならない親切設計。

表面はどうやって加工したのか、マットブラックの金属だ。詳しいわけじゃないから素材まではわからないけど、少なくとも鉄ではなさそうだった。


「何でつや消しの黒なんだろうか・・・」

「そりゃお前が目立たないようにっつったからだろ」

「これなら闇にも紛れられるし、光が当たっても反射しないものねぇ」


・・・目立たないの方向性がちょっと違う気がする。

それともう1つ不思議なのが、ちょうど目出し穴の上辺り

マスクの縁に小さなフックが2つ付いていた。


「なんだろう?コレ」

「とりあえず着けてみたら?」

「そだね」


促されてマスクを装着してみた所、フックの理由が判明。

なんと外套のフードに引っ掛けられるのだ!


「なるほど!これでフードもマスクも外れにくくなると」

「しかもマスクに厚みがある上にフードもしっかり被れるから、目の色は完全に隠れるな」

「機能的ね!ちょっと胡散臭い占い師みたいだけどよく似合ってるわよ」


・・・それは褒めてないよ?

ともあれ、私の「目立たないように」という注文を

方向性を若干見失いつつも見事に取り入れてくれていた。

そしてマスクにひとしきりはしゃいだ所で、ハタと気付く。


「御礼状書かなきゃ!ねぇ、いい機会だから文字の書き方教えてよ」

「礼状?必要か?そんなもん」

「向こうがお礼にって送ってきた物なんだから、もらうだけでいいじゃない」

「うーん…でも今回は直接手渡されたわけじゃないし、こっちの注文も聞いてもらってるからね。『届きましたよ。ありがとうございました』って手紙で知らせれば、向こうも贈り物がキチンと届いたって確認ができるでしょ?」

「「なるほど」」


御礼状の必要性を説明すると2人は納得してくれた。

その後2人に教えてもらいつつ、御礼状を2通書き上げた。

1通はレオさん宛て。

出立する前に挨拶をしたかったが、城勤めのレオさんにはきっと簡単には会えないだろうと思ったのだ。

だから手紙を書き、そこに国王宛ての御礼状も同封した。

いきなり国王宛てに手紙を出して、即受理されるガバガバセキュリティでは逆に困るからね。信頼できる知人を通すのが1番手っ取り早くて確実だ。


そうして御礼状を出した後、ギルドに立ち寄りラインさんを訪ねた。


「おぉ!遂に届いたんですね?うーん…正直な所、怪しさというか不気味さは否めませんね」

「そうなんですよね…。ただこれから先のことを考えると、素顔を晒すよりはこっちのほうがマシかなぁ?と」

「そうですね。背に腹は代えられないですね。道中お気をつけて。また、いつでもウィムニスに遊びに来てください。本当にありがとうございました」

「いえ、こちらこそお世話になりました。どうかお元気で」


ラインさんに別れを告げてギルドを後にした。

目指すは一路、神聖国ベルマーノ。

そこで待ち受けている運命を、この時はまだ知る由もなかった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


さて今後の予定ですが、次回は6日火曜日に更新を予定しております。


今の所火・木・土に1話ずつ更新していこうと思ってます。

毎日とはいかずとも、なるべく間を空けずにコツコツしていく所存(`・ω・´)ゞ

今後ともよろしくお願いします。

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