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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第5章
62/319

初めてのお仕事

5月病を吹っ飛ばせ勝手にチャレンジ企画!

毎日更新挑戦中!


本日は30日目。後、1日。ざわ・・・ざわ・・・(゜−゜;

それにしても最近やけにあの2人の声がよく聞こえる。

初めの頃は、笑ってる気がする。なんか怒ってるっぽい。とかその程度しか分からなかったのに、この頃は2人が何を言ってるかまで聞こえるようになった。

コレって私の声も向こうに聞こえているんだろうか?ちょっと呼びかけてみよう。

周囲に人がいないことを確認すると小声で呟く。


「ヴェール、ヴィータ、そっちはどう?美味しいお店見つかった?」

「!!カオリ!?…びっくりした。こんなにハッキリ会話ができるなんて初めてよ」

「おぅ、マジでビビった。こんなことあるんだな。あ、こっちは心配すんな、うまい店結構あるぞ。片っ端からマーキングしてあるからお前も後で来ればいい」

「そっちはどう?良い依頼はあった?」

「うん。魔石に魔力を付与する仕事。1週間位だっていうから丁度いいでしょ?」

「そうね。その程度の期間なら問題ないわね。それにしても…ちょっと後で検証が必要ね」

「そうだな。俺達をビビらせるとか、お前ホントおかしいわ」

「ム。失礼な。まぁ、でも確かに検証は必要かも。じゃぁ、そろそろ依頼主の所に到着するからまた後でね」


そう言って2人から意識を逸らした。

あ、コレで良いのか。もう一度2人に意識を向けてみる。

するとやはり2人の声が聞こえてきた。

なるほど、私の意識の問題か。うむ。どちらにしても要検証と。


再び2人から意識を逸らし、目の前の魔道具屋さんの扉を開けた。

中に入ると目に飛び込んで来たのは所狭しと並べられた様々な魔道具。

アクセサリーや文房具、食器や調理器具等の生活雑貨石鹸等の日用品までありとあらゆる物を揃えているようだった。前世で言うところの大型雑貨店。

木造2階建てのシックな雰囲気な店内は落ち着いた照明とほんのり香るアロマが実に居心地のいい空間を作り出していた。


「いらっしゃいませ」


2階の方から声がした。見ると1人の女性が階段を降りてきた。


「何かご入用ですか?」

「あの、ギルドの掲示板を見て依頼を受けに来ました」


柔和な笑みを浮かべた上品なおばちゃま。店長さんかな?

依頼書とサインを貰う予定の書類を見せると、女性は嬉しそうに目を細めた。


「まぁー!急募とは書いたけど、まさかこんなに早く来てくれるとは思わなかったわ。じゃぁ、とりあえずこちらへ来てちょうだい。お茶でも飲みながらお仕事の説明をするわね」


そう言ってレジカウンターの奥へ案内してくれた。

奥にあったのは小さなキッチンとテーブルとイスが2脚と裏口の扉。

その近くに階段がある。地下へと続いてるみたい。

店長がその階段を降りたので私も続く。

地下に到着すると、そこにはまた別世界が広がっていた。


「ごちゃごちゃしててごめんなさいね。ここに座って待っててくれる?お茶を持ってくるわ」


店長さんはそう言うと、再び階段を上がって行った。

私は言われた通りそこにあったイスに座り、辺りをキョロキョロと見回した。

ここは所謂バックヤード、在庫置き場だ。

私の目の前には作業用デスクと魔石。恐らくここが仕事場だ。

しばらくしてお茶を持って降りてきた店長さんがイスに腰掛けたところで

自己紹介と仕事の説明が始まった。

店長はソフィアさん。元王国魔術師団の部隊長だったらしい。スゴい人だった。

いつもは自分でコツコツ魔石に魔法を付与し

職人さんに魔石を渡し商品として加工してもらい納品してもらっているらしい。

職人さん側で魔法を付与してもらうこともできるが

その分割高になるため加工代だけで済ませれば価格に反映させられるという

お客様ファーストな店長さんだった。好き。

しかし今回大口注文が入り、自分だけでは間に合わないと判断したソフィアさんはギルドの掲示板を頼ることにしたのだそう。

よっしゃ!ここは一丁やったるでぇ!

ここまでお読み頂きありがとうございました。


目標達成はできそうだが、その後をどうしよう・・・。

とりあえず明日も更新予定!

よろしくお願いします。m(_ _)m

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