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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第5章
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「待て」ができる犬はスゴいと思う

5月病を吹っ飛ばせ勝手にチャレンジ企画!

毎日更新挑戦中!


本日は26日目。今日も元気に行ってみよう!

「お初にお目にかかります。当代契約者、カオリと申します。お目通りが叶い、恐悦至極に存じます」


すると王は慌てて立ち上がり、私の元へやってきた。


「どうか、頭をお上げください。今日は王ではなく、ウィムニスの一国民としてカオリ殿にお会いしたかったのです」


決して大きな声ではないのによく通るバリトンが響いた。

声をかけられ、ハッとして立ち上がった。


「失礼致しました。このような席は初めてだったもので」

「いえ、こちらこそ。少々配慮が足りませんでしたね。どうぞこちらへ」


そう言って私達に席を勧めてくれたのだが、私には先にやらねばならぬ事がある。

そう、あの2人を召喚しなければならない!…のだが、どうやら私には追い詰められると現実逃避をするという悪い癖があるようだ。

この緊張の中、どうにもよくない好奇心を抑えることができないでいた。

動かない私を不思議に思ってか、レオさんが声をかけてくる。


「カオリさん?どうかされましたか?」

「あ、いや、彼等を召喚しようと思うんですが、あの・・・」


今、私のポーチの中にはいつもの依代人形の他に、さっき商店街で買ったラブリーな天使と小悪魔人形が入っているのだ。

買った後宿に戻って試そうとしていたのだが、4−3−2と出会い話し込んでしまったためにお預けになっていたのだ。もうムリだった。

ヴェールとヴィータが「お前は『待て』ができんのか!この駄犬!」とスゴい勢いでツッコんでくるのだが、私の好奇心の針は振り切ってしまっていた。

しかし2人の名誉のため、一応説明はしておく。

私の好奇心が勝ってしまったがために、本来のものとは違う姿での召喚になることを理解して欲しい旨を伝えると、王は快活に笑いだした。


「当代の契約者様は実にユーモアのある愉快な方だ。構いませんよ。神々の本来のお姿は、多くの書物や文献にも残っておりますので、むしろ違うお姿を拝見できるなんて光栄です」


良かったー!ウィムニス王は冗談の通じる人と心のメモ帳に書いておく。

ポーチからラブリー人形を取り出し床に置くと、名前を呼びかけた。


「ヴェール、ヴィータ」


・・・・・・何コレ?超絶カワイイ。

ヴェールはいつもの美女がちっちゃくなった超美少女。

ラブリー人形と同様に天使の羽と輪っかがついてて

矢じりがハートの弓矢を持っている。

ヴィータもいつもの美丈夫がちっちゃくなった超美少年。

こちらも同様に小悪魔の角と羽、あ、尻尾も付いてる。

そして三叉の槍を持っていた。


「ほほぉ、これはまたなんとも…」「おや、可愛らしい」


などと溜息を漏らしつつ、その愛らしい姿に皆頬が緩むのを止められなかった。

しかし当の本人達は、ムスッとした顔で私を睨む。


「ちょっとカオリ、この空気どうしてくれるのよ?」

「大丈夫、大丈夫だよぉ。ほら、こっちにおいでぇ」

「ふざけんな!ガキ扱いすんじゃねぇよ!」


プリプリしている2人を宥めて、ようやく全員が席に着く。

あぁ、椅子に座っても足が下に着かなくてプラプラしてる。…カワユス。

それぞれを紹介し、時間が惜しいとばかりに料理が運ばれてくると、食欲の権化達は機嫌を直すのであった。

そして食事をしつつ、話は早速本題へ。


「先程は一国民としてと言ったが、今だけは国民としても王としても礼を言わせて頂きたい。コライ村の害獣被害、並びに野盗捕縛に助力を頂いたことを心より感謝申し上げる」


と言うと、王は頭を下げた。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


明日も更新予定!

目標達成まであと少し。突っ走ります!

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